KD-2
JMTSYNTHのKD-2は、デスクトップのディケイ+フィルター・ユニットで、本体パネルのヒットエリアを叩くとトリガーされます。もちろん外部機器からのトリガー信号も入力できます。さらにJMTSYNTHならではの強烈なフィルターエフェクトを装備したことでサウンドのバリエーションを拡げています。
入力には何でも好きな音源を接続してください。シンセサイザーのオシレーター、ガジェットシンセのアウトプット、AM/FMラジオ、iphoneでYouTubeを再生しても良いでしょう。EFFECTと書かれたバイパススイッチを上側にするとサウンドはゲートが閉じた状態になりますので、ヒットエリアを叩くとゲートが開いてサウンドが出力されます。SUSTAINノブでディケイを調整しながらリアルタイムに演奏できます。GAINノブは上げていくと野蛮な倍音が加わります。
フィルターはBPF(バンドパスフィルター)とLPF(ローパスフィルター)が切り替えられ、CUT OFF(周波数)とRESONANCE(レゾナンス)で調整できます。フィルターにかかるSWEEPノブでエグいワウワウのような効果を得る事ができます。フィルターを発振させてブイブイ・ヒャイヒャイさせる事もできます。
SESITIVITYノブはパネルを叩いた時の感度を調整できます。感度を上げれば反応しやすくなるので、例えば本体を置いた周辺の机を叩いたりしてもトリガーするようになります。
トリガー入力に外部機器(モジュラーシンセやKORG SQ-1、Division6 BCSequencerなど)からのトリガーやゲート信号を入力することも可能です。さらにフィルターをモジュレートできるCV入力も装備されているので、モジュラーシンセや他の機器とのオーガニックなコネクションを確立できます。トリガー入力を受けながら、パネル上のヒットエリアを叩くこともできるので、基本的には外部のトリガーで発音させつつ、アクセントを指で叩いて入力するようなプレイができます。
GATEをアナログドラムのTRIGGERに最適な信号に変換する機能を内蔵しているため、TRIGGERでもGATEでも正しく反応します。
電源は極性がセンターマイナスのBOSSタイプの9V ACアダプター(別売)、または9Vバッテリーで駆動するので、ユーロラックモジュラーのような大掛かりなシステムなしで、パーカッションのように指先で、またはトリガー/ゲートシーケンサーからリズムとディケイ、さらに歪とフィルターを調整できる利便性も最高です。
EFFECTスイッチでバイパス切り替え可能なので、リアルタイムでオリジナルサウンドとKD-2のサウンドをスイッチングしながら、6つのノブをぐるぐる回しながら本体を指で叩くという、見た目にもインパクトのある有機的な演奏が可能になります。
*DC9V(センターマイナス、TIP=-)タイプの電源アダプターで駆動します(別売)。