NM-4 "beatsville deluxe edition"

JMT SYNTHのNM-4 "beatsville deluxe edition"は、対称的な2つのアナログシンセを合体させた「ノイズ・シンセ」です。ビーツヴィルで販売するバージョンは、フィルターをモジュレートできるCV入力を追加装備、モジュラーシンセや外部アナログ機器との接続が可能な特別モデルです。

JMTらしい表現力豊かで思いのまま操れるドローンシンセ(OSC1-2)と、制御不可能で予測できないグリッチ的要素を含むOSC3-4-5-6を個別に出力可能。

計6つのオシレーターの周波数ノブに加え、LFOやWAVE、STABILITYなどの特別なコントロール、強烈なハイパス・フィルター、そして押している間だけVOLUME2のサウンドを減衰させるREDUCEスイッチも装備。2つのシンセサウンドのバランスを調整して個別にアウトプットできます。

NM-4 "beatsville deluxe edition"は、フィルター回路をカットオフ/レゾナンス仕様に変更し最終段に配置、外部のCV信号でモジュレートできるようにしたモディファイ・バージョンです。発振気味のフィルターを外部のCV信号で開くようにするとリズミックでクレイジーな演奏が可能です。

NM-4 "beatsville deluxe edition 使用方法

サウンドのセクションはOSC1-2、OSC3-4-5-6の2系統に分かれていて、LEVEL1とLEVEL2のノブで自由にミックスしてモノラルで出力できます。マスターボリュームも個別に用意されています。

真ん中の列のOSC1とOSC2は古典的なシンセドローン・サウンドを作ることができます。LFOセクションが装備されておりレベルとスピードを2つのノブで調整してOSC1-2をモジュレートできます。LFOの波形をトグルスイッチで切り替える事も可能です。

下段は本機ならではの特徴的なシンセサイザー・セクションです。ピッチレンジの広いOSC3-4-5-6の4基のオシレーターと、サウンドの不安定さをクリエイティブな深みをもって制御できるSTABILITY、WAVE1、WAVE2のコントロールを備えています。予期せぬタイミングで加速したり失速したりするランダム性を持ち、様々なノイズサウンドやドローン、グリッチなリズムが生み出されます。押している間だけサウンドを減退させるREDUCEスイッチの存在は、本機の演奏スタイルに特別なバリエーションを追加しています。

またミックス音声には強烈なレゾナンスフィルターを用意。カットオフ周波数とレゾナンスを個別にコントロールしてサウンドに彩りを与えられます。

ビーツヴィル特別モデルにはこのフィルターセクションをモジュレートできるCV入力端子が追加で装備されており、外部のモジュラーシンセなどと接続してプレイを楽しむことが可能になっています。

出力は標準フォンジャックです。

電源は別売の9Vセンターマイナス(TIP=－)のACアダプター(BOSSタイプ）です。電源アダプターは別売です。9V電池(1個）でも動作します。