Heilum
Winterbloon / Helium
Heliumは、3系統の1:3の極めて精度の高いバッファード・マルチプルと、1系統の同じく高精度なAdder(加算器)で構成されています。Winterbloomならではの美しいパネルデザインに、多くの実用性を詰め込んでいます。
4つの端子が1ブロックになっており、縦方向に合計4ブロックあります。上の3つのブロック(チャンネルA,B,C)はマルチプルで、独立して使用することも、チェーンして最大1:9のマルチプルとしても利用が可能です。バッファリングされた各マルチプルのセクションは、その上のマルチプルにノーマライズ接続されているので、必要に応じて各セクションの先頭にある入力に信号を入力するかしないかだけでマルチプルの構成を変更できるので大変に便利で優秀です!
一番下の4端子(チャンネルD)はAdder(加算器)であり、最初の3つの入力に信号を入力して、右下の端子から均等に加算されたミックス信号が得られます。オーディオ信号、CV信号問わず入力できるので様々な場面で役に立つでしょう。 信号を増減せずに正確にミックスできるのでVCOへのCV信号をはじめ、精密な用途には特に最適です。
HeliumはCV信号とオーディオ信号の両方で完全に機能するよう設計されており、美しい青と赤のLEDは、通過する信号の種類(オーディオ/CV)、ポラリティ(プラス・マイナス)を視覚的に色別に識別表示できるので大変に便利です。
そして、私たちがHeliumを「高精度」と言っているのには大きな理由があります。Heliumは他のいわゆる「精密」と呼ばれているマルチプルやアダーモジュールとは異なり、高品質で低オフセット、低ドリフトのオペアンプと0.05%の薄膜抵抗を備えています。このレベルのマルチプルを他に見つけるのは困難でしょう。モジュールは出荷時にデータシートを出力して製品に添付されており、高精度であることを証明しています。
- 4 HP(D=25 mm)
- +35 mA, -35 mA
●日本語マニュアル
高精度のバッファード・マルチプルとして使う
HeliumのチャンネルA,B,Cセクションは、それぞれ3つの出力を持つ独立したバッファード・マルチプルを備えています。これらは"ユニティーゲインバッファー"とも呼ぶことができます。
各セクションの左上の端子が各チャンネルの入力、その右の端子と下に3つのバッファリングされた出力端子があります。各チャンネルのLEDは、プラス信号の場合は青く、マイナス信号の場合は赤く、オーディオ信号の場合は紫に光ます。
さらに、チャンネルBとCの入力はノーマライズ(チェーン)接続されており、各セクションの入力に何も接続されていない場合は、直前のチャンネルの入力がそのまま使用されます。これにより、Heliumを使用して1つの信号を最大9つの出力にバッファー(分配、マルチプル)することができます。
Using the precision adder
HeliumのチャンネルDは、3つの入力と1つの出力を持つ精密なAdder(加算器)として利用することができます。これは3つの入力を1つの出力に合計し、CV信号とオーディオ信号の両方に対して同様に機能します。この精密なAdder(加算器)はユニティゲインミキサーとも呼ぶことができます。
Open source hardware & software
Heliumは完全なオープンソースであり、ハッキングも推奨されています。