Ian Fritz Hypster
モジュラー電子音楽システムで使用するために考案された Ian Fritz氏による電子的な4次ハイパーカオス回路を、Nonlinearcircuitsがユーロラックのフォーマットに応用しました。主要なパラメータは電圧によって制御が可能であり、LFO〜オーディオ帯域に至るまで、幅広い用途で使用できます。
シンプルな周期から、極めて緻密で複雑な信号波形まで生成することができ、8つの関連する出力は多数のシンセサイザーのパラメータを同時に制御したり、複数のオーディオ波形を生成して個別に処理することも可能です。
この特別なカオス回路は、4つの電圧制御積分器をリング状に接続したもので、その一部分は発振ラダーフィルタの構成に似ています。各積分器にはダンピング機能があり6/8位相発振器により近いシステムになっています。最も重要なのは、4つの積分器間の特別な回路要素が、カオス的な発振を生み出すのに必要な非線形性を提供していることです。ステージの1つのゲインとレゾナンスを変化させることができます。これらのパラメータを変化させることで、広範囲の周期信号とカオス的な信号が同時に生成されます。
約3kHzから数分間の軌道を辿る超低速のカオスLFOに至るまで、オシレーターやLFOとして使用が可能です。 予想もつかないような多様なパターンをジェネレートすることが可能であり、CV信号による制御を絡めれば複雑怪奇なパッチングを可能にします。
Ian Fritzはこの地球上で最も優れたハイパーカオス回路を設計しNonlinearcircuits社にユーロラックフォーマットでで自由に動作させることを許可しました。カオス科学は、今や大規模かつ重要な数学的・科学的分野であ理、カオスプロセスは規則的な動作と不規則な動作を組み合わせ、多くの点で作曲や自然音に類似しています。
RATEセクション
- カオスLFOの速度をコントロール(最大3kHzのオーディオレート〜超低速LFOまで可変できます)
- CV入力にクロックや他のCVを入力できます
- コントロールノブ、アッテネーターノブ、CV入力
GAINセクション
- コントロールノブ、アッテネーターノブ、CV入力
DAMPセクション
- コントロールノブ、アッテネーターノブ、CV入力
Fineノブ
- コントロールノブ、アッテネーターノブ、CV入力
出力端子
- X端子、 -X端子 :少なめの振幅(約+/- 3V)
- Y端子、 -Y端子 : 通常の振幅(約+/- 5V)
- Z端子、 -Z端子 : 通常の振幅(約+/- 5V)
- U端子、-U端子:大きめの振幅(約+/- 10V)
- SQUIRRELY / CURLY トグルスイッチ(CVの変動パターンを切替)
- WILD / MILD トグルスイッチ(CVの変動パターンのダイナミクスを切替)
仕様
- ユーロラック12HPサイズ
- D=約40mm
- 64 mA +12V
- 65 mA -12V
- 0 mA 5V
*製品の専用箱はありません。汎用の箱での納品となります。