Keanu
KeanuはTim Held/Podular Modcastとの共同開発で完成した「ファンクションジェネレーティング・マトリックスミキサー」です。
Keanuのコアとなるのは標準的な4x4マトリックスミキサーで、4×出力の全てにVCAを装備、ユニポーラ/バイポーラのセレクトも可能です。
IN A〜Dに入力されたCV/LFO/オーディオソースなどを自在にミックスして適正レベルで出力でき、VCA INへ入力されたエンベロープで増幅を制御することもできます。柔軟性に富んだVCAコントロール付きのオーディオミキサーとしてはもちろん、接続先毎に適切なレベルのモジュレーション信号を送ったり、複数のCVソースをミックスして複雑なモジュレーションソースを生成するなど、使い方は無限にあります。
そして、Keanuの最大の特徴が、各チャンネルにモジュレーション・ソースを追加したことです!
ch1とch2にはRiseとFallタイムでカーブを調整できる「ファンクションジェネレーター」が備わっています。TRG入力でスタートするモードと自動ループのモードがあり、エンベロープまたはLFOで使用ができます。RiseトリガーとFallトリガーも備えているため、幅広い用途に対応します。
内部モジュレーションは、IN端子にパッチングする事で断ち切られ、外部からの入力に切り替わります。通常ではMATHSのようなファンクションジェネレーターとして使用しながら、必要に応じて外部からの信号をマトリックスミキサーで混ぜるなど、自由なアイデアを実現できる、最もフレキシブルな構成です。
ch3とch4には、3×LFO構成の蛇行する電圧ソースを生成できる機能があります。各LFOを個別にコントロールできる3系統のCV入力があり、FREQ C/Dノブで周波数を、SLEWノブでCとD個々にスルーを調整できます。スルーの調整で矩形波を三角波などにトランスフォームしたり、チャンネルに送られた外部電圧にスルーを適用することも可能です。
VCA付のマトリックスミキサーと、内蔵(または外部からの)モジュレーションをパーフェクト融合したことで、どんなシステムにおいても必ず役に立つユーロラック・モジュールがKeanu(キアヌ)が完成しました!