LFSR2R
シフトレジスタにR-2R回路を組み込んだリニアフィードバック・シフトレジスタ・シーケンサ・モジュール!
LFSR2R Manual
シーケンサー、LFSRノイズジェネレーター、セミランダムCVジェネレーターの機能を持つモジュールです。
LFSR2RはLFSR + R2Rの意味で、2つを組み合わせたものです。LFSRとはリニア・フィードバック・シフト・レジスタ(Linear Feedback Shift Register)のことで、R/2Rはデジタル・バイナリ出力を電圧に変換する(DAC)ために使用される抵抗ネットワークです。
ドラム、特にVU-PERCモジュールに適したシーケンサーが必要だった為LFSR2Rを開発しました。VU-PERCモジュールはゲート信号に反応し、ゲート信号の電圧が高低によって、よりハードにVUメータを叩いたり、よりソフトに叩いたりしてサウンド(を調整できるモジュールだったからです。
LFSR2RにはCV入力があり、すべてのゲート出力からの出力電圧をモジュレートすることができます。この機能でVU-PERCモジュールの音量を変調することができました。
このモジュールを設計する際、私は主に以下のような機器のデザインをチェックしました:
- Ciat Lonbarde: Plumbutter.
- Tom Whitwell: Turing-Machine.
- Hackaday: Logic-noise-taming-the-wild-shift-register.
- Ritualelectronics: Amnis.
- Ewa Justka: Rungler.
◉ LFSR2R モジュールの各機能は以下の通りです。
R2R output: R2R回路の出力(0~+10V)で、電圧範囲は下側にあるアッテネータノブ(緑のノブ)で微調整が可能です。
8 x Outputs: シーケンサーのアクティブステップでは、出力電圧の上限が上側にある赤いノブで範囲約0V~+10Vに微調整可能です。アクティブでないステップは0Vです。赤いノブの下にある端子はノブを外部CVでモジュレートできるCV入力です。
Clock input: クロック入力です。基本的には外部からのパルスクロックを入力してください。
XOR& DATA input: XOR入力とその下にDATA入力端子がありますが、どちらの入力も同じ回路を持っています。片方だけを使用する場合はDATA入力となり、両方を一緒に使用する場合はXOR入力となります。0.6V以上の電圧で入力に1を送ります。
XOR入力の隣にはトグルスイッチがあり、XOR入力の有効/無効を切り替えることができます。これは、LFSRランダムシーケンスを行う際に、アクティブなシーケンスを維持したい場合に便利です。一方の入力を無効にすると、シーケンスがループしてしまうからです。
DATA Red button : 赤いボタンはDATA入力(XOR入力の下の入力)に接続されます。これは手動でデータ入力をする場合に使用します。また、LFSRループを行う際にも利用でき、オーディオ・レートでLFSRを使用するのもアイデアの一つです。
Toggle switch: シーケンスから DATA を消去します(DATAを0vに)
DATA がシフトレジスタに入るのをブロックする動作なので、全DATA が消去されるまで最大 8 クロック・サイクルかかります。
- スイッチ上側: DATAをモメンタリーで消去します。スイッチを上側に倒し指を話すと自動で真ん中のポジションに戻ります。
- スイッチ中央: DATを消去しません
- スイッチ下側: 常にDATAを消去します
Schematic (check for mistakes below in PCB layout): LFSR2R-schematic3.jpg