RADIANT
Morphable effect processor
モーフィング可能なマルチエフェクト・プロセッサー
Sinevibes社は、KORG、NATIVE INSTRUMENTS、NOVATION、ROLAND、SPECTRASONICS、Dreadboxcなどの有名ブランドの開発に関わっており、数え切れないほどの受賞歴のある音楽プロデューサーを擁する、革新的な音楽ソフトウェアデザインの職人集団です。
今回Sinevibesは、同郷ウクライナのブランドDnipro Modularとのコラボレーションによって壮大なコンセプトのマルチエフェクトプロセッサー『RADIANT』を共同開発しました。
RADIANTはモジュラーシンセシスのセットアップに、新感覚のダイナミック・サウンドシェイピングをもたらす『マルチエフェクト・プロセッサー』です。
▧ Multi-Effect Processor with Six Selectable Core Algorithms
6つのコア・アルゴリズムを選択できるマルチエフェクト・プロセッサー
Radiantは、6タイプの多彩なコア・アルゴリズムを駆使し「親しみやすい」と同時に、極めて「実験的」であるようデザインされています。あなたは今までに体感したことのないサウンドスケープの世界を発見することになるでしょう!
以下の6タイプのコア・プロセッシングによって、様々な音風景を描くことができます。
- Dub Delay
- Pole Phaser
- Chord Wrapper
- Feedback Shifter
- Distortion
- Re-Trigger
これらの集約されたアルゴリズムは、アンビエントなサウンドスケープや繊細なモジュレーション、複雑で進化するテクスチャー、異次元/別世界のエフェクトまで、広大なサウンドパレットの可能性を冒険するためのものです。サウンドアドベンチャーの未来があなたのユーロラックシステムにインストールされます。
▧ Morphing Between Presets
プリセット間のモーフィング
Radiantの際立った特徴の1つが『プリセット間のモーフィング機能』です。これにより、異なるエフェクトの状態をシームレスに移行し、進化したダイナミックなサウンドを実現します。
様々なサウンドテクスチャーの間をスムーズにトランジションできるRadiantは、ライブパフォーマンスでもレコーディングでもサウンドを輝かせ、オーディエンスを驚かせるでしょう!
▧ Three-Band Filter
3バンド・フィルターがもたらす完全なエフェクト効果の演出。
Radiantは3バンド・フィルター(HPF/Notch/LPF)を搭載、より完全なシェイプのエフェクトサウンドの追い込みを可能にします。エフェクトの微調整はもちろん、特定の周波数帯域を分離してよりコントロールしやすいサウンドを作ることもできます。このフィルターこそが完璧なエフェクトを与えるための重要なキーとなっています。
▧ Reverb and Sound Reverse
リバーブとサウンド・リバース
コア・アルゴリズムに加えて、Radiantは個別の高品位『リバーブ・エフェクト』を装備。サウンドに荘厳な空間と奥行きを加えられます。
さらに『サウンド・リバース』機能は、オーディオ信号を反転させることで実験的な逆回転サウンド操作を可能にする素晴らしいファンクションです。外部クロックに同期した、美しい逆再生エフェクトが独創的な世界観を演出します。
▧ Preset System and Save Function
保存とプリセット
Radiantは、3つのスロットに異なるエフェクト・コンフィギュレーションを保存し、呼び出すことができるプリセットシステムを搭載しています。これらのプリセットはリアルタイムにモーフィングが可能で、クリエイティブな可能性を無限に拡げてくれます!
▧ User-Friendly Interface
ユーザーフレンドリーなインターフェース
複雑でかつてないサウンド・プロセッシングを実現しながらも、Radiantはシンプルで直感的なユーザーインターフェイスを貫いています。使いやすいコントロールで、エフェクトの素早い調整やリアルタイムでの微調整が簡単です。パワフルでありながら親しみやすく、クリエイティブなサウンドデザインのためのツールを磨き上げました。
▧ Specifications
・Dimensions:14 HP(D=42 mm)
・Current Draw:140 mA +12V、40 mA -12V、0 mA 5V
▧ Firmware & Calibration
Firmware 1.4 Update
ファームウェアの更新、ノブキャリブレーションについては、こちらのPDFドキュメントをご覧ください
https://cdn.shopify.com/s/files/1/0344/8215/9749/files/Radiant_firmware_update.pdf?v=1736151485
▧ Video
▧ Dnipro Modular Radiant 日本語マニュアル
QUICK START GUIDE
Radiantを探求しよう!
Dnipro ModularがSinevibesと共同開発したクリエイティブなマルチエフェクトプロセッサー。古典的なアルゴリズムと革新的なアルゴリズムの両方を搭載し、プリセット間のモーフィング機能を備えています。Radiantには、3バンドフィルター、リバーブ、サウンドリバース、選択可能な6つのコア・アルゴリズムが搭載されています。
CORE
Radiantのエフェクトは「トライアド」と呼ばれるセットにグループ化されており、それぞれに3つのコアエフェクトが含まれています。
トライアドを選択するには、FUNCボタンを押しながらCOREボタンを押します。
もう一度COREボタンを押すと別のトライアドに切り替わります(現在、利用可能なトライアドは 2 つです)。
トライアド・メニューを終了してメイン・モードに戻るには、CORE ボタン以外のボタンを押します。
トライアド内でコアエフェクトを選択するには、メインモードでCOREボタンを押します。
1st Triad (LED赤)
- Dub Delay
- Feedback Shifter
- Re-Trigger
2nd Triad (LED黄 )
- Distortion
- Chord Wrapper
- Pole Phaser
SPACEノブは、リバーブの量と大きさの両方を調整するマクロ・コントロールです。
各アルゴリズムには3つの専用モード・コントロール(Frequency、Feedback、Orbit)があります。ほとんどの場合、FrequencyとFeedbackはその名の通りに周波数とフィードバックを調整します。ORBITノブは、選択したコア・アルゴリズム毎に固有のパラメーターをコントロールします。
各アルゴリズムの詳細は、本マニュアルの最後に記載されています。
FILTERS
Radiantには3系統の12dBフィルター(LPF、Notch、HPF)が搭載されています。
フィルターは『ウェット信号のみに適用』または、『ドライ信号とウェット信号の両方に適用』を選択できます。ドライ信号とウェット信号の両方にフィルターが適応されている場合には、HPF、Notch、LPFの間にあるLEDが点灯します。
専用のフィルターCV入力は、-5~+5Vのバイポーラ信号に対応しています。
FLIP
FLIPボタンは、サウンドに『リバースエフェクト』を適用します。リバース機能はクロックに依存するため、同期を維持するにはクロック入力にクロック信号を適用するか、タップテンポ機能を使って手動でテンポを設定する必要があります。詳しくは後述クロックの項をご参照ください。
FLIPボタンとFUNC(ファンクション)ボタンを同時に押すことでFlipモードを選択することができます。ボタンを押すと、CORE LEDが現在選択されているフリップ・モードを表示します。
COREボタンを押すことで、2つのモードを切り替えることができます。
リバースはウェット信号のみに適用されます。
リバースはウェット信号とドライ信号の両方に適用されます。
FUNCとともにFLIPボタンを2回目に押すと、反転の開始点がリセットされます。
リバース・ループを時間的にオフセットしたい場合に便利です。
IN and MIX
INノブで入力オーディオのゲインを設定し、MIXノブでドライ/ウェット信号をミックスできます。どちらのノブにも専用のCV入力があり、-5~+5ボルトのバイポーラ信号を入力できます。
Radiantはモノまたはステレオ信号に対応しています。
CLOCK and Tempo Sync
Radiantのいくつかのエフェクトはテンポに依存し、専用CLOCK入力から外部クロックに同期させることができます。
CLOCK入力パッチケーブルを挿入すると、Radiantは自動的に外部クロック同期に切り替わります。現在、4 PPQのクロックパルスに対応しています。
また、FUNCボタンとVCF(TEMP)ボタンを同時に押し、Coreボタンを押してタップテンポ入力することで内部テンポを設定することも可能です。これはクロック入力端子に何も入力されていない場合にのみ可能です。
PRESETS and MORPHING
エフェクト設定をプリセットとして保存することができます。保存するには、FUNC ボタンを押しながら MEMO ボタンを押します。次にCOREボタンで3つの保存スロットの中から1つを選択し、MEMOボタンを2回押して保存を確定します。
Memoボタンを押すとプリセットモードになります。プリセットモードでは、Radiantは3つのユーザープリセットのいずれかを読み込みます。現在アクティブなプリセットは緑色のランプで表示されます。
MEMOモードでノブを動かしたり、CVでモジュレーションすると、プリセットのパラメーターが一時的に上書きされます。
専用のCV入力を使って、3つのプリセットをスムーズにモーフィングしたり、瞬時に切り替えたりすることが可能です。なお、このCV入力はMEMOモードがアクティブの時のみ機能します。
MEMOモードでFUNCボタンを押したままにすると、モーフィングが一時停止します。FUNCボタンを押したままパラメーターを変更したり、プリセットを上書きすることができます。
プリセット・スロットに異なるエフェクトが保存されている場合、それらの間でモーフィングを行うと、クロスフェードが発生します。これはトライアド内でのみ機能します。各トライアドは、それぞれ独立したプリセットスロットのセットを持っていることに注意してください。
CORE algorithms parameters:
Technical details:
Audio resolution: 48 kHz, 24 bit audio
Width: 14 HP
Power consumption:
Module depth: 42 mm with a power cable inserted
CV inputs: -5 +5 volts
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ファームウェアの更新、ノブキャリブレーションについては、こちらのPDFドキュメントをご覧ください
https://cdn.shopify.com/s/files/1/0344/8215/9749/files/Radiant_firmware_update.pdf?v=1736151485