Sensory Coupler
BleepLabsの Sensory Coupler は、皮膚の接触(タッチ)、近接、光量、磁界、モーションなどをモジュラーシンセなどで利用できるCVやゲート信号に変換する事ができます。

- タッチコンタクトと1/8″TRSジャックのセンサーインターフェイス。もちろん他のセンサーやエクスプレッションペダルなどのデバイスを追加することもできます。
- キャリブレーションモードを装備。センサーごとに最適な出力値(0-10V CV範囲)を利用できるようにキャリブレーションが可能。
- キャリブレーションまたはRAWセンサデータに基づく0-10VのCV出力。
- スレッショルドレベルを調整することで、2つのゲート出力を利用できます。センサーの読み取り値がスレッショルド以上、またはスレッショルド内にある場合、GATEは12Vを出力し、!GATEは0Vを出力(GATE出力と反対の動作になる)。
- スムージングモード搭載。センサーの測定値は、意図しない時にカオスになることがあるため、2つのスムージングモードが用意されています。1つは、読み取り値を単純に平均化してゆっくりとした上昇と下降を作り出すモード、もう1つは、ディケイを調整できるエンベロープ・フォロワーのような働きをするモードです。
- 大型LEDストリップディスプレイ搭載。センサーの読み取り値、スレッショルド、スムージングモードなどを視覚的に表示します。
- USB MIDIスタンドアローンモードでは、Sensory Couplerはモジュラーの+-12V電源なしで動作し、内蔵のUSB-Cコネクタから電源を取得し、MIDIノートとCCを送受信することが可能です。USBモードでは、ゲート出力は12Vではなく4V動作になり、CV出力は無効となります。
- サイズ:6HP(D=約33mm)
- 12V:60mA〜 最大180mA、
- -12V:5mA
- 5V:なし
【製品の内容】
- Sensory Coupler本体
- 光量センサーボード(light sensor)
- 磁気センサーボード(magnetic sensor)
- 加速度センサーボード(motion sensor)
- 長さ120cmのTRSパッチケーブル
- 長さ12cmの折り曲げ可能なTRSケーブル
- タッチセンサー用25mmワニ口クリップケーブル
- ホールセンサ用ドーナツ磁石
- すべての入出力はバッファリング、プロテクトされています。タッチセンサーもプロテクトされています。
- 入力はTRSで、基本的には付属センサー専用ですがDIYも可能です。
- ピン配列は、Tip - 3.3V supply、Ring - 0 to 3.3V sensor input、Sleeve - groundです。0〜3.3Vのアナログ信号を送信するあらゆるデバイスを接続することができます。
*参考リンク→ Sensory Coupler DIY guide
Getting started
キャリブレーションは、センサーが読む値の上限と下限を読み取り、0-10Vのフル出力に対応させるものです。
CALボタンを押し、センサーにフルレンジの入力を与えます。CALボタン横のLEDが点滅し、LEDストリップには現在のセンサー値が赤色で表示されます。現在のHighレベルよりも高い新しい値を受信すると、ストリップの上部に白い光が点滅します。新しい低レベルの値を受信した場合、ストリップの下部が点滅します。
例えば、タッチセンサーを使用する場合、キャリブレーションを押し、モジュールから少なくとも1フィート離れます。その後、デバイスを使用するときと同じように強く接点に触れてください。
光センサーを使用する場合は、センサーを覆い、そこに光を当てます。
もう一度キャリブレーションを押すと、通常の動作に戻ります。
キャリブレーションデータは電源を切ると保存され、センサージャックに何かを挿し込んだり抜いたりするとリセットされます。
CALを押し続けると、キャリブレーションデータがクリアされます。CALの横のランプが消灯し、デバイスがRAW入力モードであることを示します。
端子説明
SENSOR -
TRSセンサー・インターフェイス。このジャックに何も接続されていない場合、デバイスはタッチセンサーをセンサー入力として使用します。
CV -
0-10V CV アウトプット
GATE -
センサーのレベルがスレッショルド値を超えているとき、またはスレッショルドの範囲内にあるときにハイゲート信号を出力します。
!GATE -
GATE の反対のデジタル出力を行います(
Outputs digital opposite of GATE.)。selsorレベルがスレッショルド以下または範囲外の時にHighになります。
Controls
THRESHOLD -
スレッショルドレベルを設定します。ADJを押しながらTHRESHOLDを調整すると、スレッショルドの範囲を調整することができ、白い線で表示されます。
SMOOTH -
ノブ位置が12:00の時は、入力されるセンサーレベルのスムーシングは行われません。このモードでは、センサー値を表示するLEDは水色から緑色に変化します。
12:00より右側に回すと、センサー値はよりスムースになります。このモードでは、LEDは青色で表示されます。
CAL -
センサーの読み取り値をキャリブレーションします。センサーや環境の違いにより、センサーからの電圧出力は異なるので、読み取り値を0-10V出力に変換するためにはキャリブレーションが必要です。
このボタンを押すと、キャリブレーションモードを開始または終了できます。ボタン横のLEDが点滅し、LEDストリップは現在のセンサー値を赤色で表示します。現在のHighレベルよりも高い新しい値を受信すると、ストリップの上部に白いライトが点滅します。新しいローレベルの値を受信した場合、ストリップの下部が点滅します。
ADJ -
ボタンを押すと4つの出力モードが段階的に切り替わり、このようにLEDストリップ上に4色のブロックで表示されます。最初にボタンを押したときは、デバイスはどの出力モードが選択されているかを変更せずに表示します。ADJの横のランプが点滅し、ADJボタンが2秒間操作されないと、デバイスはそのモードを終了します。
- 1番上のブロックを選択すると、センサーのレベルに応じて0-10Vを出力するデバイスとなります。
- 2番目は0-5Vのみを出力します。
- 3番目は5V-0を出力し、センサーの読み方を反転させます。例えば、光センサーを取り付けた場合、センサーが暗くなるにつれて出力電圧が5Vに向かって上昇します。
- 最後は10V-0、反転したフルレンジ出力です。
- ADJを押しながらTHRESHOLDを回すとスレッショルドを変更することができます。
- ADJを押しながらSMOOTHを回すと、全LEDの明るさを設定できます。
スレッショルド値、LEDブライトネス、出力モードは、電源オフ時に保存されます。キャリブレートレベルは保存されません。
SENSORジャックに何も差し込まれていないとき、TOUCH接点はアクティブになっています。タッチセンサーの横のランプが点灯して確認できます。単体で使用することもできますし、ワニ口クリップケーブルや導電性のあるものでより大きな導電面に接続することもできます。