2OPFM
2OPFMは、2オペレータのFMボイスと、ディケイエンベロープを、6HPの省スペースサイズに集約。これ1台で弾けるようなメロディラインから、特徴的なFMボイスのパーカッションサウンドまで、幅広いサウンドメイクを可能にしています。
内蔵のディケイエンベロープは装備されるスライダー、または入力される外部CV信号で調整が可能です。
シンプル&ピュアなサイン波から、複雑なFM(フリーケンシー・モジュレーション)まで自在に出力できるオシレータとしての性能に加え、パーカッシブなサウンドを細かく刻めるディケイスライダー、さらにピッチCV入力、ディケイセクションにより複雑な動きを加えられるディケイエンベロープCV入力も追加装備。FMはスライダー(FMモジュレーション量)と、KHzノブ(キャリアオシレータの周波数)で細かく調整が可能です。
ディケイを利用したパーカッシブサウンドは、キックやタム、金属的なパーカッションやウッドブロックのようなサウンドまで、本当に様々なサウンドが実現できますが、なんといってもFMを利用したキックサウンドは、本機ならではの素晴らしいサウンドであり、倍音を絶妙に変化させることで存在感のあるキックドラムのサウンドが作れます。
またKHz入力にメロディ用のCVを入力してのアルペジオや、ランダムメロディのパーカッションなど、2OPFMだけで様々な応用が可能です。
価格帯を超えたナイスサウンドが魅力のSuper Synthesisの代表的なモジュールです。
- サイズ:6HP (D=約25mm)
- 付属品:Eurorack Power Cables (10pin - 16pin)
2OPFM 使い方
FM:キャリアのFMモジュレーション量です。FM CV入力は、スライダーのオフセットとなります。
KHz:キャリア・オシレータの基本周波数。 CV入力はノブのオフセットとなりピッチを調整します。
RATIO:モジュレーター周波数とキャリア周波数の比率を決定します
OP1:メインのオーディオ出力。
TRIG:立ち上がりエッジは内蔵のエンベロープをトリガーします。 このエンベロープは、キャリアの振幅とモジュレータを(わずかに速いレートで)変調します。エンベロープがアクティブな場合には、入力されるトリガーは無視されるため、ディケイのスライダーに基づいた周波数分割が可能になります。
Power Requirements:
+12V: 45mA
-12V: -5mA
注意:本モジュールの電源ヘッダーには-12Vのマークが付いていません!電源ケーブルの赤いストライプを下側にして電源を接続してください。-12Vが下側です!
注意:本機はトリガーがないと発音しませんが、最初に電源をいれて起動した際には、オシレーターはドローンで発音しています。一度TRG入力にトリガー信号を入力して通常動作させると、その後はTRG端子からパッチケーブルを抜いてもドローン発音せず、トリガー入力がないと発音しない通常モードになります。
電源起動時のドローン発音時は、FMスライダー、RATIO、KHzなどはパラメータ可変できますが、ディケイスライダーなどは動作しません。裏技的にこの状態で利用するのもアイデアです(本来の使用法とは異なります)。