4Swing1d
Gijs Gieskesの天才的な頭脳から生み出された傑作。あなたのモジュラー演奏にイマジネーションとスパイスを与えられる多機能で個性的なモジュールです。
4Swingは、スイング機能を備えた4ステップを備え、内蔵クロック(2レンジ切替)または外部クロックで動作します。RATEは右上のノブでLFO〜オーディオレンジまで幅広く調整できます。1ー4のノブでシフト値を調整してシャッフルビート(スイング)を設定できます。完全に制御されたモタつき、前のめりなビート、機関車のようなリズム、変態的なグリッチビートまでアートフルな表現が魅力です。
Startボタンでプレイ/ストップでき、小さなStepボタンは任意のステップでシーケンスを停止させたり、意図的にステップを進めることができます。ステップ数はリアルタイムで3/4/2ステップに変更可能です。Reset端子もあり最初のステップへの強制リセットもできます!
Rangeスイッチを押すとクロックを高速化できるので、それは4つのスピードを持ったVCO、VCLFOのように利用することもできます(クロック出力の音をモニターします)。3/4/2のスイッチでバリエーションを切り替えできます。CV入力に外部シーケンサーなどから信号を入力することでVCOをモジュレートできます(1v/1ovtにトラッキング調整可能)。またVCOとして音声出力している際に外部クロックを入力すると、1-4ノブでピッチを調整できるので、4ステップシーケンサー+オシレーターとして使用できます。
4SwingにはCV出力があり、1-4のノブ設定を反映したステップ状の出力を得ることができるので、4ステップのCVシーケンサーとして使用できます。外部クロックを入力すれば普通のCVシーケンサーとして利用でき、内蔵クロックで使用すると1-4のノブ位置がクロックシフトとピッチを共有するという変な仕様になりますがこれがまた楽しくやみつきになります。
1-4のゲート/トリガー出力も備えており、ステップごとに何かをトリガーするために出力することも可能です。
端子は、クロック入出力、CV(VCO)入出力、リセット入力、1,2,3,4のゲート/トリガー出力です。CV入力にはアッテネーターノブがあります。
色々な使い方が想像でき、個性的なモジュラーシステムに欠かせない存在となりそうです。
- 10HP(D=約50mm)
- 消費電流: +18mA -5mA
*Gijs Gieskesの開発コメント
私がよく使っているDoepfer A-147のDIYバージョンが欲しくて開発しました。シンプルなシーケンサーとクロックディバイダーとの組み合わせで、基本的には私がいつも使っているセットアップです。4Swingで4017(ディケイドカウンター/ステップシーケンサー)を使っている理由はスイングが欲しかったからです。
このスイング機能はCollin Bendersのビデオに部分的にインスパイアされたものです。 4017ステップシーケンサの個別出力はDAS DING baby 8からヒントを得ました。 AND GATE + 4017のトリックはPeter Edwardsのシーケンサから発想を得たものです。 オクターブ1VのトラッキングVCOは、Moritz Kleinsのビデオとエレクトロミュージックフォーラムで見つけたKassuのVCOの組み合わせから学んだものです。
4Swingの使い方
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1-4ノブ:左側に縦に並んだ1,2,3,4の表記のあるノブです。シフト/デバイドを調整します。
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RATEノブ:右上のノブです。VCLFOまたはVCOの速度を調整します。LFO(低速)からオーディオレート(高速)まで調整できます。Rangeスイッチもあります。
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Start:VCO(VCLFOまたはクロック)をスタート/ストップします。
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Step: シーケンサーを任意のステップで停止させたり、意図的にステップを前進させたりできます(小さな黒いスイッチ)
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3/4/2: シーケンサーのステップ数をリアルタイムに4ステップ、3ステップ、2ステップで切り替えできます。
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CV入力のアッテネーターノブ: 3/4/2トグルスイッチの下にあるノブは、CV入力に接続された信号の強さを調整します。
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Range:Rangeボタンを押すとRATEの速度を高速化できます。
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Reset: Reset端子にトリガー信号が来るとシーケンスを最初の位置に強制リセットします。
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クロック入力:4つ並んだ端子の上段、一番左側の入力端子は「クロック入力」です。ここに外部のクロック信号を接続すると内蔵クロックから、外部クロックに切り替わります。VCOは同時に機能します。
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CV入力:4つ並んだ端子の上段、左側から2番目の入力端子は「CV入力」です。CVアッテネーターのノブを開いてCVを有効にします。シーケンサーを駆動するVCOを制御します。チューニングすれば、1Vを5オクターブ以上追従できます。
1オクターブあたり1Vの追従性を調整するための多回転トリマーポットメータがあり、リセット入力の左下に配置されています。
- CV出力:4つ並んだ端子の上段、左側から3番目の出力端子は「CV出力」です。シーケンサのステップにおける電圧で、0〜+10vです。
- クロック出力:4つ並んだ端子の上段、左側から3番目の出力端子は「クロック出力」です。電圧レベルは2mmのマイナスドライバーで設定でき、出力信号は+電圧と-電圧で約0Vから22Vのピーク・トゥ・ピークになります。
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1,2,3,4出力:4つ並んだ端子の一番下の列は、ステップ・シーケンサーの「各ゲート出力」です(0〜+10V)。
*従来モデルの1aから1dになりました。1dは従来モデルの1aと1bの機能を融合させたモデルになります。
【バージョン履歴】
- 4Swing1a(生産終了):ゲートリセット入力がリセットされます。(最も標準的なオリジナルバージョン)
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4Swing1b (生産終了): BLACK Rateボタンで設定できる2つの異なるモード。
・高周波モード: ゲートリセット入力がリセットされます
・低周波モード: ゲート・リセット入力は無視され、代わりにゲート信号の間だけシーケンサーをホールドする。(この機能を追加したのは、低周波でリセットを使うことがないのと、ホールド機能がとても良いからです) - 4Swing1c expander a: 4Swing1aと4Swing1dに接続できるエキスパダー
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4Swing1d: 4Swing1a+4Swing1bの最新バージョン
ゲート・リセット入力はスイッチでリセットまたはホールドできる。