Aikido
コンパクトで超機能な4ch VCA / パフォーマンス・ミキサー。
Bastl InstrumentsのAikidoは『4チャンネルのVCA/ミキサー』ですが、他社製品とは決定的に異なる要素、群を抜いた機能性を備えています。システムの中心となるモジュールとしての基本性能、サウンドの良さと信頼性が全てありながらも、応用性に富んだサイドチェイン・エンベロープフォロワー、クリックレスMUTEを備えたパフォーマンスミキサーとしての拡張性、考え抜かれた内部ノーマライズ構造やアッテヌバーターの搭載がAikidoを特別なモジュールにしています。そしてそのサイズは11HPとコンパクトです。
シンプルなVCAやミキシングだけでなく、ブーストやフィードバック、帯域別レスポンスやレスポンスカーブを調整できるエンベロープフィルター、サイドチェイン、コンプレッサー/エキスパンダーなど、これほど多くの実践的な可能性があるVCAモジュールは他にはありません。
◉Aikidoの👍ナイスなポイント
■ 4 x VCAチャンネル
(概要)AikidoのVCAには、4×入力、4×出力、4×CV入力があります。CV入力と出力はノーマライズ(内部接続)されているので、CV Aにパッチすると、同じCVが入力B、C、Dにも適応されます。出力Dは出力A、B、Cのミックスダウンとなります。CV BにパッチすればAとB/C/Dグループになり、CV A~Dの全てにパッチすればA/B/C/D全て独立したVCAチャンネルになります。
4つのアッテヌバータ(ノブ)は入力CV信号の出力を+/-方向に増減します。フェーダーは最大6dBのブーストを持っています。
独立したMix出力が装備されている事で、4chのパフォーマンスミキサーとしても活躍します!
- 4×VCAチャンネルはオーディオ(エンベロープ信号で音量を変化させる)、CV(LFOなどのコントロール信号のレベルを調整)の両方に使用可能(DC結合)
- 考え抜かれたノーマライズ/内部ルーティング(様々な設定をパッチングなしで実現したり、必要に応じて信号を割り込ませたりする事ができる)。
- フレキシブルなミキシング機能、マスターMIX出力(AC結合)があるのでミキサーのように使用する場合に便利
- チャンネル毎にMUTEスイッチ搭載(LED表示付き、プリ/ポスト設定、ポップノイズの出ない設計)
- CV入力にはアッテヌバーター(+/-方向にCV量を調整)を装備
- 6dBブースト可能なレベルフェーダー
■ サイドチェイン・エンベロープ・フォロワー
(概要)エンベロープ・フォロワーは入力された信号のレベル変化をCV信号に変換します。入力Aはサイドチェイン入力にノーマライズされている(何もパッチされていない場合)ので、アッテヌバーターノブで信号のコンプレッション/エキスパンドを行う事ができます(もちろん外部信号を接続できるSide Chain入力端子、エンベロープを出力できるENV出力端子もあります)。サイドチェインのレスポンス・カーブはFast、Medium、Slowで設定可能です!
- 入力(A入力にノーマライズ)
- 出力(CV入力にノーマライズ)
- Fast、Medium、Slowカーブ選択スイッチ
■ スペクトラル・エンベロープ・フォロワー
(概要)チャンネルDの出力を解析しフォロワーの帯域を低域、中域、高域にフォーカスする機能です。例えばフルドラムの音源ソースに対してキックドラムの低い周波数にのみフォーカスしたエンベロープを利用する事が可能になります。これは音楽を魅力的に仕上げるための非常にパワフルなツールになります!
- チャンネルD出力からの入力を解析
- パッチ可能なSPECTRAL ENV出力
- フォロワーを低域、中域、高域にフォーカスするスイッチ
■ 基板ジャンパ
- ダイレクトVCA出力のプリ/ポスト MUTE選択
- カスケード・ミキシング入出力(2台のAikidosを8chミキサーとして利用できます)
- メイン・ミックス入出力(ノーマライズされたMIX出力のチェイン用)*BASTL BUDDYと接続可能
■ 仕様
- 11 HP
- 24 mm deep
- +12V <120 mA, -12V <120 mA
◉ Bastl Instruments / Aikido 日本語ホームページ
https://umbrella-company.jp/products/aikido/
◉ Bastl Instruments / Aikido 日本語マニュアル
https://umbrella-company.jp/corporate/wp-content/uploads/2023/02/bastl-instruments-aikido-manual.pdf