Bongo Fury
キャプテン・ビーフハートとフランク・ザッパのアルバム『Bongo Fury』と同じ名前のモジュール。そのアルバム同様にフリーキーなパーカションサウンドやアバンギャルドなベースドローンなどを演奏できます。
基本設計は有名なツインT回路構成のオシレーターで、トリガーとCV入力、またはその両方で発音し、エンベロープと周波数を可変できるノブを備えています。LEDをノンリニア抵抗器として動作させた独特な設定により聞いたことのないような興味深いサウンドを見つけることができました。
合計で3チャンネルのセクションを備えており、複雑なリズムのコンビネーションとインド音楽のようなリズミックな音階などが楽しめます。設定によって自己発振し、ゴムのような独特な低音サウンドを発生させます。
TRIG入力に一般的なトリガー・ゲートを入力して、OUTからの出力を聴くと、オーガニックなキックドラムサウンドを得ることができます。FREQノブを可変させていくとキック・ベース帯域〜中高帯域のボンゴサウンドまで幅広く可変することができます。
ENVノブは最小位置付近では発振(ドローン)となり、中央に向けて回していくと短いディケイになっていくので、過激なベースラインから、一般的なボンゴサウンド、余韻の長いタブラのようなサウンド、ウッドブロックのようなポコポコサウンドまで幅広く調整することが可能です。
ここにCV入力をプラスすると、中近東風のエスニックなパーカッションサウンド、タブラ的なトリップパーカッションサウンを表現できます。ディケイは長めに設定してランダムソースやLFOなどを入力すると素敵です。
TRGには何も接続しないで、CV入力にだけ信号を入力することもできます。この場合もENVノブを調整してドローンからパーカッシブまで多彩に表現が可能です。
独特な倍音を含むオーガニックなサウンドはとても美しく、全部で3つあるチャンネルを複雑に絡ませることで、リズムやベースラインをこの1つのモジュールから作ることができます。
- サイズ:8HP
- 奥行:約25mm
- LEDの色は入荷毎に異なります