Cloudbusting(Blinking Eye Edition)
オランダ・アムステルダムのガジェット楽器ブランド"Error Instruments"による世界で最も実験的なユーロラックモジュラー「Cloudbusting(Blinking Eye Edition)」です。"cloudbusting" の直訳は 「雲を退散させる」 という意味であり、この限定版のユーロラックバージョンには「エクスペリメンタルシンセサイザー」と片仮名でパネルに印字されています。眼が光ります。
Cloudbustingは、完全に実験的なモジュラーシンセサイザーです。パッチを適用できる11のポイントがあり、6つのモードと各モジュレーションポイントが備わっています。実験的なオーディオ体験と奥深いドローンを自在に操ります。伝説的なモジュラーシンセサイザーのCiat Lonbarde "Plumbutter" / Rollz-5に影響を受けたオシレーターの設計と奇妙なフリーケンシー・モジュレーションは本機を格別な音響に仕上げています。
円状に並んだ金属ポールにアリゲータークリップ(付属)やメタルワイヤーでパッチングします。中央の線を境に上側がインプット、下側がアウトプット・セクションです。出力はすべて天気のシンボルを持っており、マスターは太陽です。太陽はモードセレクターであり、これを最初にパッチします。すべてのモードで、他の出力はモードに応じて異なるパラメーターを持つようになります。好きなだけ組み合わせてパッチを適用し、出力から入力に至るまで、クレイジーなパッチを自由にデザインしてください。
また4つのノブにはそれぞれCV入力が設けられており、外部のCV/LFOソースなどでモジュレーションが可能です。
あなたは気象を操ることで、あらゆるエクスペリメンタルな音響をプレイできるようになります!
Cloudbusting の使い方
Cloudbustingは実験音楽のためのシンセサイザーであり、決まった使い方はありません。感性の赴くままにパッチングして実験する事で得られる音響を耳で体験してください。
いくつかの使い方のヒントを示します。
1、パネルを分割しているラインより上はインプットセクション(モード)です。これらの6モードを選択するには「希望のモードのポール」と下側のセクション(アウトプット)の「master」をパッチしてください。4つのノブの機能はモードによって異なります。
- seq(シーケンサー)- 4ステップ・シーケンサーです。ノブでピッチを変更します。変更したいノブの側にある小さなプッシュスイッチを押すと、そのノブを有効にし値(ピッチ)を変更できます
- drone(ドローン)- ドローンモードです。
- plum(プラム)-Ciat Lonbarde "Plumbutter"にインスパイアされた独特なフィルタリング/レゾナンスが特徴のオシレーター回路です。驚くほどオーガニックなトーン。
- chord(コード)-4ボイスのハーモニックドローン
- FM(フリーケンシーモジュレーション)-過激なサウンドです。
- rand(ランダム)-5モードをランダムに切り替えます。
2、パネルを分割しているラインより下はアウトプットセクションです。wave、voice、env、pulseのポールがあり、上部のインプットセクションの6個のポールとパッチングしてサウンドを選択できます。
- wave - ウェーブフォーム 1-6
- voice - ボイスパターン 1-6
- env - エンベロープ 1-6
- pulse - パルス 1-6
3、CV1/2/3/4に外部CV信号を接続できます。
4、パッチングにルールはありません!自由に接続して新しいサウンドを発見してください!
5、金属ポールの部分には外部の機器からの信号を接続しないでください!金属ポール部分にはCloudbustingのセルフパッチングのみ有効です。外部CVは必ずCVインプット(入力端子)の方に接続してください。金属部分にパッチケーブルのジャック部分を直接当てるとサウンドの変化があるため多くのお客様がやってみたくなるのですが、故障する可能性があります。金属のポール部分の接続は内部パッチ(2V)の専用設計のため、それ以上の電圧が流れると故障の原因になります。それに対してCV入力はもちろんユーロラックでのCVで問題なく使用できますので必ずそちらをご使用ください!
NOTE
* Error instrumentsのガジェット楽器は筐体の塗装や外観に多少の"エラー"があります。小さな傷や塗装のクラックがございますので予めご了承の上お買い求めください。