BUGBRAND / PHASE

12のオールパスフィルターから成るステージで構成され、フルバランスの入出力、フィードバック、内蔵LFOまたは外部ソースからのモジュレーション機能を完全装備しています。BugBrandのプレミアムラインであるブルーシリーズのPhaserモジュールを継承しており、プレイアビリティを最も優先したスタンドアローンのデザインに仕上がっています。

ブロックダイアグラムを見てわかるように、メイン入力は一般的なラインレベル信号用に設計されており、最大20dBまでの可変ゲインを持っています。ゲインを高く設定すると、極上のソフトクリッピング（オーバードライブ）を必要に応じて得ることができます。

オールパスフィルター・ステージのマジックは、2164クワッドVCAチップ3基を中心に構築され、振幅を維持しながらフィルター周波数で信号の位相を変化させることで達成されています。ドライパスとプロセッシングパスをミックスすると、周波数が互いに打ち消し合い、周波数特性にピークとディップが生まれます。メインのPhaseコントロールは、モジュレーションと組み合わせて、フィルタリングの中心周波数を設定し、オーディオ・スペクトラム全体をカバーします。

ダイヤルインできるフィードバック回路は、位相段の出力を入力に戻し（ノーマライズされたジャック接続を経由し、さらなる外部プロセッシングの実験も可能です）、レゾナンスのエッジまでのフィルタリングを強調します。Add/Subtractスイッチは、フェーズ出力とフィードバック入力を反転させ、2つの異なるレスポンス・モードを提供可能です。さらに、内部ジャンパーを使用して、フィードバックを第1または第2フィルター・ステージのいずれかに入れることで、微妙な動作の違いも実験できるようになっています！（標準では第2ステージに設定されており、ポジションは下です）。

スタティックフィルター（つまりモジュレーションなし）は、特定の周波数を際立たせるために使うことができますが、モジュレーションを加える方がより聴きやすいアプローチかもしれません！内蔵の正弦波LFO（Low Frequency Oscillator）は、伝統的なスイープ・モジュレーション（範囲は約0.08～10Hz）をカバーしますが、シーケンサーなどの外部ソースを使えば、もっと面白い使い方ができるでしょう。LEDインジケーターがはっきりと点滅するまで、コントロールを最大にするのがお勧めです。

LFOにはバナナ出力端子（+/-5V）も装備されています。外部モジュレーション入力はCV入力（通常10V peak-to-peak）に対応し、実際の演奏に役に立つポラリティスイッチとミュートスイッチを備えたパーフェクト仕様です。

【オプション販売】
＊Bugbrandシステム専用の、3.5mmミニ端子〜バナナ端子のインタフェースケーブを以下URLで販売しています。ユーロラック などのシステムから本機にCVを入力したり、本機のLFOアウトを他のユーロラッモジュラーに接続する場合に必要です。

https://beatsville.jp/products/banana-to-minijack-interface-cables

サウンドサンプル:

Technical Specifications:

Inputs – Mono balanced 1/4″ TRS Jack – impedance 20k Ohms
Outputs – Mono Impedance-balanced 1/4″ TRS Jack – impedance 100 Ohms
CV – 4mm Banana – CV Input impedance 100k Ohms – LFO Output impedance 470 Ohms

スタンドアロンのPhaseは、PCB素材のフロントパネルとサイドパネルを備えたカスタムアルミエンクロージャー（4.5 x 5.25 x 3.5インチ）に収納されています。この筐体にはDC/DCコンバーターが内蔵されており、12VDC外部電源（最小300mA、2.1mmセンタープラス）をバイポーラの+/-15V内部電源に変換します。日本国内で使用できる電源アダプターを無償で同梱します。

＊電源エンクロージャーから外してBugBrandのモジュラーシステムで使用することも可能です。
Size: 3FW
Current: +ve 50mA, -ve 40mA