raijū (雷獣)
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Buchlaモジュール環境にインスパイアされた複合的なモジュールで、8HPサイズにアナログのローパスゲートと、デジタルのエンベロープ・ジェネレータをコンボ搭載。さらにサブモードを持ち、ウェーブフォールディング付きのデジタルオシレーターが装備されています。このオシレーターはローパスゲート入力にノーマライズされているので、Raijuが1台あるだけでスタンドアローンのパーカッシブボイスとして利用することができます!
Wi-Fiのアクセスポイントを利用できるプロセッサーを搭載しているため、モジュールからWeb Configuratorを直接起動することができます。PCやスマホから細かな設定についてWebブラウザから設定することも可能です。
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アナログLPGを搭載したパーカッシブシンセサイザー
・アナログ、バクトロールを使ったローパスゲート
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ADSR エンベロープ・ジェネレーター
・レンジセレクター(最大100s/ステージ)
・エンベロープカーブのコントロール
・EOS出力設定可能(設定可能)
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複雑なトライアングルコアのデジタルオシレーター
・メロウなサウンドからハーシュノイズまで、豊かなサウンドパレットを提供
・FMウェーブシェイピング
・3ステージのウェーブフォルダー
・ピッチディケイ・エンベロープ
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Webコンフィギュレーター
・プレイスタイルに合わせてモジュールの挙動をパーソナライズ
・プリセットのロード、保存、バックアップ
・ファームウェアのアップデート
- サイズ:4HP(D=26mm)
- 消費電流:+12V_110mA、-12V_10mA
● 英文マニュアル・リンク
https://github.com/unwndevices/Raiju/blob/main/manual/Raiju_V1.0.0_manual.pdf
CONTROLS
【a】amount(ノブ)
LPG(ローパスゲート)のアマウントを調整します。LPG CV信号のリニアーのアッテネータです。
【b】EG manual trigger(ボタン)
プッシュすることで手動でトリガーを生成できます。さらに押し続けることでゲートを生成します。
【c】Parameters Sliders(4つのスライダー)
多目的なLED付きの4つのスライダーで、合計8のメインパラメーターの調整ができます。2つのページ(EGまたはOSC)に分かれていてます。
Page 1(EG) :Attack 、Delay、Sustain、Release
Page 2(Oscillator) :Waveform 、Coulor、Frequency、Pich env.
現在のページはLEDで判別できます。LED消灯はEG、50%のブライトネスで点灯している状態がOscillatorです。
アクティブなページを切り替えるにはShift modifierを使用します。次項のdをご覧ください。2つの機能を切り替えた際に設定がジャンプしないようパラメーターは設定値に達するまでロックされます。
【d】Trig out stage select and shift button(ボタン)
stage/shiftと書かれたボタンです。
押すたびにEOS(エンド・オブ・ステージ)出力のオプションが巡回されます(Allstages→Attack→Decay→Sustain→Release)。オプションを選択するとLEDが点滅します。例えばEOS(エンド・オブ・ステージ)出力のオプションにAttackを選択すると、Attackが開始されるタイミングでEOC出力端子からトリガーが出力されます。
stage/shiftボタンを押しながら、4つのスラーダーを操作するとShift modifierとなり、Page 2(Oscillator) :Waveform 、Coulor、Frequency、Pich env.のパラメータを操作できるようになります。stage/shiftボタンを解除すれば、またPage1の EGモードになります。
Page2のOscillatorページにロックしたい場合は、stage/shiftボタンを押しながら、trigボタン(b)を押します。もう一度同じ操作をしてOscillatorページへのロックを解除できます。
*本機は1つのスライダーで、2つのページの機能を操作します。
【e】EG Speed Selector(スイッチ)
エンベロープのスピードレンジをトグルスイッチで変更できます。
- high=250ms
- mid= 1s
- low=100s
トグルスイッチを変更すると現在の設定をメモリに保存します。
【f】EG Shape Potentiometer(ノブ)
EGステージのシェイプカーブをリニア〜エクスポネンシャル間で可変できます。
IN/OUTs
【1】LPG audio input
この端子に何も入力されていない場合は、本機はLPG(ローパスゲート経由の)内蔵のオシレーターの音声をOUT端子から出力します。
この端子に外部からの音声を接続した場合は、その音声信号をローパスゲート回路に送ります。
【2】LPG CV input
内部でEG OUTに結線されています。
【3】LPG audio output
LPG Amountノブで調整されたLPG出力です。
【4】EG gate & trig input
エンベロープジェネレーターをスタートさせるトリガー入力です。ゲート入力はホールドになります。
【5】CV input
-/+5Vのモジュレーション入力です。各スライダーのEG機能にアサインされています。
【6】Envelope output
エンべロープ信号を出力できます
【7】Envelope EOS output
エンベロープのEnd of stageを出力します。出力トリガーはAllstages,Attack,Decay,Sustain,Releaseで選択できます。詳細は【d】をご覧ください。
Saving state
パーマネントメモリーに現在のエンベロープとオシレータパラメータを保存するには、SPEEDスイッチを下側にフリックします。
Web Configurator
Raijuはネットワーク経由でスマートフォンやPCなどと接続することができ、必要な場合はより詳細の設定をすることができます(設定をしないでも使用できます)。あなたの端末のWi-FiアクセスポイントにRaijuと表示されていますので(表示されていない場合はあなたのコンピューターの設定を再度ご確認ください)、端末のWifiを接続します(設定が終了したらあなたのインターネットなどのWiFi接続のために元のWiFiアクセスポイントに戻しておきましょう)。
あなたの端末がRaijuアクセスポイントに接続されたら、次にWebブラウザを立ち上げ、raiju1.localまたは192.168.1.1.をアドレス欄に記入してエンターしてください。RaijuのWeb Configuratorが起動します。
- SSID:Raiju_1
- Password:unknowndevices
- Configuratir address : raiju1.local (または192.168.1.1)
*ベーシックなWiFi接続や設定に関するサポートはできません。
*RaijuのWeb Configuratorが表示できない場合、お客様の環境によるものがほとんどです。Fingのようなandroid、iOS用のアクセスポイントをチェックするアプリなどを使って環境を検証されることをお勧めいたします。
Raiju Githubページ
https://github.com/unwndevices/Raiju