RVO-3

JMT SYNTH RVO-3は、変則的な揺れと情熱的なノイズを撒き散らす巨大グモのようなシンセサイザー。低く蠢くように唸ったり、突発的に襲いかかってきたりするので誰一人として油断ができないのです。

RVO-3のベースは、VCO（発振器）を滅多矢鱈に揺らしまくる機能とノイズOSCです。WAVE1と2ノブで揺れを複雑にこじらせた後にSUBオシレータにブッこまれてミンチ状に圧縮される。STABILITYノブはさらに強烈で左に回していくほどWAVE機能に「もう無理」と弱音を吐くほどに変則的な動きを与えまくっていきます。

SUB ON/OFFスイッチでMAIN VCOへの入力がオンオフできます。

さらに２つのスウィッチ！！この2つの黒いスイッチを押すとじんわりと減らされ続けて最後には弱々しく尽き果てるんだ！SUB REDUCEは押し続けているあいだパワーを緩やかに0まで減らしていくので、その間の音景色はどんどんどんどん季節と場所を変えていきます。

MAIN FREQのREDUCEボタンも押している間だけMAIN VCOのパワーを0まで急激に減少させる。これはパーカッシブなサウンドストップにも利用ができるからRVO-3でプレイできる雑音のバリエーションは爆上がりなんです。

NOISEはスイッチオンでMAIN VCOに入力されます。MAINA VCOの周波数位置でそれぞれ効きも変化します。
 

＊本機はセンターマイナスDC9Vアダプター（別売）、または9V電池1個で駆動するアナログノイズシンセです。ヤンハマーみたいなスタイルで「マイアミバイスのテーマ」を演奏するためのものじゃない！

●POWER

• ACアダプター駆動：別売の9V ACアダプター（別売）でも駆動できます。極性はセンターマイナス(TIP=-)です。ギターエフェクターなどに使用されるBOSSなどのアダプターが最適です（一例→https://www.boss.info/jp/products/psa-100/）
• 電池駆動：底面に電池収納ボックスがあります。9V電池x１個（別売）
• 背面（ACアダプターの差込口の横）に電源のオン・オフスイッチがあります。