sawari (さわり)
Music Thing ModularのMicrophonieと、MutableのEarsをベースにしたものですが、それだけではありません!
このモジュールは、アコースティック楽器をラックに接続し、外出先でサウンドを形成する方法を必要としていた"A Shamisen Orchestra"のワンオフカスタムビルドとしての開発に始まり、3バンドEQの追加を行い機能をブラッシュアップしたものです。
当初は±6dBの固定EQレンジにしましたが、モジュールのクリエイティブな能力をさらに追求するべく、各バンドを最大12dBまでブーストするボタンを追加しました。
各帯域を分離して様々なFXにルーティングしたり、フィードバックで遊んだり、入力にホワイトノイズのソースを供給して異なるノイズフレーバーを得ることもできます。
出力にはダイオードクリッピングのリミッター回路があり、あらゆる楽器(またはユーロラックレベルのソースも)をオーバードライブさせて、美しい倍音感に包まれた、ハードクリッピング・トーンを得ることができます。
パネル下のコンタクトマイクや、パネル上のアタックとリリースのポテンショメーターでコントロールできるエンベロープフォロワーなど、Ears(とMicrophonie)から多くの機能が継承されています。
仕様
- ハイインピーダンス(1M)プリアンプ、最大40dBのゲイン
- コンタクトマイクロホン内蔵
- 3バンドEQ、低域と高域のシェルフ周波数が調整可能
・ゲインレンジ(+/-6dBまたは+/-12dB)選択可能
・各バンドに独立したアウトを装備 - エンベロープフォロワー(アタック&リリースタイムコントロール付)
- 背面のジャンパーでプリ/ポストEQを選択可能
sawari _ instruments preamp
sawari(さわり)は、日本の三味線の音色を決定つけている「さわり」をシミュレートする機能を追加したユーロラック ・インストゥルメント・プリアンプです。
3バンドのEQセクションで特徴的な音色を作り、40dBのゲイン、マスターボリューム(アウトプット・アッテネーター)を備え、自在のイコライジングとプリアンプセクションでの歪み/倍音をコントロールできます。
さらに下段にはエンベロープ・フォロワーを装備。入力音声のダイナミクスを、エンベロープCV信号として出力できます。フィルターなどにこの信号を適応して、入力信号のダイナミクスに呼応したエフェクト効果を得るのに最適です。
プリアンプ、ディストーション、イコライジング、エンベロープフォロワーと、多くの機能を持ち、個性的で重要な役割を担うモジュールです。
①
- in = プリアンプへの入力
- aux= ユニティーゲイン
- out= アウトプット
② プリアンプゲイン(40dB)
③ 出力アッテネータ
④ EQゲイントグル(6dB/16dB)
⑤ Hi/Mid/Lo 個別の出力端子
⑥ Hi/Mid/Lo バンド別コントロールゲイン
⑦ エンベロープフォロワーのAttackとReleaseコントロールノブ
⑧ エンエベロープ出力端子とアッテネータ・トリムポット