Overview
Waves (MI Ripplesクローン)は、電圧制御のマルチモードフィルタです。ハイパス、バンドパス、ローパスの3つの出力モードが用意されています。さらに、バンドパスとローパス出力のスロープ(2 or 4 Pole)は切り替え可能です。
フィルタリングは高品質なクワッドVCAで実現されています。フィルタのフィードバック経路にあるOTAは、レゾナンスをCV制御下に置くとともに、クリーンなセルフオシレーションを確保するためのソフトリミッターとしての役割を果たします。
また、VCAによってローパス出力のレベルをCVモジュレートすることができます。フィルターのトーン・キャラクターは、80年代のジャパニーズ・ビンテージのサウンドにインスパイアされています。
Controls
A. Cutoff frequency. 20Hz 〜 20kHz.
B. Filter slope. スイッチ下側で12dB/octのスロープ(2ポール)、上側は24dB/オoct(4ポール)に相当します。BPとLPの出力が影響を受けます。
C. Resonance. セルフオシレーションはノブが約75%くらいの位置で発生しやすいでしょう。
D. Input 1 level. ゲインは0から5までの範囲で設定できます。ゲインを高くすると、モジュラーレベルの信号がソフトクリップされ、「オーバードライブ」したようなサウンドになります。
E. Frequency modulation attenuverter. 対応するCV入力からの周波数変調の量と極性を調整します。
Inputs and outputs
1. Audio inputs: 入力1はソフトクリッピング回路を経由し、入力2は常にクリーンです。両入力回路からの信号はミックスされます。
2. CV inputs:カットオフモジュレーションのためのCV入力でV/OCTトラッキングです。
3. Voltage controlled gain:LP出力のために使用します。この電圧は、LP出力で生成される信号レベルを制御します。0Vは信号を無音にし、5Vはユニタリーゲインを適用します。5V以上の値は徐々に圧縮されます。パッチケーブルが挿入されていない場合、この入力には7Vの信号が適用されます。
4. Outputs: ハイパス、バンドパス、ローパスの各出力を装備。HP出力のスロープはレゾナンスによって変化し、BPとLP出力のスロープは[B]スイッチで調整します。