Wing Drum
WING DRUM
チューニング可能な電気じかけのタングドラム!バリエーション豊かなスケールと、メタル系、ウッド系などバリエーションに富んだ音色。さらにはリバーブ&ディレイなどのエフェクト、MIDI出力まで可能です。
How it works
Wing Drumでは、タングドラムやスティールドラム、ハンドパン、木琴、グロッケンシュピールなどのサウンドを、最大9ボイスのポリフォニーで演奏可能です!
タッチパッドは数個のセグメントで構成され、パネル上に描かれたウィングパッドのエリアに指で触れることで発音します。その感度は指がどれだけそのエリアに接地しているか(カバーされているか)によって変化します。軽く触れればソフトに、強く触れるとラウドに発音します。これによりダイナミックな表現力、そして生楽器のような自然なフィールで演奏できるよう工夫されています。
また、WingDrumのMIDI出力を他のシンセに接続して「MIDIコントローラー」として使用することで、サウンドの可能性を無限大に拡大できます!
さらにWingDrumでは「ローテーション(回転)センサー」を内蔵しているため、本体を手前に傾けることでディレイエフェクトのような効果を有効にしたり、MIDI接続では回転軸の変化に応じてピッチベンド/コンティニュアス・コントローラーの役割を果たすこともできます。もちろんベロシティ情報も送信されます!指でのダイナミックな演奏に加えて、本体を傾けるという要素を演奏にプラスできるので表現力がさらに豊かになります!
ラウンドシェイプのシェルは幅約15cmの天然無垢材を天然オイルでシーリングし、木の自然な美しさを見ることのできるハンドメイドです。一台一台が手作業で時間をかけて製造され、その風合いも個々に異なっている工芸品、アート作品に近いものです。トップパネルはグラスファイバー製で、マットブラックポリマーまたはホワイトエナメルとゴールドメッキのメタルパーツでラミネートされています。ソフトシリコン製の5つのボタンも美しいデザインにこだわったものです。
Wing Drumは、自宅、屋外、スタジオ、セラピストのオフィス、教室、瞑想セッション、ライブ演奏など、何処でも誰でも超簡単に演奏でき、さらに本格的です。
*天然木を使用しているため、1台ごとに風合いが異なります。また、全ての天然木が同じように、経年変化や反りや収縮が起こる場合があります。あらかじめご理解の上お買い求めください。
Nine touch pads(9タッチパッド)
8つのウィングパッドと、9個めのノートを演奏したり、ダンパーとして機能する中央のパッドが装備されています。分割されたテクスチャーのおかげで、ノートの音量を指がパッドに触れる強さにダイナミックに追従させることができます。まるで生楽器のようなフィールで演奏をすることができます!
Rotational sensor(ローテーションセンサー)
内蔵アクセロメーター(加速度センサー)が本体を持つ角度を測定。前後または左右に傾けることで、リバーブやディレイエフェクトの深さを調整できます。これはすべて設定可能です。
Configurable parameters(パラメータ設定)
エフェクトの設定や、デフォルトの440Hzまたは432Hzの音律の中で新しいスケール階を設定したり、各パッドを個別にマイクロチューニングし、その結果を新しい音階として保存して簡単にアクセスするなど、様々なチューニング設定を可能にしています。
Multi-scale Drum(マルチスケール・ドラム)
あらかじめ定義されたスケールがいくつかあり、自分で設定するのもとても簡単です!任意のカスタム・チューニングにも対応しています。
CONTROLS
Sound Timbres
多彩な音色を実現するため、3つの異なるシンセエンジンが実装されています!
サンプリング、ウェーブテーブル、アディティブ・シンセシスを基盤に、さらにDSPアルゴリズムを追加しています。
DSPアルゴリズムを追加することで、必要に応じてサウンドをピッチシフトし
たり、オプションのサウンド・エフェクトを適応できます。
Digital Synthesis
Wing Drumの心臓部には、とてもパワフルなデュアルコア・シグナル・プロセッサーが内蔵されています。また、出力にはハイフィデリティでローノイズのプロフェッショナルなDACチップも搭載しています。さらにMIDI出力の装備により本機をMIDIコントローラとして、他のシンセサイザーをコントロールすることができ、サウンドのバリエーションを広げることも可能になります!
Motion Detection
Wing Drumは、内蔵されたローテーション(回転)センサーによって、3D空間における自分の向きを常に認識しています。さらに演奏を面白くするために、ドラムの傾け方によってディレイやリバーブエフェクトの効果を調整したりできます。Wing Drumは、スチール製のタング・ドラムやハンドパンに比べて小型で軽量なので、このような演奏方法も簡単に行えるのです!
Sensitive pads
翼のような形にデザインされた「静電容量式パッド」は、タップした強さに見事に反応します!実際には指が覆った面積を感知しますが、これは数分の1秒単位で測定され、指を叩いてから対応する音が出るまでに目立ったディレイもなく、生の楽器のような反応です!
Black or White?
トップパネルは、またはホワイトエナメル塗料(またはマットなブラックポリマー)でコーティングされ、ゴールドメッキのグラフィックが施されています。
光沢があるので指紋が目立ちにく、表面も掃除しやすくなっています。
In love with wood
私たちは様々な種類の広葉樹を使用し、塗装の代わりに天然のリンオイルや蜜蝋で仕上げています。こうすることで、使用されている木材の自然な美しさを保護し、見せることができるのです。
その結果、それぞれのドラムは個性的で、木目模様が異なるため、少し違って見えるのです。
FAQ
WORKS WITH SPEAKERS AND HEADPHONES
ヘッドホンコネクターはごく標準的な3.5mmジャックです。ヘッドホンアウトは、ラインアウト端子として、アンプやアクティブスピーカーに接続することもできます。もう1つのコネクター(中央の1つ)は、常にMIDIデータを送信するので、ウイング・ドラムを9つのパッドと2つのパラメーターを備えたシンプルなMIDIコントローラーとして使用することができます(左から右、または前後に傾けることでピッチベンドとccホイールをエミュレートできます)。
IT RUNS ON USB POWER OR AA BATTERIES
単三電池3本で駆動します。またはUSB電源でも大丈夫です。
MANUAL
電源のオン
WingDrumはUSB電源または単三電池3本で動作します。電池を長持ちさせるため、USB電源はいつでも抜き差し可能です。標準的な使い捨て電池、Ni-Cd、Ni-MH、Ni-Zn充電式電池(公称電圧1.2~1.6V)を使用できます。すべての充電電池は外部で充電する必要があります。
バッテリーホルダーにはスイッチがあり、本機を長期間使用しない場合は、このスイッチでバッテリーを安全に取り外すことができる。ただし、スイッチを "ON "にしている間の "OFF "状態での消費電力はごくわずかで、5番目のシリコンボタンだけで電源をOFF/ONしても基本的にはまったく問題ありません。
USB電源には、パワーバンク、充電器、コンピュータのUSBポートなど、どのような5V電源でも使用できます。操作システムによっては、接続されたデバイスをリセットしようとしたり、ドライバーをインストールしようとしたりします。そのため、誤動作(再起動やタッチパッドが正しく動作しない)を始めた場合、これが原因である可能性があります。USB ドライバチップは標準の FTDI ですので、お使いのオペレーティングシステムは自動的にドライバをインストールするはずです。
キャリブレーション
WingDrumの電源を入れた後、数秒間タッチパッドのキャリブレーションを行い、すべてのLEDが光らなくなったらキャリブレーションは終了です。キャリブレーション中はフロントプレートに触れないようにしてください。また、USB電源でキャリブレーションを行うか、電池でキャリブレーションを行うかによって若干の違いが出る場合がありますのでご注意ください。電源を切り替えても、通常の感度や反応が得られない場合は再起動してみてください。
ユーザーインターフェース
ボタンによって起動されるアクションやオプションは、短く押す場合と長く押す場合で異なる場合があることに注意してください。
デフォルトのスケール
WingDrumにはいくつかのスケールがあらかじめ定義されています。その数は音色によって異なります(各音色は最大8つのスケールを持つことができます)。スケールを切り替えるには、ボタン(+)または(-)を1回押します。白いLEDが短く点滅し、どのスケールが選択されているかを示します。最後に定義したスケールを越えて移動した場合(例えば、3つのスケールが定義されている1番目のMETAL TIMBREで4番目のポジションに移動した場合)、前のポジションのスケールがコピーされ、エディットができるようになります。
下の写真では、アクティブなスケールを赤丸で示しています。私たちがこれらの音色で良いと思った例をいくつかピックアップしましたが、ドラムを好きなようにチューニングするのはとても簡単です。音階の移調、個々の音の変更、微調整、あるポジション(または音色)から別のポジション(または音色)への音階のコピー方法についてはチューニング」の段落をご覧ください。
METAL TIMBRE #1
-
D4 Celtic Minor
oD3A4F4D4A3C4E4G4C5 -
C4 Minor
oC3F4D4A#3G3G#3C4D#4G4 -
F4 Lydian
oF3B4G4E4C4D4F4A4C5
METAL TIMBRE #2
-
C#4 Annaziska
oC#3F#4D#4B3G#3A3C#4E4G#4 -
D#4 Lydian
oD#3A4F4D4A#3C4D#4G4A#4 -
F4 Minor
oF3A#4G4D#4C4C#4F4G#4C5
METAL TIMBRE #3
-
D4 Kurd Minor
oD3G4E4C4A3A#3D4F4A4 -
C#4 Lydian
oC#3G4D#4C4G#3A#3C#4F4G#4 -
F3 Major
oF2F4C4A3F3C3E3G3A#3 -
G3 Lydian
oG2C#4A3F#3D3E3G3B3D4
METAL TIMBRE #4
-
G4 Akebono G#
oG3D5D#4G#4C4C5D4D#5G4
METAL TIMBRE #5
-
G4 Akebono Pentatonic
oG3D5D#4G4C4C5D4D#5F4
METAL TIMBRE #6
-
C5 Pygmy
oC4D#5G4C5D4D5D#4G5A#4
METAL TIMBRE #7
-
C4 Major
oC3C5G4E4C4G3B3D4F4 -
F3 Major
oF2F4C4A3F3C3E3G3A#3 -
E3 Phrygian
oE2E4D4B3G3E3F3A3C4
METAL TIMBRE #8
-
B2 Minor Harmonic
oB1B2C#3D3E3F#3G3A#3B3 -
F#2 Major Flat
oF#1F#2G#2A#2B2C#3D3E3F#3 -
B1 Minor Harmonic
oB0B1C#2D2E2F#2G2A#2B2
METAL TIMBRE #9
-
A5 Minor Harmonic
oA4A5B5C6D6E6F6G#6A6 -
E5 Phrygian
oE4E5F5G5A5B5C6D6E6 -
F5 Major
oF4F5G5A5B5C6D6E6F6 -
A4 Major Flat
oA3A4B4C#5D5E5F5G5A5
METAL TIMBRE #10
-
A3 Ionian
oA3B4E4G4C4A4D4C5F4 -
C3 Major Pentatonic
oA3D5E4A4C4C5D4E5G4
METAL TIMBRE #11
-
A2 Minor Harmonic
oA1A2B2C3D3E3F3G#3A3 -
E3 Major Flat
oE2E3F#3G#3A3B3C4D4E4 -
F3 Major
oF2F3G3A3B3C4D4E4F4 -
A3 Minor Harmonic
oA2A3B3C4D4E4F4G#4A4
WOOD TIMBRE #1
-
A3 Minor
oA2A3B3C4D4E4F4G4A4
WOOD TIMBRE #2
-
A3 Minor Harmonic
oA2A3B3C4D4E4F4G#4A4
WOOD TIMBRE #3
-
A2 Minor
oA1A2B2C3D3E3F3G3A3
WOOD TIMBRE #4
-
A2 Minor Harmonic
oA1A2B2C3D3E3F3G#3A3
WOOD TIMBRE #5
-
A1 Minor
oA0A1B1C2D2E2F2G2A2 -
A2 Minor
oA1A2B2C3D3E3F3G3A3 -
A1 Minor Harmonic
oA0A1B1C2D2E2F2G#2A2 -
A2 Minor Harmonic
oA1A2B2C3D3E3F3G#3A3
POLYPHONIC REVERB
-
A4 Minor Harmonic
oA3A4B4C5D5E5F5G#5A5 -
E4 Major Flat
oE3E4F#4G#4A4B4C5D5E5 -
F4 Major
oF3F4G4A4B4C5D5E5F5 -
A3 Minor Harmonic
oA2A3B3C4D4E4F4G#4A4 -
A2 Minor Harmonic
oA1A2B2C3D3E3F3G#3A3
Reverb and Delay
1, メニューへの入り方
【木】のマークのボタンと【ロボット】のマークのボタンを同時に長押しすることで「リバーブ・ディレイ・メニュー」にアクセスできます。両方のボタンを同時に長く押すことで全ての白いLEDが点灯してこのメニューに入ったことを知らせます。
2, パラメーターの変更
【木】のマークのボタンを繰り返し押すことで8つのプリセットされたディレイの長さをブラウズできます。
同じように【ロボット】のマークのボタンではリバーブの長さを変更できます。白いLEDが点滅することでその設定がアクティブになったことを知らせます。
一番最後の設定では、リバーブやディレイを完全にオフにします(すべてのライトが1回点滅します)。
3, 微調整
+または-をホールドすることであらかじめ設定されたリバーブとディレイの値を微調整できます。
ディレイ&リバーブ・メニューに入り、【木】のマークのボタンを長押してディレイ設定の1つを選択するか、【ロボット】のマークのボタンを長押してリバーブをブラウズします。
メニューに入っている間、+と-ボタンでディレイタイムやリバーブタイムを微調整できます。
Tilt(傾けて演奏する)
左右に傾けるとMIDIのピッチペンド・パラメータを制御できます
前後に傾けると、ディレイまたはリバーブを減らす、または増やすことができます。同時にMIDIのコンティニュアスコントロールのパラメーターを制御します。
平らな面にWingDrumを置いて演奏する場合でエフェクトをアクティブにしたい場合には、「Zero Level」の設定を行います。
Zero Level設定
1、最初にZero Levelに設定したいパラメータ値になるまでWingDrumを傾けます。
2、+と-のボタンを、LEDが3回点滅するまで同時押しします。値をリセットしたい場合は+と-のボタンをぽん押しします。
クイック・スタート
1、電源を入れる:単三電池x3を電池ホールダーにセットするか、USBから電源を供給してください。音を聴くにはヘッドホンまたはミキサー、アンプ、スピーカーに接続してください。POWERボタンをして電源を入れると白いLEDが点灯してアニメーションします。
2、演奏する:最初のメタルパーカッション系の音色と、デフォルトのスケールが自動で選択されるので9つのタッチパッドで演奏してみましょう!
3、違う音色をセレクトしてみよう:【木】のマークのボタンでウッドパーカッション系の音色、または【ロボット】のマークのボタンでメタルパーカッション系の音色をセレクトできます。
4、音量の調整:+または-ボタンを長押して出力ボリュームを調整できます。
5、スケールの選択:短く+または-ボタンを押すと8つのあらかじめ定義されたスケールを選択できます。現在のスケールは短い点滅で表示されます。
6、電源を切る:電源ボタンを長押しするとLEDの点灯が消えて電源をオフします。電池の寿命を長くするために、WingDrumは何分か操作がないと自動的にパワーダウンします。
コネクター
Mini USB:Mini USB:USBから電源を供給できます。PCやアダプター、モバイルバッテリーなどの一般的なUSB5Vソースで給電できます。またはファームウェアのアップデートにも利用できます。
MIDI out:WingDrumをMIDIコントローラとして使用できます。他のMIDIシンセサイザーなどに接続できます。ノートオン(ベロシティ対応)、ノートオフ、ピッチベンド、コンティニュアスコントローラのMIDIデータは常に送信されています。
Audio out:ヘッドホンまたはアンプやミキサー、アクティブスピーカーなどへ接続できます。polyphonic Reverbモードでは、アコースティックなフィードバックが起きやすいためにヘッドホンでのモニターをお勧めします。
チューニング
1、スケールの選択
全ての音色は8つまでの定義されたスケールを持つことができます。スケールを変更するには+/-ボタンを短く押します。白のLEDが短く点滅してスケールを確認できます。慣れてくればスケールの変更を演奏中に行い、ノートのレンジを拡大することができます。
2、スケールの編集
電源ボタンを押すとWingDrumは現在のスケールを一度プレイします。そして+/-ボタンを押すとスケール全体をセミトーン単位で上下させられます。もし1つのノートだけを調整したい場合は対応するパッドをタップしてから再度+/-ボタンを押してください。
3、スケールエディットモードを終了する
スケールの全てのノートに満足したら、もう一度電源ボタンを押してください。メモリーにスケールを保存して、演奏を続けることができます。
○マイクロチューニング
スケールをトランスポーズ、または各ノートの調整を10セント単位でマイクロチューニング可能です。+/-ボタンを長押しして実行できます。
4、スケールのコピー
特定のボジションのスケールを他にコピーすることも可能です。電源ボタンと-ボタンを同時に押すことでマイクロチューニングを含む全部のノートをコピーします。そのあと異なるスケールの音色に移動して、今度は電源ボタンと+ボタンの同時押しでスケールをそこにペーストします。PCキーボードのCtrl-CとCtrl-Vと同じ要領です。
Reset Scale
電源スイッチを一度押す(LEDが点灯する)
+と-ボタンを長押しする(全てのLEDが消えるまで)
これで全てのスケールをデフォルトに戻すことができます。
もし現在のスケールのマイクロチューニングだけをクリアしたい場合には、+と-を一度押します。
Motion
より興味深いパフォーマンスを可能にするために、WingDrumにはディレイやリバーブエフェクトを本体を傾けることでアクティブにしたり、コントロールできます。
エフェクトは本体を傾けるほど強くかかるようになります。
特定の位置(傾き加減、またはフラットな面に置いた時など)で+と-ボタンを長押しすると、ゼロレベルを設定できます。