Wobbly Finger
Wobbly Finger
ドローンとメロディが重なり合う『ダブル・ホイッスル』
Wobbly Fingerは、メロディを奏でるメイン・パイプと、持続音を加えるドローン・パイプを組み合わせた、ユニークな『ダブル・ホイッスル』です。
アイリッシュ・ホイッスルをベースにした素朴な音色に、もうひとつのパイプから鳴り続けるドローンが重なることで、一人で演奏しているとは思えないような厚みと、不思議な浮遊感を生み出してます。
製作しているのは、ポーランド出身でロンドンを拠点に活動するオーディオビジュアル・アーティスト Wojciech Rusin。
古代や中世の管楽器からインスピレーションを受けながら、3Dモデリングと3Dプリントという現代のテクノロジーによって、新しい楽器へと再構築しています。Wobbly Fingerもまた、古い管楽器から得たアイデアと現代の製作技術が組み合わされた、The Pipe Shoppeならではのユニークな楽器です。
専用スタンドが付属します。
2本のパイプが生み出すユニークなサウンド
Wobbly Fingerは、メロディを担当するメイン・パイプと、DまたはGの音を鳴らすことができるドローン・パイプで構成されています。
メイン・パイプはアイリッシュ・ホイッスルをベースにしており、以下の音階を演奏できます。
D、E、F#、G、A、B、C#、D
ドローン・パイプは右手で操作し、DまたはGをメロディに重ねることができます。
シンプルなメロディにドローンを加えることで、通常のホイッスルとはひと味違う、厚みのある個性的なサウンドを楽しむことができます。
過去と未来をつなぐ楽器
The Pipe Shoppeが生み出す楽器は、単なる古楽器の再現ではありません。
古代や中世の楽器から得たアイデアと、3Dモデリングや3Dプリントといった現代のテクノロジーを組み合わせることで、過去と未来をつなぐような独自の楽器を製作しています。
製作者であるWojciech Rusin自身が語るように、そこには「想像上の文化や音楽」への関心も反映されています。
すべてのThe Pipe Shoppeの楽器は、ロンドン・ウォルサムストウで構想、デザイン、製作されています。また、エッピングをはじめとする古くから残る森の中でも実際にテストされています。
Wojciech Rusin / The Pipe Shoppe
The Pipe Shoppeを手がけるWojciech Rusinは、ポーランド出身、ロンドンを拠点に活動するオーディオビジュアル・アーティストです。
https://www.wojciechrusin.com
錬金術やグノーシス主義の文献、初期ルネサンスの合唱音楽、東欧の神話などからインスピレーションを得ながら、音楽、ビジュアルアート、そして独自の楽器製作を横断する活動を続けています。
Rusinが3Dプリントによる管楽器の研究を始めたのは、2019年、ロンドンのGoldsmiths Universityでのこと。
溶けたプラスチックの匂いと、3Dプリンターが繰り返す機械音に惹かれ、偶然3Dプリント/デザイン部門に足を踏み入れたことが、その始まりでした。
以来、中世のショーム、ダブル・リコーダー、ホイッスル、オカリナなど、古くから存在するさまざまな管楽器に着想を得ながら、現代の3Dモデリング技術を使ったオリジナル楽器を製作しています。
CADによる精密な3Dモデリングだけでなく、より有機的なメッシュによる造形も取り入れ、古い時代の楽器の構造を現代のテクノロジーで再構築。ダブルリードや微分音、一般的ではないチューニングなど、3Dプリントならではの素早いプロトタイピングを活かした実験も行っています。

◉Wojciech Rusin インタビュー
3Dプリントで製作される独自の管楽器、錬金術的な世界観を持つ「想像上の中世音楽」、そして巨大なインフータブル・オブジェクトをステージに登場させるパフォーマンスまで、Rusinのユニークな創作活動について掘り下げています。
https://thepipeshoppe.com/pages/press
3Dプリントによる楽器製作
The Pipe Shoppeの楽器は、PLA(ポリ乳酸)を使用して3Dプリントされています。
PLAは、トウモロコシ、サトウキビ、テンサイなどの再生可能資源を原料とする素材です。またThe Pipe Shoppeでは、可能な限りリサイクルPLAをデザインに取り入れるよう努めています。
3Dプリントは、必要なものを必要な分だけ製作できるオンデマンド生産との相性がよく、従来の製造方法と比較して材料の無駄を抑えることができます。
そしてThe Pipe Shoppeにとって3Dプリントは、単なる製造方法ではありません。
形状や音程、チューニングなどのアイデアをすぐにプロトタイプとして形にし、実際に吹いて試すことができる。その自由度の高さが、独自の楽器を生み出すための重要なツールとなっています。
お取り扱いについて
PLAは丈夫な素材ですが、石油由来の一般的なプラスチックほどの耐久性はありません。長くお楽しみいただくためにも、丁寧にお取り扱いください。
50°Cを超える環境では変形する可能性があります。高温になる車内や、強い日差しが当たる窓辺などには置かないでください。
お手入れには乾いた布のみを使用してください。液体クリーナーや研磨剤は使用しないでください。
Happy piping!