Benjolin V2
Benjolin V2はRob HordijkによるBenjolinの最新版ALAバージョンです。Benjolinのコアは、2×オシレーター、ラングラー(ステップCVジェネレーター)とマルチモードフィルターで構成されています。
このカオスで複雑なモジュールは、VCO、フィルター、ランダムなマッドネスを統合し、様々なサウンドと多くの出力を提供します。
このリビジョンでは以下を追加しています。
- リワークされたオシレーターとフィルター・セクション
- すべてのレベルはユーロラックスタンダードに調整されています
- 2つの異なるステップモード (8/16または127)
- ダブル/シングル・クロックレート
- エクスターナル・クロック対応
- ブレンドコントロール付きの外部フィルター入力
- Turing Machine Expandersのサポート(トムのパーミッションを得ています)
(Morcom/Enigma)
モジュールはAfter Later Audioの完璧な製造工程により精密に組み立てられ、パーフェクトなテスト工程を経て出荷されています。最高精度でのキャリブレーションを行うため高品位な測定機器を使用し、ハイレベルな製品のみをユーザーに届けています。製品にはご購入日から一年間の保証期間が用意されています。
Width | 20HP |
---|---|
Depth | 28mm |
Warranty | 1 year from date of purchases |
別売エキスパンダーについて
MorcomとEnigmaは元はTuring Machine用のエキスパンダーですが、After Later AudioのBenjolinV2用のエキスパンダーとしても利Enigmaは、After Later AudioのBenjolinV2のGATES端子に接続することで、Benjolin側で作られるステップCVとは別の、もう一つのCVシーケンスを得ることができます。メインのメロディとは異なるパターンのCVを作ることができるのでバリエーションが広がります。
BENJOLIN V2 取扱い説明書/マニュアル
★HISTORY
Benjolin は元来は有名なDIYキットです。このキットは9V電池で動作するスタンドアロンの機器でした。開発者のRob Hordijk氏はその回路図を人々が学べるように利用できるようにしました(非商用)。 このインストゥルメントはとても楽しかったので、人々はその回路図を利用してBenjolinのデザインを多くのモジュラーフォーマットやスタンドアローン機として再開発したのです。世界中で人気になったため、Benjolin から正式に認可されたバージョンがいくつかのフォーマットで販売できるようになりました。After Later AudioのBenjolin V2もその中の一つです。
★DESCRIPTION
Benjolin には4つの主要セクションがあります:2つのオシレーター、ラングラー(ステップCVジェネレーター)、およびマルチモードフィルターです。オシレーターはデータとクロックをシフトレジスタに供給し、シフトレジスタは(R2RDACを介して)ステップCV電圧を出力します。 オシレーターにミックスバックされ、常にバランスを求めているカオスシステムを形成します。オシレーターの出力は、マルチモードフィルターセクションに送信されるPWM信号にミックスされます。 信号の流れを読んだり、モジュールで遊ぶことで、 この複雑なカオスマシンを制御する方法を理解することをお勧めします。
★New to the Benjolin V2:
リワークされたオシレーターとフィルター・セクション
すべてのレベルはユーロラックスタンダードに調整されています
2つの異なるステップモード (8/16または127)
ダブル/シングル・クロックレート
エクスターナル・クロック対応
ブレンドコントロール付きの外部フィルター入力
Turing Machine Expandersのサポート(トムのパーミッションを得ています)
(Morcom/Enigma)
★OSCILLATORS
オシレーター1と2は、同じコントロールと入力/出力を備えています。
1、Pitch: 各オシレーターの周波数を制御するためのおおまかなピッチコントロール。
2、Rungler:各オシレーターに適用されるRunglerステップCVの量。
3、CV Pitch:オシレーターのピッチへのアッテネーター付きのCVピッチ入力。 ジャックは反対側のオシレータの三角波出力にノーマライズされています(OSC1CVピッチ入力はOSC2三角波にノーマライズされています)。
4、Waveform Outputs: 各オシレーターのトライアングルおよびスクエア/パルス出力。
オシレーターセクションはv/octをサポートしていないことに注意することが重要です。これは奇妙に感じるかもしれませんが、モジュールを試してみると、なぜこれが重要でないのかが明らかになります。
★RUNGLER
ラングラーセクションは、R2R DACを使用してステップCV電圧を生成するシフトレジスタを中心としています。シフトレジスタには、サンプリングするデータ(OSC1からの)とクロック速度(OSC2からの)の2つの入力があります。両方のオシレーターの速度を試して、それらがラングラーからのステップCV出力にどのように影響するかを確認できます。
1、Change:
ラングラーが新しいデータを取り込むことができるアマウントを制御することで、ステップCV出力を変更します。ノブが最小(8ステップ)/最大(16ステップ)の位置で、シフトレジスタへの新しいデータを許可しないため、ステップCVループはロックされループします。ノブが中間にある場合、ラングラーはすべての新しいデータを取り込み、データを再循環しません。
2、Steps:
スイッチを切り替えて、シフトレジスタ内のデータの再循環方法を変更します。 8/16ステップと127ステップの2つのモードがあります。
3、Rate:
シングルクロックレートは立ち上がりエッジでのみでステップを進めます。ダブルクロックレートは、クロック信号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方でステップを進めるため倍になります。
4、Rungler:
-5Vから+ 5Vの範囲のステップCV出力。
5、Steps/Rate CV Inputs:
StepsとRateのスイッチ切替をCVで切替するための入力です。
6、XOR:
シフトレジスタからの1ビットの出力で、ランダムなゲート出力になります。
7、Clock:
シフトレジスタのクロックレートを制御するため、ラングラーのステップCV出力を制御します。このジャックはOSC2の周波数にノーマライズされています。
★MIXER
フィルタセクションへの入力をコントロールします。
1、PWM: OSC1およびOSC2からの三角波コンパレータの出力で、パルス幅が可変の矩形波を出力します。
2、Ext In: 外部オーディオ入力です(INPUTノブでミックスされます)
3、Input: フィルター入力に供給されるPWMとExt Inのブレンドをコントロールできます。
★FILTER
1、Freq:マルチモードフィルターのカットオフ周波数をコントロールします
2、Resonance: マルチモードフィルターのレゾナンスをコントロールします。シアトルの冬よりも湿り気があります!
3、Rungler:カットオフ周波数に適用されるRunglerステップCVの量。
4、CV Freq:カットオフ周波数への影響の量をコントロールするためのアッテネータを備えたCVピッチ入力。
5、HP:フィルターのハイパス出力。
6、BP:フィルターのバンドパス出力
7、LP:フィルターのローパス出力。
★SIGNAL FLOW
★PATCH SUGGESTIONS
BP出力をEXT INにフィードバックし、EXT/PWMノブをext-in側に回し切り、resonanceノブを約3/4位置に設定することで、フィルターを簡単にピュアな正弦波オシレーターに変更できます。 レゾナンスが完全に開くと、正弦波のクリッピングが聞こえます。 正弦波信号は、LP出力とHP出力の両方から出力できます。
基板上のエクスパンションヘッダーについては英文マニュアルをご覧ください
https://cdn.shopify.com/s/files/1/0591/4309/4430/files/Benjolin_V2_Manual_-_Rev_B.pdf
Rob Hordijk’s blog post
https://thehordijkmodular.blogspot.com/search/label/Rungler
Video of Rob Hordijk explaining the Rungler.
https://vimeo.com/237385725