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BENJOLIN V2 日本語マニュアルと解説

BENJOLIN V2 取扱い説明書/マニュアル ★HISTORY Benjolin は元来は有名なDIYキットです。このキットは9V電池で動作するスタンドアロンの機器でした。開発者のRob Hordijk氏はその回路図を人々が学べるように利用できるようにしました(非商用)。 このインストゥルメントはとても楽しかったので、人々はその回路図を利用してBenjolinのデザインを多くのモジュラーフォーマットやスタンドアローン機として再開発したのです。世界中で人気になったため、Benjolin から正式に認可されたバージョンがいくつかのフォーマットで販売できるようになりました。After Later AudioのBenjolin V2もその中の一つです。 ★DESCRIPTION Benjolin には4つの主要セクションがあります:2つのオシレーター、ラングラー(ステップCVジェネレーター)、およびマルチモードフィルターです。オシレーターはデータとクロックをシフトレジスタに供給し、シフトレジスタは(R2RDACを介して)ステップCV電圧を出力します。 オシレーターにミックスバックされ、常にバランスを求めているカオスシステムを形成します。オシレーターの出力は、マルチモードフィルターセクションに送信されるPWM信号にミックスされます。 信号の流れを読んだり、モジュールで遊ぶことで、 この複雑なカオスマシンを制御する方法を理解することをお勧めします。 ★New to the Benjolin V2: リワークされたオシレーターとフィルター・セクション すべてのレベルはユーロラックスタンダードに調整されています 2つの異なるステップモード (8/16または127) ダブル/シングル・クロックレート エクスターナル・クロック対応 ブレンドコントロール付きの外部フィルター入力 Turing Machine Expandersのサポート(トムのパーミッションを得ています) (Morcom/Enigma) ★OSCILLATORS オシレーター1と2は、同じコントロールと入力/出力を備えています。1、Pitch: 各オシレーターの周波数を制御するためのおおまかなピッチコントロール。2、Rungler:各オシレーターに適用されるRunglerステップCVの量。3、CV Pitch:オシレーターのピッチへのアッテネーター付きのCVピッチ入力。 ジャックは反対側のオシレータの三角波出力にノーマライズされています(OSC1CVピッチ入力はOSC2三角波にノーマライズされています)。4、Waveform Outputs: 各オシレーターのトライアングルおよびスクエア/パルス出力。オシレーターセクションはv/octをサポートしていないことに注意することが重要です。これは奇妙に感じるかもしれませんが、モジュールを試してみると、なぜこれが重要でないのかが明らかになります。 ★RUNGLER ラングラーセクションは、R2R DACを使用してステップCV電圧を生成するシフトレジスタを中心としています。シフトレジスタには、サンプリングするデータ(OSC1からの)とクロック速度(OSC2からの)の2つの入力があります。両方のオシレーターの速度を試して、それらがラングラーからのステップCV出力にどのように影響するかを確認できます。1、Change:ラングラーが新しいデータを取り込むことができるアマウントを制御することで、ステップCV出力を変更します。ノブが最小(8ステップ)/最大(16ステップ)の位置で、シフトレジスタへの新しいデータを許可しないため、ステップCVループはロックされループします。ノブが中間にある場合、ラングラーはすべての新しいデータを取り込み、データを再循環しません。2、Steps: スイッチを切り替えて、シフトレジスタ内のデータの再循環方法を変更します。 8/16ステップと127ステップの2つのモードがあります。3、Rate: シングルクロックレートは立ち上がりエッジでのみでステップを進めます。ダブルクロックレートは、クロック信号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの両方でステップを進めるため倍になります。4、Rungler:-5Vから+ 5Vの範囲のステップCV出力。5、Steps/Rate CV Inputs: StepsとRateのスイッチ切替をCVで切替するための入力です。6、XOR:シフトレジスタからの1ビットの出力で、ランダムなゲート出力になります。7、Clock: シフトレジスタのクロックレートを制御するため、ラングラーのステップCV出力を制御します。このジャックはOSC2の周波数にノーマライズされています。 ★MIXER フィルタセクションへの入力をコントロールします。1、PWM: OSC1およびOSC2からの三角波コンパレータの出力で、パルス幅が可変の矩形波を出力します。 2、Ext In: 外部オーディオ入力です(INPUTノブでミックスされます)3、Input: フィルター入力に供給されるPWMとExt Inのブレンドをコントロールできます。 ★FILTER 1、Freq:マルチモードフィルターのカットオフ周波数をコントロールします2、Resonance: マルチモードフィルターのレゾナンスをコントロールします。シアトルの冬よりも湿り気があります!3、Rungler:カットオフ周波数に適用されるRunglerステップCVの量。4、CV Freq:カットオフ周波数への影響の量をコントロールするためのアッテネータを備えたCVピッチ入力。5、HP:フィルターのハイパス出力。6、BP:フィルターのバンドパス出力7、LP:フィルターのローパス出力。 ★SIGNAL FLOW PATCH SUGGESTIONSパッチの提案 1) BENJOLIN V2のBP出力をクロスフェーダー入力(EXT IN)に入力し、クロスフェーダーノブ(INPUT EXT/PWM)をEXT-IN側に回し切り、RESONANCEノブを約3/4くらいに開いた設定にすることで、フィルターをピュアなサイン波オシレーターとして利用することができます。レゾナンスを全開にすると、サイン波のクリッピングが聞こえます。サイン信号はLPとHPの両方の出力から出力が可能です。2) BENJOLIN V2フィルターの2つをサイン波オシレーターとして使ってFMクロスモジュレーションを行いたい場合は、このBPフィードバックを適用して両方のフィルターをサイン波オシレーターにし、LP出力を聴いて、HP出力を他のフィルター・モジュレーション入力にクロスコネクトします。 GETTING MORE INTIMATE WITH YOU BENJOLINベンジョリンをもっと身近に Benjolinをより深く知ることで、グローバルなレベルで本機の複雑な挙動を予測することは十分に可能です。そうすれば、それを実際に演奏や作曲に取り入れることができるようになるでしょう。ベンジョリンは常に、あなたが聴いたものを予測し、即興で演奏することを要求してきますが、これがBENJOLIN V2をプレイする事に多くの人が夢中になる秘密です。BENJOLIN V2にもっと慣れるためには、まず4つのファンクションを1つずつ調べていくのが良いと思います。まずは主たる機能であるRUNGLER機能に入る前に、まず2つのVCO機能とVCF機能に完全に慣れておくことをお勧めします。2つのVCOの設計は同等す。どちらも10V ppの三角波と10V ppの矩形波を出力でき、それぞれの専用出力を備えています。また、どちらもCVピッチ入力端子と、モジュレーションレベルを調整できる可変ノブを備えています。これは、2つのVCOの間に「対称性」があることを意味しています。 例えば、それぞれがミキサーの左右のオーディオ・チャンネルに送られ、2つのVCOの間でクロスモジュレーションをかけることができます。つまり、2つの関連したドローン信号が、それぞれのチャンネルで得られるということです。VCOピッチノブの全レンジは、ccwポジションで45秒に1サイクルから、cwポジションで約8kHzまで。ピッチ・ノブは、左側がLFOレンジ、右側がオーディオ・レンジになっています。12時の位置では、ピッチはおおよそ20Hzから40Hz付近で、lfoレンジの上側とオーディオレンジの下側の領域になります。 アナログの電子部品には多少の公差があるため、ピッチ・ノブを完全にCWまたはCCWに設定した場合、2つのピッチにわずかな違いが生じます。しかし、このわずかな違いがアナログの魅力であり、アナログ・サウンドのオーガニックなクオリティを生み出すのに役立っています。CVのピッチカーブは1V/Octに近いものですが、これらのオシレーターは、例えば完全に調律された等調性の12音音階でメロディーを演奏するためのものではありません。その代わり、18オクターブ以上の非常に広いピッチ・レンジで音程を出すことを可能にしています。そして非常に広い範囲にわたって、低速でも、非常に高いオーディオ・レートでもモジュレーションすることができます。これこそが、このオシレーターが得意とする「モジュレーション」です。 CHECK IT OUT! 最初はVCOから始めよう!一番左のVCOの三角波出力(TRI1)をミキサーに接続し、RINGLERとCVのピッチノブを最小にして、 OSC1のピッチ・ノブを2時くらいに設定し、ミキサーのフェーダーをゆっくりと上げてみましょう。これは音量の大きなシグナルなので注意してください。適度なピッチの三角波の音が聞こえるはずです。この三角波にいくつかのウェーブシェイピングを施すことも可能です。そのためにはパッチケーブルでosc1 pul1出力とosc1 cv pitch入力を接続します。次に、ミニジャック端子の上にあるCVピッチ・モジュレーション・レベル・ノブをゆっくりと開きます。まずデチューニングが聞こえ、次に音のキャラクターが典型的な三角波から、より明るいノコギリ波へと変化するのが聞こえるはずです。このエフェクトはまだあまり派手ではないかもしれませんが、VCOをLFOレートで使用する場合、この方法で波形を変化させると素晴らしい結果が得られます。 NORMALIZATIONノーマライズ vcoのcvピッチの入力コネクタにケーブルが接続されていない場合、そのミニジャックコネクタはもう一方のvcoの三角波出力にノーマライズ(内部で結線)されています。つまり、cvピッチコネクタにパッチケーブルが挿入されていない場合、osc1はosc2をモジュレートし、osc2はosc1をモジュレートするこということです。ノーマライズとは、コネクターにケーブルが挿入されると、回路上であらかじめ接続されている部分を切り離すスイッチのように働くことを意味します。これはフロントパネルの裏側で行われるため目には見えませんが、基本的には、コネクターにジャックがない場合、コネクターの出力は何らかの内部信号に接続されていることを意味します。そして、ジャックがコネクターに挿入された瞬間に内部スイッチが内部接続を解除し、内部信号の代わりにジャックからの信号が引き継がれるのです。つまり、osc1のcv pitchコネクターにジャックが接続されていない場合、osc1はcv pitchノブを開くとosc2の三角波をモジュレーションに使用する。ジャックを差し込むと、この接続が「上書き」され、osc1はcvピッチ・ノブを開いたときにケーブルからの信号を使用するようになります。そこで、osc2のトライアングル出力を聴きながら、osc2をオーディオ・レンジのピッチ、例えば2時の位置に設定してみましょう。次に、osc1のピッチを9時の位置のようにLFOレンジに設定し、osc2のCVピッチノブをゆっくりと開きます。すると、osc1のトライアングルがosc2のピッチを上下にスイープするのが聞こえるでしょう。次に、短いパッチケーブルをpul1のコネクターからosc2のcvピッチ入力コネクターに接続します。スイープサウンドの代わりに、osc1の矩形波の低い電圧レベルと高い電圧レベルによる、2つの固定ピッチ間のモジュレーションが聞こえるようになります。 ここで、パッチケーブルをosc2のcvピッチ入力から外し、代わりにPUL1コネクタとosc1のcvピッチ入力の間に接続し、さらにosc1のcvピッチノブを開けると、変調パターンが上下のスイープが同じ長さから、アップスイープが長くダウンスイープが短い時間に変化するのが聴こえます。ここで、4つのosc出力と2つのosc入力だけをパッチングし、4つの出力のうち1つ以上を直接聴きながら、ありとあらゆる組み合わせを考えてみてください。セルフモジュレーションとクロスモジュレーションの両方が可能で、それぞれに特有の効果が生まれるでしょう! 周波数変調の法則LAWS...
Chirper 2Frame

BugBrand Modular 15年以上に渡って、個性的で完成度の高いバナナプラグのモジュラーシンセサイザーを製作してきたTom Bugs。BugBrandとして、素晴らしいシンセサイザー作品を、少量生産でクリエイトし続けています。 最初期の実験的な作品であるWeevilのようなガジェットシンセの時代から、私は彼の製作する、他の何とも比較するこのできない唯一無二のシンセサイザー・デザインに魅了されてきました。 進化しながら様々なバージョンを残し続けたWeevilシリーズ、PT Delayに代表されるREDシリーズは名機Chirperが初めて発売されたフォーマットでもありました。 そしてBugBrandが本当に必要なクリエイターにのみ提供し続けてきた、希少で素晴らしいオールハンドメイドのモジュラーシンセサイザーのシステム "BLUEシリーズ"は、常に幻のバナナフォーマットのモジュラーシステムとして知られています。 幸運にもこのシステムを入手できたアーティストは少なく、国内ではPHEWが愛用している事でも知られています。 私は過去10年以上にわたってBugBrand製品の販売を続けながら、このBLUEのシステムの国内販売をオファーし続てきましたが、Board ChirperやPost Card Weevilなどの比較的量産しやすい製品、または年に数回、さらに極少量しか入手できないREDのエフェクトシリーズのみの販売しか実現しませんでした。 今回、トム氏のご厚意もあり、少量ではありますが待望のBLUEシリーズを初めて日本にオフィシャル販売できる機会を得ることができました。先日は同じく長年アプローチを続けてきた某バナナプラグのモジュラーシステムの販売が一度は許可されたものの、最終的には私の力量不足で叶わず、過去にないほどのショックを受けていた矢先だったので、長年の夢が叶いBugBrandのバナナモジュラーの最初の販売ができることは、私にとって特別な意味があることでした。この憧れの青いバナナプラグのモジュラーシンセから最初に音がでた時の感動は言葉にできないほどでした! その胸に響く美しくオーガニックなアナログサウンド、そして感性と指先に追従するような操作性に、時間を忘れて演奏していたら、あっという間に夜になっていたほどの感動的な音体験でした。 正直、今後の入手性に関しては確約できる事はないのですが、可能な限り多くのクリエイターの方々に、BugBrandの誰にも真似のできない、あなたの感性と呼吸にシンクロするシンセシスの感動を伝えられたらと期待しています。 シンプルながら演奏するたびに新たな音の息吹を発見できる。これこそが究極のモジュラーシンセシス。アナログという本当に生きているからこその生身のオーガニックは100年経っても色褪せないでしょう。 英国ブリストルの曇った空から、BugBrandの青いシンセサイザーの音色が、初めて日本を公式に訪れました。ありがとうございます。 ↑Div Kidによる貴重なトム・バグスへのインタビュー動画! _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| Modular 英国ブリストルからハンドメイドで届けられる BugBrandのBlueシリーズ。 シンセシス、プロセッシング、コントロールのためのアナログ・ビルディング・ブロック。 この「バナナプラグ」のモジュラーシンセサイザーのシステムは、フラック幅(1FW = 1.5″幅)、3U(5.25″)の高さのモジュールが特徴です。全てのシステム・パッチは4mmバナナ・ケーブルと、1/4″標準フォンジャックのメイン入出力端子の仕様です。 BugBrandが提唱するシステム構成には、1フレームと2フレームのシステムがあり、専用の電源ラックケースと専用パワーサプライ、各長さを揃えたバナナパッチケーブルのセットで構成されています。 Basic knowleage of BugBrand modular システム規格について スタッキング可能な4mmバナナケーブルと標準化された信号振幅により、システム内のパッチングは自由自在です。オーディオ出力はバランス1/4 " フォン仕様で、ミキサー、サウンドカード、ラック・エフェクトなどの標準的なライン・レベル・デバイスと接続することが可能です。外部機器からのコントロール信号(1V/Octソース、ゲート信号など)を使用したり、モジュールから外部の機器へ信号を送ることもできます。すべてのモジュールは、高さ5.25インチ(3U)、幅1.5インチの倍数で構成されるFrac Rackのサイズ規格に従っています。フロントパネルはPCB素材で、クリアで目を引く外観と耐久性を兼ね備えています。システムはアルミ筐体(フレーム)に収納され、DCDC電源ユニットと内部配電を備えています。12VDCの外部電源ブリックは、内部でバイポーラの+/-15V電源に変換され、各モジュールに分配されます。フレームはデスクトップ用に設計されています。 システム・アプローチ 技術的な理解と実験をミックスすることが、このようなシステムにアプローチする最良の方法だと感じています。モジュールは基本的な機能を持つ個別のビルディング・ブロックとして設計されているが、微妙なパッチング・アプローチを組み合わせることで、豊富な可能性を提供することができます。このシステムは、静的または変動する電圧を中心に構築されており、アプローチと動作について理解することは、このような用語を解明するのに役立つはずです。電子音とは、1秒間に20~20,000回(20Hz~20kHz)の割合で振動する電圧のことです。システム電源は、リアDCソケットに接続された外部DC12Vブリックをベースとし、フレーム内部ではDCDCコンバーターを介してバイポーラ(ツインレール)+/-15Vシステム電源に変換されます。この電源は、PCB配電バスで内部配電され、モジュール電源ケーブルが接続された個々のMTA100パワーヘッダに供給されます。これらのシステム電源電圧は、0ボルトを中心としたシステム内の信号の「境界」と考えることができます。システム内の信号振幅は、フル振幅で信号を出力し、出力先で任意の減衰を適用するというアプローチで、10V P-to-P(10ボルトのピーク・トゥ・ピーク)に標準化されています。信号は一般的にユニポーラかバイポーラのどちらかであり、パッチングを行う際にはこれらの違いに注意することが重要です。 - +/-5V = BIPOLAR - 信号は0Vを中心に-5Vから+5Vまでスイングする。例:VCO- 0-10V = UNIPOLAR - 信号が0Vから+10Vまで動く。例 エンベロープ もちろん、VCAから送られてくる信号は、(VCAが "フルオープン "でない限り)P-to-Pで10V未満になる可能性があります。フィルターを介してレゾナンスを加えると振幅が大きくなる可能性があり、複数のフルスケールの信号をミックスすると合計の振幅が大きくなる可能性があります。しかし、「レールにぶつかる」前のヘッドルームは常に十分にあります(信号がシステム・パワーの限界を超えることはないため)。 コネクションについて システム内のすべての信号は、4mmのバナナケーブルとソケットでパッチされます。すべての信号は電圧であり、自由にパッチングすることができるが、2つの主要な機能グループに区別できるでしょう:- メインパス 通常、何らかの処理が適用される信号入出力機能ブロック。例えばフィルターは、1つのMain Path入力と1つのMain Path出力を持ち、機能ブロック内でフィルタリングのプロセスが適用されます。以前はこれをオーディオ・パスと呼びましたが、ほとんどのモジュールはDC結合で、オーディオまたはサブオーディオの電圧を同じように処理できます。- コントロール これは、ファンクション・コントロール・ダイヤルの設定と組み合わせてプロセスを自動化する信号で、「電圧コントロール」の基本です。フィルターを例にとると周波数CV入力(モジュレーションデプスの設定により減衰または反転)は、メイン周波数コントロールダイヤルの設定と合計され、動作カットオフ周波数を決定します。Control信号は、自動化されたノブ回しと考えることができ、サブオーディオまたはオーディオ・レートで動作します。モジュールを機能ブロックと考えると、メインパスを介してオーディオ信号(またはサブ・オーディオ信号)を生成または処理し、その動作はノブの設定と適用されるコントロール信号の組み合わせによって支配されます。 入出力について 入出力コネクターのリングカラーは、システム内の機能を素早く識別できるよう色分けされています。色は、ノブの機能を識別するのにも役立ちます:- 赤/オレンジ - メインモジュールのコントロール機能用- 黄/緑 - 入力/出力レベルコントロール用(ミキシングなど)- 青 - CVモジュレーションの深さすべての領域で、例外や境界があいまいな場合がありますが大まかな目安にはなると思います(例えばVCOはソースにもモジュレーターにもなる、など)。 電圧制御が可能なパラメーターには、少なくとも2つのコントロールダイヤルと1つ以上のCV入力があります。1つのダイヤル(典型的な色はレッド/オレンジ)はマスター・コントロールとして機能し、そのレンジで機能をスイープし、ブルーのモジュレーション・デプス・コントロールは、それぞれのCV入力からのモジュレーション量を設定します。モジュールによっては、レベルコントロールのない「フルレンジ」CV入力もあり、これらは通常、減衰なし、または1V/Octレスポンス用です。ブルーのコントロールは通常「アッテヌバーティング」(Attenuverting:減衰と反転の組み合わせ)で、より詳細なモジュレーションの可能性を実現します。中央のゼロの位置から時計回りに回すと、ユニティ(1倍)までのモジュレーションが増加し、反時計回りに回すと、ユニティ(マイナス1倍)までのモジュレーション信号が反転します。*ノブ操作で変調を正確にゼロにするのは難しい場合があります-そのような場合、真のゼロのために入力ケーブルを取り外すことを推奨しま]。反転を考える場合、反転は0Vの中心付近で起こるので、ユニポーラまたはバイポーラの信号は次のように動作することに注意してください:波形を変調信号として適用する場合、波形の挙動を考慮することが重要です。変調電圧(入力アッテネーター後)は、メイン・コントロール・ダイヤルで設定された値と合計され、正電圧はメイン・サムに加算され、負電圧は減算されます。 このように- バイポーラの+/-5V信号は、マスター・コントロールの設定値に加算され、減算されます。フル・コントロール・スイープを行うには、メイン・コントロールをCVフル(または反転)の中央位置に設定します。- 0~+10V 信号は、マスター・コントロールの設定値に加算されます。フル・コントロールのスイープを行うには、メイン・コントロールをゼロに設定し、フルに正のCV変調を加えます。- 反転したユニポーラ信号(0V~-10V)は、マスター・コントロールの設定値から減算されます。フル・コントロール掃引の場合は、メイン・コントロールをフルに設定し、フル反転CV変調をかけます。 前述のように、信号は一般的にフル10V p-to-p振幅で出力されるため、複数の異なるデスティネーションにスプリットでき、デスティネーションごとに異なる減衰設定が可能です。バナナ・ケーブルを使えば、素早く簡単に接続を分配することができます:1つの信号を複数の異なる行き先にスプリットすることができます。例:VCOの出力をVCFのMain Path入力とFrequency Modulation CV入力の両方に接続することはできますが、1つの入力に複数の信号を組み合わせることはできません。例:2つのVCO出力をVCFのメイン・パス入力で「ミキシング」して組み合わせるべきではありません - ミキサーを使用してください(例:Dual MixingモジュールのDCミキサー)。すべての出力はユニバーサル出力インピーダンス(470Ω)と内蔵のショート保護回路を備えていますので、パッシブ"/"スタック "ミキシングを実験することは可能ですが、"適切な "結果は得られません。 パワーフレーム(電源)について モジュールは、PCB(または19インチラック)エンドシーク付きのカスタムアルミフレーム(16" x 5.25" x 2.3")に収納されています。標準的なIEC...
Chirper Voice(1 Frame Setup)

BugBrand Modular 15年以上に渡って、個性的で完成度の高いバナナプラグのモジュラーシンセサイザーを製作してきたTom Bugs。BugBrandとして、素晴らしいシンセサイザー作品を、少量生産でクリエイトし続けています。 最初期の実験的な作品であるWeevilのようなガジェットシンセの時代から、私は彼の製作する、他の何とも比較するこのできない唯一無二のシンセサイザー・デザインに魅了されてきました。 進化しながら様々なバージョンを残し続けたWeevilシリーズ、PT Delayに代表されるREDシリーズは名機Chirperが初めて発売されたフォーマットでもありました。 そしてBugBrandが本当に必要なクリエイターにのみ提供し続けてきた、希少で素晴らしいオールハンドメイドのモジュラーシンセサイザーのシステム "BLUEシリーズ"は、常に幻のバナナフォーマットのモジュラーシステムとして知られています。 幸運にもこのシステムを入手できたアーティストは少なく、国内ではPHEWが愛用している事でも知られています。 私は過去10年以上にわたってBugBrand製品の販売を続けながら、このBLUEのシステムの国内販売をオファーし続てきましたが、Board ChirperやPost Card Weevilなどの比較的量産しやすい製品、または年に数回、さらに極少量しか入手できないREDのエフェクトシリーズのみの販売しか実現しませんでした。 今回、トム氏のご厚意もあり、少量ではありますが待望のBLUEシリーズを初めて日本にオフィシャル販売できる機会を得ることができました。先日は同じく長年アプローチを続けてきた某バナナプラグのモジュラーシステムの販売が一度は許可されたものの、最終的には私の力量不足で叶わず、過去にないほどのショックを受けていた矢先だったので、長年の夢が叶いBugBrandのバナナモジュラーの最初の販売ができることは、私にとって特別な意味があることでした。この憧れの青いバナナプラグのモジュラーシンセから最初に音がでた時の感動は言葉にできないほどでした! その胸に響く美しくオーガニックなアナログサウンド、そして感性と指先に追従するような操作性に、時間を忘れて演奏していたら、あっという間に夜になっていたほどの感動的な音体験でした。 正直、今後の入手性に関しては確約できる事はないのですが、可能な限り多くのクリエイターの方々に、BugBrandの誰にも真似のできない、あなたの感性と呼吸にシンクロするシンセシスの感動を伝えられたらと期待しています。 シンプルながら演奏するたびに新たな音の息吹を発見できる。これこそが究極のモジュラーシンセシス。アナログという本当に生きているからこその生身のオーガニックは100年経っても色褪せないでしょう。 英国ブリストルの曇った空から、BugBrandの青いシンセサイザーの音色が、初めて日本を公式に訪れました。ありがとうございます。 ↑Div Kidによる貴重なトム・バグスへのインタビュー動画! _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| _|~| Modular 英国ブリストルからハンドメイドで届けられる BugBrandのBlueシリーズ。 シンセシス、プロセッシング、コントロールのためのアナログ・ビルディング・ブロック。 この「バナナプラグ」のモジュラーシンセサイザーのシステムは、フラック幅(1FW = 1.5″幅)、3U(5.25″)の高さのモジュールが特徴です。全てのシステム・パッチは4mmバナナ・ケーブルと、1/4″標準フォンジャックのメイン入出力端子の仕様です。 BugBrandが提唱するシステム構成には、1フレームと2フレームのシステムがあり、専用の電源ラックケースと専用パワーサプライ、各長さを揃えたバナナパッチケーブルのセットで構成されています。 Basic knowleage of BugBrand modular システム規格について スタッキング可能な4mmバナナケーブルと標準化された信号振幅により、システム内のパッチングは自由自在です。オーディオ出力はバランス1/4 " フォン仕様で、ミキサー、サウンドカード、ラック・エフェクトなどの標準的なライン・レベル・デバイスと接続することが可能です。外部機器からのコントロール信号(1V/Octソース、ゲート信号など)を使用したり、モジュールから外部の機器へ信号を送ることもできます。すべてのモジュールは、高さ5.25インチ(3U)、幅1.5インチの倍数で構成されるFrac Rackのサイズ規格に従っています。フロントパネルはPCB素材で、クリアで目を引く外観と耐久性を兼ね備えています。システムはアルミ筐体(フレーム)に収納され、DCDC電源ユニットと内部配電を備えています。12VDCの外部電源ブリックは、内部でバイポーラの+/-15V電源に変換され、各モジュールに分配されます。フレームはデスクトップ用に設計されています。 システム・アプローチ 技術的な理解と実験をミックスすることが、このようなシステムにアプローチする最良の方法だと感じています。モジュールは基本的な機能を持つ個別のビルディング・ブロックとして設計されているが、微妙なパッチング・アプローチを組み合わせることで、豊富な可能性を提供することができます。このシステムは、静的または変動する電圧を中心に構築されており、アプローチと動作について理解することは、このような用語を解明するのに役立つはずです。電子音とは、1秒間に20~20,000回(20Hz~20kHz)の割合で振動する電圧のことです。システム電源は、リアDCソケットに接続された外部DC12Vブリックをベースとし、フレーム内部ではDCDCコンバーターを介してバイポーラ(ツインレール)+/-15Vシステム電源に変換されます。この電源は、PCB配電バスで内部配電され、モジュール電源ケーブルが接続された個々のMTA100パワーヘッダに供給されます。これらのシステム電源電圧は、0ボルトを中心としたシステム内の信号の「境界」と考えることができます。システム内の信号振幅は、フル振幅で信号を出力し、出力先で任意の減衰を適用するというアプローチで、10V P-to-P(10ボルトのピーク・トゥ・ピーク)に標準化されています。信号は一般的にユニポーラかバイポーラのどちらかであり、パッチングを行う際にはこれらの違いに注意することが重要です。 - +/-5V = BIPOLAR - 信号は0Vを中心に-5Vから+5Vまでスイングする。例:VCO- 0-10V = UNIPOLAR - 信号が0Vから+10Vまで動く。例 エンベロープ もちろん、VCAから送られてくる信号は、(VCAが "フルオープン "でない限り)P-to-Pで10V未満になる可能性があります。フィルターを介してレゾナンスを加えると振幅が大きくなる可能性があり、複数のフルスケールの信号をミックスすると合計の振幅が大きくなる可能性があります。しかし、「レールにぶつかる」前のヘッドルームは常に十分にあります(信号がシステム・パワーの限界を超えることはないため)。 コネクションについて システム内のすべての信号は、4mmのバナナケーブルとソケットでパッチされます。すべての信号は電圧であり、自由にパッチングすることができるが、2つの主要な機能グループに区別できるでしょう:- メインパス 通常、何らかの処理が適用される信号入出力機能ブロック。例えばフィルターは、1つのMain Path入力と1つのMain Path出力を持ち、機能ブロック内でフィルタリングのプロセスが適用されます。以前はこれをオーディオ・パスと呼びましたが、ほとんどのモジュールはDC結合で、オーディオまたはサブオーディオの電圧を同じように処理できます。- コントロール これは、ファンクション・コントロール・ダイヤルの設定と組み合わせてプロセスを自動化する信号で、「電圧コントロール」の基本です。フィルターを例にとると周波数CV入力(モジュレーションデプスの設定により減衰または反転)は、メイン周波数コントロールダイヤルの設定と合計され、動作カットオフ周波数を決定します。Control信号は、自動化されたノブ回しと考えることができ、サブオーディオまたはオーディオ・レートで動作します。モジュールを機能ブロックと考えると、メインパスを介してオーディオ信号(またはサブ・オーディオ信号)を生成または処理し、その動作はノブの設定と適用されるコントロール信号の組み合わせによって支配されます。 入出力について 入出力コネクターのリングカラーは、システム内の機能を素早く識別できるよう色分けされています。色は、ノブの機能を識別するのにも役立ちます:- 赤/オレンジ - メインモジュールのコントロール機能用- 黄/緑 - 入力/出力レベルコントロール用(ミキシングなど)- 青 - CVモジュレーションの深さすべての領域で、例外や境界があいまいな場合がありますが大まかな目安にはなると思います(例えばVCOはソースにもモジュレーターにもなる、など)。 電圧制御が可能なパラメーターには、少なくとも2つのコントロールダイヤルと1つ以上のCV入力があります。1つのダイヤル(典型的な色はレッド/オレンジ)はマスター・コントロールとして機能し、そのレンジで機能をスイープし、ブルーのモジュレーション・デプス・コントロールは、それぞれのCV入力からのモジュレーション量を設定します。モジュールによっては、レベルコントロールのない「フルレンジ」CV入力もあり、これらは通常、減衰なし、または1V/Octレスポンス用です。ブルーのコントロールは通常「アッテヌバーティング」(Attenuverting:減衰と反転の組み合わせ)で、より詳細なモジュレーションの可能性を実現します。中央のゼロの位置から時計回りに回すと、ユニティ(1倍)までのモジュレーションが増加し、反時計回りに回すと、ユニティ(マイナス1倍)までのモジュレーション信号が反転します。*ノブ操作で変調を正確にゼロにするのは難しい場合があります-そのような場合、真のゼロのために入力ケーブルを取り外すことを推奨しま]。反転を考える場合、反転は0Vの中心付近で起こるので、ユニポーラまたはバイポーラの信号は次のように動作することに注意してください:波形を変調信号として適用する場合、波形の挙動を考慮することが重要です。変調電圧(入力アッテネーター後)は、メイン・コントロール・ダイヤルで設定された値と合計され、正電圧はメイン・サムに加算され、負電圧は減算されます。 このように- バイポーラの+/-5V信号は、マスター・コントロールの設定値に加算され、減算されます。フル・コントロール・スイープを行うには、メイン・コントロールをCVフル(または反転)の中央位置に設定します。- 0~+10V 信号は、マスター・コントロールの設定値に加算されます。フル・コントロールのスイープを行うには、メイン・コントロールをゼロに設定し、フルに正のCV変調を加えます。- 反転したユニポーラ信号(0V~-10V)は、マスター・コントロールの設定値から減算されます。フル・コントロール掃引の場合は、メイン・コントロールをフルに設定し、フル反転CV変調をかけます。 前述のように、信号は一般的にフル10V p-to-p振幅で出力されるため、複数の異なるデスティネーションにスプリットでき、デスティネーションごとに異なる減衰設定が可能です。バナナ・ケーブルを使えば、素早く簡単に接続を分配することができます:1つの信号を複数の異なる行き先にスプリットすることができます。例:VCOの出力をVCFのMain Path入力とFrequency Modulation CV入力の両方に接続することはできますが、1つの入力に複数の信号を組み合わせることはできません。例:2つのVCO出力をVCFのメイン・パス入力で「ミキシング」して組み合わせるべきではありません - ミキサーを使用してください(例:Dual MixingモジュールのDCミキサー)。すべての出力はユニバーサル出力インピーダンス(470Ω)と内蔵のショート保護回路を備えていますので、パッシブ"/"スタック "ミキシングを実験することは可能ですが、"適切な "結果は得られません。 パワーフレーム(電源)について モジュールは、PCB(または19インチラック)エンドシーク付きのカスタムアルミフレーム(16" x 5.25" x...
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