qToneは、LFO、シーケンサー、ランダムソースなどのあらゆるタイプのコントロールボルテージから音楽的なノートを生成するデュアルチャンネルのボルテージ・クオンタイザです。
1, MAIN OPERATIONS
◎ LEDS
スケールとパラメーターの値は、このLEDグループで表示されます。スケールバンクには16のスケールが含まれています。各スケールはスケールエディットページで編集できます。
◎ MENU
メニューには4つの選択可能なパラメーターページとARPモードページがあります。エンコーダーを押して回して、希望のパラメーターを選択します。再度押して回して、選択したパラメーターの値を設定します。
SCALE:クオンタイズのスケールを選択
GLIDE:クオンタイズされたノート間のポルタメント(グライド)を設定
OFFSET:このパラメーターは入力されるボルテージを上下にシフトし、クオンタイズ前にトランスポーズを適用します
TRANSPOSE:このパラメーターを使用して、スケールを半音単位で上下にトランスポーズします。
ARP:すべての4つのLEDが点灯した最後のパラメーターはアルペジオモードです。詳細は以下で説明します。
◎ ENCORDER
エンコーダーを使用して様々なエディットを行います。エンコーダーは回転とプッシュがあります。
◎ CHANNEL SELECT BUTTON
アクティブなチャンネルは、これらの2つのボタンで選択されます。両方のボタンを同時に押すと、qToneは両方のチャンネルで共有スケールを持つようになります(両方のLEDが点灯します)。デフォルトでは、各チャンネルは独立して独自のスケールを持ちます。
アクティブなチャンネルボタンを2度プッシュするとスケールエディットページに入ります。このページでは、エンコーダーを押しながら回すことでスケールを編集できます。エンコーダーの長押しでスケールの現在のノートをクリアできます。
◎ CV MENU BUTTON
このボタンを押してCVメニューに入り、CV入力を4つのパラメーターのいずれかにルーティングできます。CV1 LEDが点灯し、現在CV1入力のルーティングを設定していることを示します。2度目の押しでCV2入力のルーティングを選択します。最後に、3度目の押しでCVメニューを終了します。CVメニューの詳細は以下で提供されます。
◎ CONNECTION
● OUT
クオンタイズされたバイポーラボルテージを出力します。これらをオシレーターのV/Octに送信します。
● TRIG
パッチケーブルがTRIG入力に挿入されると、qToneはトリガーを待ち、トリガーを受信すると入力電圧をサンプリングします。これにより、電圧をビートに合わせてクオンタイズ可能になります。
● IN
入力は-5Vから+5Vまでのユニポーラおよびバイポーラボルテージを受け入れます。ここにLFOまたはその他のソースを接続します。
● CV 1 / CV2
CV入力1と2は、-5から+5Vに対応します。
2, CV MENU
◎ LEDS(Amount of Attenuation)
LEDマトリックスは、CV入力のアッテネーターを適応した際の減衰量が表示されます。
◎ LEDS(CV Distination)
これらのLEDはCV入力のディスティネーションを表示します。エンコーダーを回して変更が可能です。押しながらエンコーダーを回すとCV入力のアッテネータとして機能します(CV入力信号の減衰量を調整できます)◎ CV Distination Track
これらのボタンでディスティネーショントラックを選択します。両方のボタンを押すと両方のトラックに同時にモジュレーションCVを送信できます。
◎ CV1/CV2/Exit
2つのCV入力間を切り替えます。3度目のプッシュでCVメニューを終了します。
3, ARP MODE
ARPモードでは、現在のスケールに従ってアルペジオを生成できます。
アルペジオは、対応するトリガー入力で新しいトリガーを受信するたびに進行します。エンコーダーを回してARPタイプを変更可能です。
・左側の赤いLEDグループは、アルペジオ(ARP)タイプを示しています。
・右側の白いLEDグループは、アルペジオのオクターブレンジを示しています。
4、ボタンの組み合わせ
◎ Shared Scal
両方のトラックボタンを同時に押すことで、両方のトラックに同じスケールを適用できます(どのモードでも)。
このコンボで最初に押されたトラックボタンは、そのスケールを反対のチャンネルにコピーします。「共有スケールモード」を終了するには、再び両方のボタンを同時に押します。
◎ Quick Jump to Scale/Arp page
スケール/アルペジオページへのクイックジャンプが可能です。
トラックボタンを2回押して、すぐにスケールページに移動できます。既にスケールページにいる場合、この操作によりARPページに移動できます(どのモードでも)。
◎Copy/Paste Scale
スケールのコピー&ペーストが可能です。
トラックボタンを押したまま、エンコーダーを押して現在のスケールをコピーします。エンコーダーを回して、スケールをコピーする場所を選択します(スケール/スケールエディットモードで利用可能です)。
◎Transpose Scale
スケールのトランスポーズが可能です。
トラックボタンを押したまま、エンコーダーを回してスケールをトランスポーズします。このトランスポーズは、TRANSPOSEパラメーターから独立しています(スケール/スケール編集モードで利用できます)。
5、Technical Details
- 消費電力: +12V: 50 mA、-12V: 20 mA。
- 出力範囲: -5Vから+5V
- 入力範囲: -5Vから+5V