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カート 0

Chirper 2Frame

BugBrand Modular

15年以上に渡って、個性的で完成度の高いバナナプラグのモジュラーシンセサイザーを製作してきたTom Bugs。BugBrandとして、素晴らしいシンセサイザー作品を、少量生産でクリエイトし続けています。
最初期の実験的な作品であるWeevilのようなガジェットシンセの時代から、私は彼の製作する、他の何とも比較するこのできない唯一無二のシンセサイザー・デザインに魅了されてきました。

進化しながら様々なバージョンを残し続けたWeevilシリーズ、PT Delayに代表されるREDシリーズは名機Chirperが初めて発売されたフォーマットでもありました。

そしてBugBrandが本当に必要なクリエイターにのみ提供し続けてきた、希少で素晴らしいオールハンドメイドのモジュラーシンセサイザーのシステム "BLUEシリーズ"は、常に幻のバナナフォーマットのモジュラーシステムとして知られています。

幸運にもこのシステムを入手できたアーティストは少なく、国内ではPHEWが愛用している事でも知られています。

私は過去10年以上にわたってBugBrand製品の販売を続けながら、このBLUEのシステムの国内販売をオファーし続てきましたが、Board ChirperやPost Card Weevilなどの比較的量産しやすい製品、または年に数回、さらに極少量しか入手できないREDのエフェクトシリーズのみの販売しか実現しませんでした。

今回、トム氏のご厚意もあり、少量ではありますが待望のBLUEシリーズを初めて日本にオフィシャル販売できる機会を得ることができました。先日は同じく長年アプローチを続けてきた某バナナプラグのモジュラーシステムの販売が一度は許可されたものの、最終的には私の力量不足で叶わず、過去にないほどのショックを受けていた矢先だったので、長年の夢が叶いBugBrandのバナナモジュラーの最初の販売ができることは、私にとって特別な意味があることでした。この憧れの青いバナナプラグのモジュラーシンセから最初に音がでた時の感動は言葉にできないほどでした!

その胸に響く美しくオーガニックなアナログサウンド、そして感性と指先に追従するような操作性に、時間を忘れて演奏していたら、あっという間に夜になっていたほどの感動的な音体験でした。

正直、今後の入手性に関しては確約できる事はないのですが、可能な限り多くのクリエイターの方々に、BugBrandの誰にも真似のできない、あなたの感性と呼吸にシンクロするシンセシスの感動を伝えられたらと期待しています。

シンプルながら演奏するたびに新たな音の息吹を発見できる。これこそが究極のモジュラーシンセシス。アナログという本当に生きているからこその生身のオーガニックは100年経っても色褪せないでしょう。

英国ブリストルの曇った空から、BugBrandの青いシンセサイザーの音色が、初めて日本を公式に訪れました。ありがとうございます。


↑Div Kidによる貴重なトム・バグスへのインタビュー動画!



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Modular

英国ブリストルからハンドメイドで届けられる BugBrandのBlueシリーズ。

シンセシス、プロセッシング、コントロールのためのアナログ・ビルディング・ブロック。

この「バナナプラグ」のモジュラーシンセサイザーのシステムは、フラック幅(1FW = 1.5″幅)、3U(5.25″)の高さのモジュールが特徴です。全てのシステム・パッチは4mmバナナ・ケーブルと、1/4″標準フォンジャックのメイン入出力端子の仕様です。

BugBrandが提唱するシステム構成には、1フレームと2フレームのシステムがあり、専用の電源ラックケースと専用パワーサプライ、各長さを揃えたバナナパッチケーブルのセットで構成されています。

 

Basic knowleage of BugBrand modular

システム規格について

スタッキング可能な4mmバナナケーブルと標準化された信号振幅により、システム内のパッチングは自由自在です。

オーディオ出力はバランス1/4 " フォン仕様で、ミキサー、サウンドカード、ラック・エフェクトなどの標準的なライン・レベル・デバイスと接続することが可能です。

外部機器からのコントロール信号(1V/Octソース、ゲート信号など)を使用したり、モジュールから外部の機器へ信号を送ることもできます。

すべてのモジュールは、高さ5.25インチ(3U)、幅1.5インチの倍数で構成されるFrac Rackのサイズ規格に従っています。フロントパネルはPCB素材で、クリアで目を引く外観と耐久性を兼ね備えています。

システムはアルミ筐体(フレーム)に収納され、DCDC電源ユニットと内部配電を備えています。12VDCの外部電源ブリックは、内部でバイポーラの+/-15V電源に変換され、各モジュールに分配されます。フレームはデスクトップ用に設計されています。



システム・アプローチ

技術的な理解と実験をミックスすることが、このようなシステムにアプローチする最良の方法だと感じています。モジュールは基本的な機能を持つ個別のビルディング・ブロックとして設計されているが、微妙なパッチング・アプローチを組み合わせることで、豊富な可能性を提供することができます。

このシステムは、静的または変動する電圧を中心に構築されており、アプローチと動作について理解することは、このような用語を解明するのに役立つはずです。電子音とは、1秒間に20~20,000回(20Hz~20kHz)の割合で振動する電圧のことです。

システム電源は、リアDCソケットに接続された外部DC12Vブリックをベースとし、フレーム内部ではDCDCコンバーターを介してバイポーラ(ツインレール)+/-15Vシステム電源に変換されます。この電源は、PCB配電バスで内部配電され、モジュール電源ケーブルが接続された個々のMTA100パワーヘッダに供給されます。

これらのシステム電源電圧は、0ボルトを中心としたシステム内の信号の「境界」と考えることができます。システム内の信号振幅は、フル振幅で信号を出力し、出力先で任意の減衰を適用するというアプローチで、10V P-to-P(10ボルトのピーク・トゥ・ピーク)に標準化されています。信号は一般的にユニポーラかバイポーラのどちらかであり、パッチングを行う際にはこれらの違いに注意することが重要です。

- +/-5V = BIPOLAR - 信号は0Vを中心に-5Vから+5Vまでスイングする。
例:VCO

- 0-10V = UNIPOLAR - 信号が0Vから+10Vまで動く。
例 エンベロープ



もちろん、VCAから送られてくる信号は、(VCAが "フルオープン "でない限り)P-to-Pで10V未満になる可能性があります。フィルターを介してレゾナンスを加えると振幅が大きくなる可能性があり、複数のフルスケールの信号をミックスすると合計の振幅が大きくなる可能性があります。しかし、「レールにぶつかる」前のヘッドルームは常に十分にあります(信号がシステム・パワーの限界を超えることはないため)。



コネクションについて

システム内のすべての信号は、4mmのバナナケーブルとソケットでパッチされます。すべての信号は電圧であり、自由にパッチングすることができるが、2つの主要な機能グループに区別できるでしょう:

- メインパス 
通常、何らかの処理が適用される信号入出力機能ブロック。例えばフィルターは、1つのMain Path入力と1つのMain Path出力を持ち、機能ブロック内でフィルタリングのプロセスが適用されます。以前はこれをオーディオ・パスと呼びましたが、ほとんどのモジュールはDC結合で、オーディオまたはサブオーディオの電圧を同じように処理できます。

- コントロール
これは、ファンクション・コントロール・ダイヤルの設定と組み合わせてプロセスを自動化する信号で、「電圧コントロール」の基本です。

フィルターを例にとると
周波数CV入力(モジュレーションデプスの設定により減衰または反転)は、メイン周波数コントロールダイヤルの設定と合計され、動作カットオフ周波数を決定します。Control信号は、自動化されたノブ回しと考えることができ、サブオーディオまたはオーディオ・レートで動作します。

モジュールを機能ブロックと考えると、メインパスを介してオーディオ信号(またはサブ・オーディオ信号)を生成または処理し、その動作はノブの設定と適用されるコントロール信号の組み合わせによって支配されます。


入出力について

入出力コネクターのリングカラーは、システム内の機能を素早く識別できるよう色分けされています。



色は、ノブの機能を識別するのにも役立ちます:

- 赤/オレンジ - メインモジュールのコントロール機能用
- 黄/緑 - 入力/出力レベルコントロール用(ミキシングなど)
- 青 - CVモジュレーションの深さ

すべての領域で、例外や境界があいまいな場合がありますが大まかな目安にはなると思います(例えばVCOはソースにもモジュレーターにもなる、など)。

 
電圧制御が可能なパラメーターには、少なくとも2つのコントロールダイヤルと1つ以上のCV入力があります。1つのダイヤル(典型的な色はレッド/オレンジ)はマスター・コントロールとして機能し、そのレンジで機能をスイープし、ブルーのモジュレーション・デプス・コントロールは、それぞれのCV入力からのモジュレーション量を設定します。モジュールによっては、レベルコントロールのない「フルレンジ」CV入力もあり、これらは通常、減衰なし、または1V/Octレスポンス用です。

ブルーのコントロールは通常「アッテヌバーティング」(Attenuverting:減衰と反転の組み合わせ)で、より詳細なモジュレーションの可能性を実現します。中央のゼロの位置から時計回りに回すと、ユニティ(1倍)までのモジュレーションが増加し、反時計回りに回すと、ユニティ(マイナス1倍)までのモジュレーション信号が反転します。*ノブ操作で変調を正確にゼロにするのは難しい場合があります-そのような場合、真のゼロのために入力ケーブルを取り外すことを推奨しま]。

反転を考える場合、反転は0Vの中心付近で起こるので、ユニポーラまたはバイポーラの信号は次のように動作することに注意してください:


波形を変調信号として適用する場合、波形の挙動を考慮することが重要です。変調電圧(入力アッテネーター後)は、メイン・コントロール・ダイヤルで設定された値と合計され、正電圧はメイン・サムに加算され、負電圧は減算されます。

このように

- バイポーラの+/-5V信号は、マスター・コントロールの設定値に加算され、減算されます。
フル・コントロール・スイープを行うには、メイン・コントロールをCVフル(または反転)の中央位置に設定します。

- 0~+10V 信号は、マスター・コントロールの設定値に加算されます。
フル・コントロールのスイープを行うには、メイン・コントロールをゼロに設定し、フルに正のCV変調を加えます。

- 反転したユニポーラ信号(0V~-10V)は、マスター・コントロールの設定値から減算されます。
フル・コントロール掃引の場合は、メイン・コントロールをフルに設定し、フル反転CV変調をかけます。
 
前述のように、信号は一般的にフル10V p-to-p振幅で出力されるため、複数の異なるデスティネーションにスプリットでき、デスティネーションごとに異なる減衰設定が可能です。バナナ・ケーブルを使えば、素早く簡単に接続を分配することができます:

1つの信号を複数の異なる行き先にスプリットすることができます。

例:VCOの出力をVCFのMain Path入力とFrequency Modulation CV入力の両方に接続することはできますが、1つの入力に複数の信号を組み合わせることはできません。

例:2つのVCO出力をVCFのメイン・パス入力で「ミキシング」して組み合わせるべきではありません - ミキサーを使用してください(例:Dual MixingモジュールのDCミキサー)。


すべての出力はユニバーサル出力インピーダンス(470Ω)と内蔵のショート保護回路を備えていますので、パッシブ"/"スタック "ミキシングを実験することは可能ですが、"適切な "結果は得られません。

 

パワーフレーム(電源)について

モジュールは、PCB(または19インチラック)エンドシーク付きのカスタムアルミフレーム(16" x 5.25" x 2.3")に収納されています。

標準的なIEC C14入力ソケットを備え、少なくとも1.5A(フレームあたり)を供給できる外部12V DC電源ブリックが、背面のDC入力ソケット(2.1mm、センター・ポジティブ)に差し込まれます。内部では、各レール500mAで+/-15Vのバイポーラに変換されます。電源は、MTA100パワーヘッダ付きPCBバスボード経由で内部に分配され、モジュールは5インチ4ウェイ電源ケーブルで接続されます。

電源接続は極性があるため前後に差し込むことはできませんが、接続が正しいことを常に確認し(例えば、「オフセット」していないこと)、モジュールを追加または取り外す際には必ず電源を切断する必要があります。

 
外部接続について

メイン・オーディオ出力(Dual Mixingモジュール経由)はインピーダンス・バランスの1/4インチ・ソケットです。

チップ=シグナル、リング=47オーム~0V、スリーブ=シャーシ0V
アンバランス接続も問題なく使用できます。

外部ソースは以下に示すインターフェースの方法に従って接続し、適切な10V P-to-P振幅になるように外部で調整してください。

外部システムとのインターフェイス

Midi-to-CVコンバーターやシーケンサーなど、他のシステムや外部コントロール機器と接続する場合、バナナ接続は信号を伝送するだけなので(0V 接続がない)、2 つのステップが必要になります:

- まず、共通の0V接続を確立する必要があります。

2つのシステムの0Vラインを結合し、共通のリファレンスを共有する必要があります。これは、ユニット背面の黒い 4mm バナナ 0V ソケットを使って行います。
第3のシステムを接続する場合は、0Vリファレンスにさらに接続する必要があります。

- その後、初めて外部システムとの間で信号をパッチングすることができます。

信号の電圧挙動は常に考慮する価値があり、もちろんプラグタイプの変換が必要な場合もあります。BugBrandシステム内の電圧は、例えばユーロラックシステムでも問題なく動作しますが、ユーロ信号の中にはp-to-p振幅が5Vしかないものもあります。

カスタムインターフェースケーブル(60cmバナナ-ミニジャック)を使用する:

- ツインケーブルの「アース付き」ケーブルを使って最初の接続を行います。黒いケーブルをBugBrandの0Vリアソケットに差し込み、白い'signal'接続をソース/デスティネーションに差し込みます。

- 同じ機材でさらに接続する場合は、"シグナル "ケーブルが必要です。






 

 

Chirper 2 Frameの構成

Chirper 2 Frameは、BugBrandを代表するデザインであるChirperを中心にセットアップされた、開発者トム・バグス推奨のモジュール・セットアップです。モジュールの内容は制作時期によって入れ替えがあり、決まった内容ではありません(ビーツヴィルで2Frame Setupが販売中の場合、ページに掲載されている写真は入荷しているモジュール構成で記載されています。製品がSOLDOUTになっている場合には「前回入荷した」モジュール構成の写真が掲載されています)。


トム・バグスが考える最高の組み合わせのBugBrandモジュールが、2段のPowered Frame – 11FWのケースに収納されて納品されます。専用のパワーサプライと各種長さの4mmバナナパッチケーブルが同梱されているので、完成されたシステムとしてすぐにプレイできます!

受注生産品で入手がとても難しい製品です。入荷した場合にのみショッピングカートで販売いたします。「再入荷通知」をご登録ください。

 
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■ 最新の入荷状況とモジュール構成については、販売ページをご確認ください。
構成モジュールのリストから、個々のモジュールのページへのリンクがございます。製品の使い方については各モジュールのページをご参照ください。


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