Qun-synthesizer
NUNOMO "Qun-synthesizer"は、ESP32-LyraT用に開発されたアナログモデリング・シンセサイザーエンジンと、Nunomoオリジナルのドーターボードで構成される多機能なマイクロ・シンセサイザーです。
Overview
- 接続: 標準MIDI (TRS Aタイプ), BLE MIDI, MIDI UART s(macOS/Windows をサポート https://github.com/raspy135/serialmidi .
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ESP32 Lyrat
- ESP32 Lyratは元来スマートスピーカー用に設計された製品です。QUNのシンセサイザーはこれを利用する事でシンセサイザーとして手頃な価格を実現することに成功しています。ESP32 Lyratはシンセサイザーとして設計されていないため、いくつかの制限があります例:USBは一般的なUSB-MIDIではなくMIDI UARTです
- ESP32 Lyratは元来スマートスピーカー用に設計された製品です。QUNのシンセサイザーはこれを利用する事でシンセサイザーとして手頃な価格を実現することに成功しています。ESP32 Lyratはシンセサイザーとして設計されていないため、いくつかの制限があります例:USBは一般的なUSB-MIDIではなくMIDI UARTです
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アナログモデリングエンジン
- オリジナル設計のアナログモデリングエンジンは、高度なアルゴリズムによる素晴らしいオーガニックなサウンドを実現しています。このエンジンは過去のシンセサイザーのコピーではなく、現代のサウンドを作るために設計されました。
- ESP32のCPUパワーの全てのクロックを利用しています。
- 1ms以下の低レイテンシーを達成(サウンドレイテンシー、接続タイプによって異なります) 。サウンド処理のみを行うため、PCのようにCPUを不意に使用するための余分なバッファを必要としないため低レイテンシーを実現。
- すべてのアナログ・モデリング・エンジンのパラメータは、MIDI経由の設定が可能。
- 2基のオシレーター。安いシンセサイザーはこの部分を妥協することがありますが、エイリアスノイズのない妥協のない設計のオシレーターを搭載。内部演算は全て浮動小数点で行われ、音質に配慮したデザインです。
- オシレーターはデュアルトーン構成で使用可能。
- 複数台のQUNシンセをスタックして、ポリフォニック・セットアップが可能。
- フレキシブルなMOD(CV)ルーティング :モジュラーシンセサイザーのようなフレキシブルな信号ルーティング、モジュレーションが可能。
- AUX(L/R)入力は外部オーディオ信号入力、または外部CV入力として使用可能。
- 4 エンベロープジェネレーター
- FM (4 オペレーター x 2)
- LFO, MIDIノートによる速度コントロール可能
- オーガニックサウンドのVCF
- 2/4ポール切替, ローパス、バンドパス、ハイパス、ノッチ・フィルターモード
- オーガニックなレゾナンスのリニアーと、クラシックなノンリニアーカーブの選択
- キーシンク
- エフェクト機能搭載(ディレイ、コーラス、フランジャー)
- MIDIクロック同期
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3つのクリッピング・アルゴリズムによるオーガニックなクリップサウンド
- グラニュラー・シンセシス
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- 1つのオシレーターをグラニュラーシンセシス用のエンジンとして使用できます
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プレーヤー / シーケンサー
- プレーヤー (ピアノモード)
- ランダムな8ステップシーケンサー
- ノートオン/オフ/ダブル/トリプル
- トランスポーズ / ノート長
- ランダムネス・コントロール
- スケール・クオンタイズ
- アルペジオ・ステップ
- ルーパー機能
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ルーパー機能を使用してシーケンサーに同期した30秒までのサウンドを録音可能
- プレイ / レコーディング / オーバーダブ
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CONNECTIONS
- Power : 良質の USB 電源を使用してください。USBケーブルをPOWERと表記されている方のUSBポートに接続してください。
- BLE MIDI : Bluetooth MIDIはiOSまたはmacOSに対応しています。Windowsには非対応です。BLE MIDIのレイテンシは一般的に15~20msとなるため、低レイテンシーで使用したい場合にはMIDIまたはMIDI UARTを使用してください。
- MIDI : MIDIケーブルの接続にはTRS A型のMIDIアダプタ(別売)を使用します。TRS AタイプのアダプターはKORGやAKAI、MAKE NOISEのアダプターと同タイプです。
- MIDI UART: 従来のMIDIインターフェースの代わりにMIDI UARTを使用することもできます。専用のプログラムとMIDIブリッジ(WindowsのLoopMIDI、macOSのIACなど)が必要ですが、一度設定してしまえばUSB-MIDIのように使うことができます。LyratボードののUARTと表記されたUSB端子とコンピュータに接続します。UARTドライバをインストールする必要があるかもしれません (https://www.silabs.com/products/development-tools/software/usb-to-uart-bridge-vcp-drivers)
MIDI UARTの詳細については、https://github.com/raspy135/serialmidi プロジェクトを参照してください。MIDIのbaud rateは31250bpsに設定します。 - 本機は外部のオーディオ信号を処理することができます。簡易的なマイクもボード上に搭載しています。
- 右側にLINE INとPHONE OUT端子があります。出力はステレオプラグ対応ですが、左右のチャンネルは同じ信号を出力しています。
MAJOR MODES
本機には大きく分けて3つのモードがあり、ESP32 Lyrat上の3つのタッチボタンを押すことで変更することができます。パラメータモードはシンセサイザーのメインモードです。
*【ご注意】本機は汎用のESP32 Lyratメインボードを利用している為、ボード上の表記がそのまま本機の機能ではない場合がございます。例えばボード上にはPLAY、SET、VOL-、VOL+などの印字がありますが、印字通りの機能ではないことをご確認ください。つまりVOL-、VOL+のボタンを操作しても音量が調整できるというわけではありません。
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“Play” ボタン = プレイモード。演奏やシーケンサーを利用するためのモード
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“Set” ボタン = セッティングモード。ロード/セーブ/システム設定に使用
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“Vol+” ボタン = パラメータモード。シンセサイザーのパラメータを変更します。(注意!- VOL-ボタンは使用しません)
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RSTボタンはボードをリセット(再起動)します。Bootボタンはファームウェアのアップデートにのみ使用します。
BASIC OPERATION(現在のOSバージョン)
新しいOSバージョンでは、各メニューへのアクセスはより簡単になりました!
各メジャーモードには、それぞれサブモードが用意されています。
例:Prm:OSC1は Oscillator 1のサブモードです。
MODEボタンを押すと最初のメニュー/メジャーモード(OSC1、OSC2、Mix、Env、Switches、LFO、VCF、Otherの合計8メニュータイプ)が表示されます。8つのボタンから調整したいメニューのボタンを押してそのモードに入ります。異なるメジャーモードにアクセスするときには再度MODEボタンを押してから、8つのボタンから調整したいメニューのボタンを押します。
注意:上記の操作には赤い基板上のMODEボタンを使用します(下側の黒い基板にもRecボタンの隣にModeボタンがあるので注意してください。QUNは汎用のボードを利用しているのでこのような仕様です)
また従来のOSと同じく、MODEスイッチを押したままで、ロータリーエンコーダーを回してメジャーモードを切り替えることも可能です。
各モードにはさらにサブモードがあり画面にメニューが表示されます(例えばOSC1のサブモードはShape、Width、Tune、Octave、Mod Tune、Mod Width、LFO Tune、LFO Widthの8サブモードです)。8つのボタンから調整したいサブメニューのボタンを押してそのモードに入ります。
調整したいモードにたどり着いたら、エンコーダーを回して値を調整します。
◆ LEDディスプレイには、モードによって現在のパッチング状況の確認が表示されます。例えばOSC1とOSC2の画面右上にはA:(OSC SwitchedモードのOSC1 Env Selでのセレクトソース)と、M:(OSC SwitchedモードのOSC1 Mod Selでのセレクトソース)が表示されます。
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BASIC OPERATION(旧OSバージョン)
★この項の説明は旧OS用です。現在のOSバージョンでも有効な操作もあります。
各メジャーモードには、それぞれサブモードが用意されています。
例:Prm:OSC1は Oscillator 1のサブモードです。
- サブモードを切り替えるには、Modeボタンを押してダイヤルを回します。サブモード選択中はモードボタンを押し続けてください。
- さらに、Modeボタンを押して離すと、スティッキーモードとなります(モード名の横に四角が表示されます)。8つのボタンのうち1つを押すと、メジャーモードのサブモードの最初の8つが切り替わります。例えば、パラメータモードでモードボタンを押した後、ボタン2(8つのボタンのうち2番目のボタン)を押すと、OSC2のサブモードに切り替わります。位置を覚えてしまえば、この方が時間を短縮できる場合があります。
目的のサブモードに入ったら、次にパラメータの選択と変更を行います。
- 8つのボタンのうち1つを押す+ダイヤルを回す=8つのボタンのうち1つを押すと、現在のパラメータの値が表示されます。パラメータを選択するとダイヤルにパラメーターがアサインされます。
- ダイヤルを回転させる=現在のパラメータを変更します。
*ボタンを押すだけで動作するパラメータもあります。(例: load presetなど)
-------------------Dumping current preset
プレイモード以外では、すべての音色の設定をMIDI CC信号などから指定することができます。また"REC"と表記されているボタンを押すと、すべての設定をダンプできます。MIDI信号をMIDIレコーダーやDAWに録音すれば、トーンプリセットとして使用することができます。
All note off
プレイモード以外の時は、ベースボード側(赤いボードではなく)の "Mode "と表記されているボタンを押すと、MIDI信号の受信のオン/オフ設定をすることができます。MIDIパニックボタンとしても利用できます。
Temporary MIDI CC override
v1.4ファームウェアから、一時的にMIDI CCをオーバーライドできるようになりました。 頻繁に使用するパラメーターには、MIDIキーボードに適切なMIDI CCを割り当てることをお勧めしますが、次の操作で一時的にMIDI CCをオーバーライドすることができます。
- パラメーターモードで、対応するMIDI CCボタンを約3秒長押します。 たとえば、OSC1サブモードでは、OSC1のパルス幅はボタン2となります。
- 次に「MIDI Learning」メッセージが表示されます。 ボタンを押し続けます。
- MIDIキーボードからMIDI CC信号を送信します(ノブを回すか、フェーダーを動かします)。 送信されたMIDI CC#は、割り当てられたパラメーターをコントロールします。
パラメータがアサインされると、CC番号の前に「*」マークが表示されます。 オリジナルののCCアサインはまだ機能しています。 これはMIDIダンプの影響を受けません。
オーバーライドをキャンセルするには、同じ操作をもう一度実行します。
混乱を避けるためこの設定は保存されませんが、一時的なコントロールにとても役に立ちます。
Parameter sheet
Parameter Mode
PRM:OSCILLATOR 1 - 2
Blue : sources,
Green: output.
この図はOSC1とOSC2の機能を示しています(*この図は説明のためのもので、OSCの全ての機能を網羅しているわけではありません)。本物のハードウェアシンセとは異なり、ダイヤルを含む全てのパラメーターをMIDIでコントロールすることもできます。
オシレーターは、クラシックなシンセとFMのハイブリッドです。FMには独自のパラメーターがあり、FM conf / ENV3/4 Other Modeで各種設定が可能です。
CV入力のルーティングはとても柔軟にデザインされています。1つのCVはLFOに接続されています。もう1つは選択することが可能です。EG1からEG4、AUX(オーディオ入力)、OSC2、EG処理後のOSC2、OSC1からのFreqレベルアウト、OSC2からのFreqレベルアウトのいずれかを選択できます。
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SHAPE
Saw, Sine, S&H, Square, Triangle, W Noise, P Noise, FM, AUX から選択できます。*AUXはオーディオ入力(ラインまたはマイク)を指します。 means audio input from LINE or MIC.
*FM は4つのオペレーターを持ちます。詳細はFM Conf Sub modeの項をご参照ください。 -
PULSE WIDTH
本機では矩形波に限らず以下の波形の選択時にパルス幅を調整できるため、たいへんユニークなサウンドを得る事ができます- Triangle(三角波)
- SAW(ノコギリ波)
- Square(矩形波)
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TUNE(チューン)
ピッチのマイクロチューンを行います -
OCTAVE(オクターブ)
オクターブ(-6〜+4)調整を行います -
MOD TUNE(MODチューン)
TUNEパラメーターへアサインされた"MODバス"の強度を調整します - MOD WIDTH(MOD幅)
PULSE WIDTH(パルス幅)パラメーターへアサインされた"MODバス"の強度を調整します
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LFO TUNE(LFOチューン)
TUNEパラメーターへアサインされた"LFOバス"の強度を調整します。LFOのスピードや波形などの調整はメジャーモードのLFOメニューからおこなってください。 -
LFO WIDTH(LFO幅)
PULSE WIDTH(パルス幅)パラメーターへアサインされた"LFOバス"の強度を調整します。LFOのスピードや波形などの調整はメジャーモードのLFOメニューからおこなってください。
PRM:MIX
ミキシングとエフェクトのコントロールを行います。
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OSC MIX
OSC1とOSC2のミックスバランス(0-127)を調整します。 -
FM
OSC2からOSC1へのFM変調を調整(0-127)します。各オシレーターには4基のFMオペレーターが内蔵されており、その上でOSC2でOSC1を変調することができます。 -
VCF VOLUME
VCFボリューム。汎用的な音量調整(0-127)のためのパラメーターとして利用できます。 -
AUDIO IN GAIN
Line in / Mic Inのゲイン調整(0-127)です 。
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EFFECT TYPE
ディレイ, コーラス1, コーラス2,フランジャー1, フランジャー2
5つのエフェクトセットを切り替えます。 -
EFFECT SPEED
エフェクトのLFOスピード(ディレイの場合はディレイタイム)を変更 -
EFFECT DEPTH
エフェクトのアマウント(かかり具合、深さ)を調整 -
EFFECT FEEDBACK
ディレイエフェクト選択時ののフィードバック値を調整
ディレイはとても短く設定できます。短いディレイタイムでは、フルートやバイオリンのような音色をプレイするのに適しています。
PRM:ENV1/2
本機には4基のエンベロープ・ジェネレーターがあります。ENV1とENV2は独立して設定可能です。(8番目のOTHERモードにある)ENV3とENV4とはパラメータを共有しています。また、ENV3 / ENV4はFMオペレーターに接続されています。ENV1とENV2は、デュオモードの最初のボイスにグループされています。ENV3とENV4は、デュオモードでは2番目のボイスにグループ化されています。
1/5 . ATTACK
アタックアタイムです
2/6 . DECAY
ディケイタイムです
3/7 . SUSTAIN
サスティンタイムです
4/8 . RELEASE
リリースタイムです
PRM:OSC Switches
OSCには、動作を変えられるスイッチが多く用意されています。
1/5 . ENV Sel
各オシレータ(OSC1または2)がどのエンベロープ(VCA)を使用するかを選択できます。(EG1, EG2, EG3, EG4, AUX, OSC2, OSC2EG, FRQ1, FRQ2, ON)
2/6 . WIDE TUNE
ONにすると、OSCのTuneパラメータでより広い範囲でチューニングできるようになります(0=OFF、127=ON)。
3/7 . MOD Sel
MOD信号に使用するソースを以下より選択できます。OSCのチューンやウィズに接続されています(EG1, EG2, EG3, EG4, AUX, OSC2, OSC2EG, FRQ1, FRQ2, ON)
4/8 . ENV INV SW
エンベロープジェネレーターの極性を反転させます。ENV1とENV2でそれぞれ個別に極性の変更(0=正相、127=逆相)
PRM:LFO
LFOはOSCと似ていますが、選択可能な波形シェイプが若干異なっています。
"PRM:KEY/OTHER"メニューで外部クロックの同期設定が可能です。
-
LFO TUNE
LFOの周波数(スピード)を設定します(0-127) -
LFO SHAPE
以下よりLFOのシェイプを選択できます。
Saw、Sine、RevSaw、S&H、Square、Triangle、AUX(R)、AUX(L)、OSC2、 OSC2EG※AUXはLINE / MICからの音声入力です。
※OSC2をLFOソースとして使用することも可能です。OSC2でOSC2をモジュレーションすることもできます。
※OSC2EGはエンベロープジェネレーター処理後のOSCからの信号です。 -
LFO PULSE WIDTH
LFOのパルス幅を変更します -
LFO MOD TUNE
Tuneパラメーターへの、エンベロープジェネレータ(モジュレーションソース)の信号強度(0-127)を調整 -
LFO MOD WIDTH
パルスウィズ(パルス幅)への、エンベロープジェネレータ(モジュレーションソース)の信号強度(0-127)を調整 -
KEYSPLIT
本機の特徴的な機能です。このパラメータが0以外の時、パラメータより上のノート番号がLFO周波数(スピード)のコントローラーとなります(例えば値を60に設定するとC4以上のノートがLFOコントローラーになります。複数の音を押すと2倍、3倍になります)。ライブパフォーマンス時に役に立つ機能です。 -
LFO GATESYNC
ON(127)の時はノートがヒットする度にフェーズがリセットされます -
LFO MOD SEL
LFO MOD (TUNE/WIDTH)に利用するソースを以下から選択できます。
(EG1、 EG2、EG3、EG4、AUX、OSC2、OSC2EG、FRQ1、FRQ2)
PRM:VCF
本機ではフィルタータイプをLPF / BPF / HPF / Notchから選択できます。また、4/2ポールのスイッチ、リニア/ノンリニアカーブを「Prameterモードの8番目のメニュー Key/OtherのV_Type」で切り替えできます。リニアではよりオーガニックなレゾナンスが、ノンリニアではよりキャラクターが強調されます。
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CUTOFF
フィルターのカットオフ周波数を設定します -
RESONANCE
フィルターのレゾナンスコントロールです -
VCF TYPE
フィルタータイプをLPF(ローパスフィルター),BPF(バンドパスフィルター),HPF(ハイパスフィルター),Notch(ノッチフィルター)からセレクトできます -
VCF MOD CUTOFF
選択されたModソースををカットオフ周波数に(アサイン)フィードバックします。エンコーダーで強度(0-127)を調整します。
Modソースの選択はPrm:Key / Otherサブモードにあります。 -
VCF LFO CUTOFF
LFOをカットオフ周波数に(アサイン)フィードバックします。エンコーダーで強度(0-127)を調整します。LFOはLFOのモードで設定してください。 -
VCF LFO Volume
LFOをVCFの入力ボリュームに(アサイン)フィードバックします。エンコーダーで強度(0-127)を調整します。LFOはLFOのモードで設定してください。 -
Wave Folding
ウェーブフォルダー(クリッピング)を適応。サイン波などのシンプルな波形の方が効果がわかります。OFF : ウェーブフォルダー(クリッピング)はなし。
Purple : アグレッシブな非対称クリッピング
Blue : アグレッシブな対称クリッピング
Green :ミディアムなクリッピング
Red : ジェントルな対称クリッピング
旧OSでは:OSC1 BYPASS
OSC1 のフィルタバイパススイッチが実装されていました。 -
VCF KEY SYNC
この設定がゼロ以外の場合、VCFのカットオフは演奏されるノートにに追従します。値が大きいほど感度が高くなります。Monoモードでの相性は抜群ですが、VCFは1基のみのため、Duoモードとの相性は良くありません。
PRM:KEY/OTHER
その他のパラメータを設定します。
-
VCF 4/2 POLE / NoLinear
フィルターのポール数を変更し、リニアまたはノンリニアを選択できます。2ポールは-12db/oct、4ポールは-24db/octです。2ポールの方がブライトなキャラクターになります。
・4P/NL
・4P/LI
・2P/NL
・2P/LI
*各フィルターモードの中でも数段階の変化ステップがあります。
Linear(LI)設定はキャラクターは控えめですが、レゾナンスがよりシャープで本物の楽器のようなオーガニックさをもっています。Non-linear(NL)はより個性的でハーモニクス成分が多くアナログシンセサイザー的です。カットオフエンベロープを使ったり、他のシンセからパッチをコピーしたりする場合は、一般的にノンリニア設定が適しています。本物の楽器に近い音を出したい場合や、クリアな音を出したい場合には、リニア設定が適しています。 -
VCF MOD SEL
以下より選択できます
(EG1, EG2, EG3, EG4, AUX, OSC2, OSC2EG, FRQ1, FRQ2, ON) -
GLIDE
値が0の場合はグライドはなし。値を増加させるとグライドを設定します。Monoで動作します。 -
BEND RANGE
ピッチベンドのレンジを調整します。 -
MOD MODE
モジュレーションモードの設定。以下を選択できます。
OSC1,2 (パルス幅), OSC1のみ, OSC2のみ, VCFカットオフ -
VELOCITY SW
ONの時はエンベロープジェネレーターがベロシティに敏感になります。(0=OFF、127=ON) -
MONO/DUO/POLY
1台のシンセサイザーをモノフォニックまたはデュオフォニックとして使用することができます。- Mono = モノ (各ボイスごとに2オシレータ構成)
- Duo=(1ボイスにつき1オシレーター構成) デュオトーンモードでは、MIXを中央に設定して、両方のEGで同じパラメータを設定します。Poly MonoとPoly Duoは、複数のデバイスをスタックして使用するためのモードです。複数のQunシンセサイザーを使ってポリフォニックシンセを構築することができます。詳しくは“Polyphonic setup”をご覧ください。
-
LFO SYNC SW
LFOがONの場合、LFOのレートがMIDIクロックに同期します。(0=OFF、127=ON)
PRM:FM CONF
2 x 4 オペレーター構成のFMエンジンを搭載しています。OSC1またはOSC2はFMモードに設定できます。各オペレーターはサイン波です。OSC1とOSC2はFMパラメータを共有しているので、2つのFMエンジンに加えて、オシレーター同士でのでFMモジュレーションを行うことも可能となっています
**ダイレクト選択メニューからは9番目のモード以降はアクセスできません(ボタンが8個しかないため)。このモードにアクセスするには、ParameterモードでMODEボタンを押しながらエンコーダを回してください。
1 FM ALGORITHM
FMアルゴリズムを選択可能です。"ABCD "は各オペレーターを示しています。上下に配置されている場合は、上にあるオペレーターが、下側のオペレーターを変調することを意味します。例えば、以下のようになります。
A
B C D
この場合はオペレーターAがオペレーターDを変調することを意味し、B、C、変調されたDが並列に混在しています。
A
B
C
D
この場合は、AがBを変調し、結果得られた信号がCを変調し、さらにDを変調することを意味しています。
2/4/6/8. FM (ABCD) AMP
オシレーター(ABCD)の増幅
3/5/7. FM (ABC) FREQ
オシレーター(ABC)の周波数(Dの周波数の倍数)
PRM:ENV3/4 / Other
**ダイレクト選択メニューからは9番目のモード以降はアクセスできません(ボタンが8個しかないため)。このモードにアクセスするには、ParameterモードでMODEボタンを押しながらエンコーダを回してください。
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OSC1/2 KEY SYNC
OSC1の周波数ロックSWです。OFF("N "表示)の時はMIDIノートを無視します。
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FM FREQ SNAP SW
FMの周波数スナップです。ONにすると、FMの音はデチューンはなくクリアです。OFFにするとFM特有のサウンドが得られます。
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Clipping
クリッピング・アルゴリズムを"GRAIN"、"MID"、"SOFT"から選択できます。クリッピング・アルゴリズムにより歪質感が得られます。詳しくは "External Audio processing"をご覧ください。
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FM ENV3 CONN
ENV3に接続するオペレータを選択します。 FMエンジンのオペレータはエンベロープジェネレータ(ENV3/ENV4)が使用されます。オペレータの一部をENV3に接続することができます。接続はこのパラメータで設定できます。技術的にはOSC2のFMエンジンにはENV4が存在しますが、このパラメータはENV3と共有されています。プロセッシング後はENV1またはENV2で変調されます。
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ENV3/4 ATTACK
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ENV3/4 DECAY
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ENV3/4 SUSTAIN
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ENV3/4 RELEASE
PLAY MODE
Playモードでは、ピアノキーとシーケンサーを使用することができます。ピアノキーは主に音色の確認用に利用できます。シーケンサーは8ステップシーケンサーですが、各ステップはダブルノート、2種のハーフノート、トリプルノートを選択できるため、通常の8ステップシーケンサーより多くのバリエーションを作る事ができます。Playモードでは、常にモード名(Ply)、バンク番号、サブモード名が表示されます。
シーケンサには7つのバンク(パターン)があります。バンクの切り替えは、Seq Bankモード、またはLyratボードのRec / Modeキーを押して行うことができます。
Playモードでは、常にモード名(Ply)、バンク番号、サブモード名が表示されます。
シーケンサーにはLooperも搭載されています。演奏した音を録音したり、オーバーダビングしたりすることができます。
PLY:PLAY
このモードはシンプルなピアノ演奏モードです。スケールの設定でスケールが決まります。音の確認に便利です。ライブ演奏にはあまり役に立たないかもしれません。ライブ演奏ではシーケンサーの方がより実用的です(もしくは外部のシーケンサー/DAWの利用)。
PLY:SEQ PLAY
メインシーケンサーのコントロールモード。ダイヤルを回転させずにボタンを押すだけで動作するボタンもあります。
Button 1: シーケンサーのPLAY/STOP
Button 2: トランスポーズ
Button 3: ノートの長さ
Button 4: ランダムノート設定
Button 5: アルペジエイター
Button 6 ~ Button 8はLooper用です。常にシーケンサと同期しています。
Button 6: 録音/オーバーダブ
Button 7: ルーパー再生
Button 8: プレイバックの停止、録音済のデータの削除
PLY:SEQ ON/OFF
シーケンサーは8ステップですが、ON/OFF以外のモードも充実しています。
左側が塗りつぶされた円 : ステップの中の最初の半分で発音します
右側が塗りつぶされた円 :ステップの中の後半の半分で発音します
全体が塗りつぶされた円:ステップの中で2つのノートが発音します(16分音符)
縞模様の円:ステップの中で3つのノートが発音します(3連符)
PLY:SEQ BANK
シーケンサーには8つのバンクがあり、演奏中にバンクを切り替えることができます。
8つのボタンのいずれかを長押しすると、シーケンサーを開始または停止できます。
ボタン1-8:バンク1ー8に変更します
ボタン1〜8を押してダイヤルを変更する:バンクを他のバンクにコピーします。 既存のデータを使って新しいバンクを作りたいときに便利です。 操作をキャンセルしたい場合は、最後まで回すと「CANCEL」が表示されます。 バンクデータを初期化するには、ダイヤルを「CLEAR」にします。
1つのバンクを空白にしておくと、そのバンクをミュートとして使用できるので便利です。
ボタン8を押すと、すべてのバンクをフラッシュメモリに保存します。保存しない限り、電源を切ったときにシーケンサの変更は保存されません。
PLY:SEQ TUNE
8つのボタンのうち、1つを押しながらダイヤルを回すと、各ステップごとにチューンオフセットを変更できます。
PLY:SEQ WIDTH
8つのボタンのいずれかを押してダイヤルを回すと、各ステップの幅(音符の長さ)のオフセットを変更できます。
PLY:SEQ CONFIG
Button 1: BPM
Button 2: キー(for scale)
Button 3: 演奏されるノートを選択したスケールでクオンタイズできます。
Button 4: シーケンサーのステップ数を変更できます。初期設定は8です。
Ply: Granular
Overview
ファームウェアv1.4以降、シンセはグラニュラー・シンセシス・レコーダーをサポートしました。
- Granularモードの場合、サウンドエンジンはオフになります。
- LINE INまたはMICから音声を録音できます。 入力感度は「AUX In Gain」パラメータで変更できます。
- エンジンは基本的にGranularの影響を受けますが、実装は少し変わっています。
- グラニュラーシンセシスの信号出力は、AUX Lチャンネルに送信可能です。オシレーターの1つとして使用できます。
- パルスウィズモジュレーションは、オーディオファイルのスタートポジションを変更します。 つまりファイルのスタートポジションをLFOや他のソースからモジュレートできます。
- 4つのモードを利用可能です。 ワンショット、タイムストレッチ付のワンショット、リピート、タイムストレッチ付リピートの4モードが用意されています。 ワンショットモードでスラーのノートを再生した場合は再生ポジションはリセットされません。
- リピートモードでは、信号をOSC1 AUX Lのみにルーティングできます。
- ワンショットモードでは、信号をOSC1 AUX L、およびOSC2 AUX Lにルーティングできます。
- 録音した音声データは最大4スロットまで保存できます。 保存にプリセット0〜3を使用すると、オーディオデータが保存されます。
- パラメータはMIDI CCをかいしてからコントロールできます。 GRNで始まるパラメーターを参照してください。
- パラメータを変更しない場合、C4がオーディオのオリジナルピッチとなります
グラニュラーシンセの簡単なセットアップは次のとおりです。
- オーディオを録音する
- Granularモードでパラメーターを調整する
- GRNモードをOFFから別のモードに変更します
- Oscillatorのパラメーターページに移動し、OSCシェイプを「AUX L」に選択します
- ノートをプレイします
Operation
Button 1: オーディオを録音します。 録音後にオーディオデータが分析されます。
Button 2:オーディオのプレイ/ストップ
Button 3: ボタンを押してダイヤルを回すことで、オーディオファイルのスタートポイントを調整できます。
Button 4: ボタンを押してダイヤルを回すことで、オーディオファイルの長さを調整できます。
Button 5: ボタンを押してダイヤルを回すことで、オーディオファイルのスピードを調整できます。タイムストレッチモード以外では機能しません。
Button 6: ボタンを押してダイヤルを回すことでグレインサイズを変更します。ワンショットモードでは機能しません。
Button 7: ボタンを押してダイヤルを回すことで、オーディオファイルのデチューンを調整できます。
Button 8: ボタンを押してダイヤルを回し、 GRNモード、 OFF、ONE(ワンショット)、ONE_TS(タイムストレッチ付きワンショット)、RPT(リピート)、RPT_TS(タイムストレッチ付きリピート)を切り替えます。 モードがオフでない場合、AUX Lをオシレーターシェイプとして使用すると、AUX L信号がグラニュラー出力にオーバーライドされます。 タイムストレッチにより、再生スピードは保持されます。 それ以外ではピッチとスピードはアナログテープのようにリンクされます。
Granular synth tips
- ワンショットモードでスラーのノートをプレイしてみるのは、とてもうまく機能するのでお勧めです。 One shot with time stretch モードでテンポを保つことができます。
- グライドパラメータはGranularの楽しいパラメータです。
- スピードはマイナス方向にも調整できます
- リピートモードでオーディオを非常に短い範囲にスライスすると、波形は非常にシンプルで一般的なものになる場合があります。
- リピートモードでは、長さを約0.5秒に設定し、パルス幅を変更すると独特のサウンドが得られます
SETTING MODE
下段のSETボタンを押すとSETTINGモードに入ります。SETTINGモードにはロードとセーブに関するセクションや、同期などのSystem設定も行うことができます。
SETボタンを押してSETTINGモードに入ったら、まずはMODEボタンを押してください。MODEボタンを押すたびに画面が切り替わります。セッティングのロードまたはセーブを行いたい場合には、LOADバンク1〜4、SAVEバンク1〜4から選択してください。
Systemメニューに移動したい場合にはModeスイッチを押しながらエンコーダーを回していくと、LOAD→SAVE→の次にSYSTEMメニューがあります。
SET:LOAD(Bank 1 to 4)
保存したプリセットからロードします。ロードできる画面は2つあります。
1、ダイレクトに選択できる画面では、4つのバンク(LOAD1〜4)を選んだ後に希望のプリセット(Preset 0〜7)をボタン(1-8)で選択してください。すでに名前を入力しているプリセットの場合は名前が表示されています。
2、MODEボタンを押しながら、エンコーダーを回すとLOAD(1〜4)→ SAVE(1〜4) → System と切り替わります。希望のバンク(1〜4)をロードしてください。
SET:SAVE(Bank 1 to 4)
保存したプリセットをセーブ(保存)します。セーブ(保存)できる画面は2つあります。
1、ダイレクトに選択できる画面では、4つのバンク(SAVE1〜4)を選んだ後に希望のプリセット(Preset 0〜7)をボタン(1-8)で選択してください。すでに名前を入力しているプリセットの場合は名前が表示されています。
2、MODEボタンを押しながら、エンコーダーを回すとLOAD(1〜4)→ SAVE(1〜4) → System と切り替わります。希望のバンク(1〜4)にセーブ(保存)してください。
上記のSave作業を行うと、画面にメッセージが表示されます。
1-6のボタンではプリセットに名前をつけることができます。エンコーダーで英数字をトグルして6文字までの名前をつけられます。
7番目のボタンを押すと保存をキャンセルします。
8番目のボタンを押すとプリセットが保存されます。
*Presetの0〜3にはグラニュラーモードのデータも保存することができます。
SET:SYSTEM
System Settingはパッチ設定に含まれない設定です。パラメータを変更するには、8つのボタンのいずれかを押してダイヤルを回転させます。
AUX:
オーディオソースのセレクトです。Mic(ボードには2つのオンボードマイクがあります)か、Line inを有効にできます。Lyratのマイクは高品質なマイクロホンではありません。この設定はフラッシュメモリに保存されます。LINE INを使用する場合は「LINE IN(2CH)」に設定してください。
Number of devices:
ポリフォニックモードで使用する場合のデバイス数を設定します。複数のデバイスを持っていない場合は1を設定してください。この設定はフラッシュメモリに保存されます。
Device Index :
デバイスインデックス。複数のデバイスを持っていない場合は1を設定してください。この設定はフラッシュメモリに保存されます。
RECV MIDI Ch:
受信MIDIチャンネルを設定します。デフォルトはALLです。ポリフォニック設定で使用する場合は、すべてのデバイスに同じチャンネルを設定するか、ALLに設定してください。
MIDI Forwarding:
スタンドアロン・ポリフォニック構成の MIDI メッセージ転送です。このオプションがONの場合、PolyMonoまたはPolyDuoコンフィギュレーションでメッセージ転送が有効になります。MIDI THRU のような汎用的な MIDI 転送には対応していません。DAW側の設定でこのオプションをオンにしないでください。ほとんどのDAWは受信したMIDIメッセージをエコーするためMIDIメッセージを無限にループさせてしまいます。
LINE in THRU:
この設定がオフの場合は、 mono / poly の設定で自動的にLINE INのパススルーのON/OFFを行います。オンにするとシンセは常に信号を通します。この設定はフラッシュメモリに保存されます。右チャンネルのみ使用し、ゲインは1に固定されています。
LINE in HPF:
Onがデフォルトです。LINE inには2つのHPFがあり、1つは外部HPF、もう1つはチップ内の内部HPFです。この設定は内部HPFをオンにします。これをオフにするとHPFのエフェクトを減らします。
Sync Mode:
STOP、MIDI、2PPQ、4PPQ、24PPQでシンクモードを設定できます。アナログクロックを利用する場合には機器に応じて2PPQ、4PPQ、24PPQを選んでください。これはシーケンサとLFOのクロックソースになります。詳細は”Clock synchronization”を参照してください。この設定はフラッシュメモリーには保存されません。
POLYPHONIC SETUP
複数の本機を接続してモノトーン、デュオトーンとして使用することができます。シンセを重ねることで、最大8(Duoモード時)までボイス数を増やすことができます。
2台のデバイスでのテストは良好ですが、2台以上のデバイスを使用することは現段階では実験的です。
Audio connection
オーディオ設定には 2 通りの方法があります。
- スレーブのオーディオアウトをマスターのラインINに接続する
ほとんどの場合はこの方法をお勧めします。マスターがスレーブのオーディオをデジタル処理するので、良質なソフトクリッピングが得られます。ミキサーやオーディオインターフェースへ入力する場合に最適です。またポリフォニックで使用する場合にも最適です(ポリフォニック設定ではクリッピングレベルの到達しやすくなるため)。処理によって若干のレイテンシーが発生しますが、おそらく気にならない程度でしょう。
- すべてのオーディオ信号をミキサーに接続します。技術的にはレイテンシーはありませんが、より多くのオーディオ入力を使用することになります。
Method A. Use DAW as MIDI router.
本機はDAWやMIDIコントローラーにMIDI INやMIDI OUTを接続することを前提としています。通常はDAWのレコーディングモードをオンにするだけで可能です。ハードウェアMIDIキーボードにはこの機能がある場合もあります。DAWに接続する前にMIDIメッセージのループを防ぐために、MIDI forwardingがOFFになっていることを確認してください。
全てのデバイスで同じデータを受信するように設定します。どのようなMIDI接続方法でも可能ですが、BLE MIDIよりもUARTやクラシックなMIDIを使う方が簡単です。UARTやクラシックMIDIを使用する場合は、OLED画面の上にある4ピンを使用してデバイスを接続することもできます。
ピン配列は以下の通りです
1 2 3 4
V T R G
C X X N
C D
マスターデバイスとスレーブデバイスの決定
マスターの RX とスレーブの RX、マスターの GND とスレーブの GND を接続します (pin 3 to 3, pin 4 to 4)。これで機器間のMIDI-IN信号が接続されます。VCCとTXは使用しません。この方法のメリットはレイテンシーがなく、真のMIDIスルーで接続できることです。ただし、MIDIデータの転送はDAWに依存しているため同期が外れる状態になりやすくなります。
あるいは、DAWから2つのMIDI OUTポートを使ってMasterとSlaveに接続することも可能です。グランドループノイズが発生する場合には電源を分離して使用してください。
DAWのMIDI OUTとMasterのMIDI INを接続します。
DAWが受信したMIDI信号を全てエコーするように設定します。
Method B. Use the synth as MIDI router
Aよりも簡単な方法です。TRSケーブルを使ってマスターのMIDIアウトとスレーブのMIDI INを接続します。この方法だとグランド接続をしないので、グランドループノイズを防ぐことができます。
システムメニューの MIDI Forwardingをオンにします。受信した全てのMIDI信号がスレーブデバイスに転送されます。この方法はDAWのMIDIルーティングに依存しないので、DAWセットアップよりも信頼性が高いのですが、DAWのMIDIアウト機能は失われてしまいます(スレーブ側のMIDI出力は使用することができるかもしれません)。
また、MIDI転送はソフトウェアで行われているため、スレーブデバイスとの間に若干のレイテンシが発生します。
次回DAWにMIDI OUTを接続する際には、必ず MIDI forwarding をOFFにしてください。通常、DAWは受信したMIDIパケットをエコー処理しますので、MIDI forwarding の設定はMIDIメッセージのエラーを引き起こす原因となります。
Preset setup for Polyphonic
PolyMono(1ボイスあたり2オシレータ)を実現するためのミニマムセットアップは、2デバイスのセットアップでは以下のようになります。
- Systemメニューの "Num of devices "は全てのデバイスで2に設定してください。 マスター側はDev Index=1、スレーブ側は=1に設定します。この設定はフラッシュメモリに保存されます。
- Recボタンを4秒長押しして、マスター側のプリセットを初期化します。
- 初期設定であるSAW波形が選択されていることを確認します。
- Key / Otherサブメニューから、MonoDuoPolyModeを "PolyMono "に設定します。
- マスターデバイスの "Rec "ボタンを押します。全てのプリセットパラメータがMIDI CCメッセージとしてダンプされます。ダンプ後、すべてのプリセットの状態がデバイス間で同期しているはずです。
- 複数の音を演奏すると、2つの音色が聞こえるはずです。
PolyDuo(1ボイスあたり1オシレータ)を実現するためのミニマムセットアップは、2デバイスのセットアップでは以下のようになります。
- システムメニューの "Num of devices "は全てのデバイスで2にしてください。マスター側はDev Index=1、スレーブ側=2に設定します。
- Recボタンを4秒長押しして、マスター側のプリセットを初期化します。
- 初期設定であるSAW波形が選択されていることを確認します。
- 最初にDuoモードの設定を行います。Mixメニューの "MIX "パラメータを64に設定します。OSC1とOSC2がミックスされている状態です。
- "OSC Env SEL"をEG2に設定します。
- Key / OtherサブメニューのMonoDuoPolyModeを "PolyDuo "に設定します。
- マスターデバイスの "Rec "ボタンを押します。全てのプリセットコマンドがダンプされます。ダンプ後は、プリセットされた全ての状態がデバイス間で同期しているはずです。
- 複数のノートをを演奏すると、4つの音色が聞こえるはずです。
Polyphonic tips
2 台のデバイスは様々な理由で同期を失うことがあります。すべてのパラメータをもう一度同期させるには、"Rec "ボタンを押して、すべてのパラメータをダンプすることでスレーブデバイスに送信されます。それでもスレーブ側に問題がある場合は、MIDI RECVトグル・スイッチ(Lyratの "Mode "ボタン、Recボタンの隣)を試してみてください。これはピッチベンドやその他のコントローラーの値をリセットします。
もしグランドループノイズが発生し始めたら、電源を分離してスタンドアローンで設定するか、MIDI信号のノイズを避けるためにMIDIケーブルを分離して使用してください。
TIPS/TROUBLESHOOT
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プリセット保存時にサウンドエンジンが停止する
- システムがフラッシュメモリに書き込みを行う際には、書き込みにCPUパワーを取られてしうため、グリッチの原因になることがあります。プレイ中はFlashへの書き込みは避けてください。
- システムがフラッシュメモリに書き込みを行う際には、書き込みにCPUパワーを取られてしうため、グリッチの原因になることがあります。プレイ中はFlashへの書き込みは避けてください。
-
MIDI CCダンプがDAWに正しく保存されない
- DAWの中には、値が変更されていないとDAWが判断した場合にMIDI CCメッセージを抑制するものがあります。Ableton Liveもその一つです。これを回避するには、ダンプの前にSTOPキーを押します。これでCC値がリセットされます。
- DAWの中には、値が変更されていないとDAWが判断した場合にMIDI CCメッセージを抑制するものがあります。Ableton Liveもその一つです。これを回避するには、ダンプの前にSTOPキーを押します。これでCC値がリセットされます。
-
デバイスリセット時に送信される不明なMIDIメッセージ?
- 起動時にノイズが入る場合、これはESP32の起動メッセージです。リセット時にMIDI信号を受信しないようにしてください。ハードウェアリセットではなく、プリセットの初期化(RECボタンを4秒間押す)を行ってください。
- 起動時にノイズが入る場合、これはESP32の起動メッセージです。リセット時にMIDI信号を受信しないようにしてください。ハードウェアリセットではなく、プリセットの初期化(RECボタンを4秒間押す)を行ってください。
-
Duoモードのトラブル: デュオモードを正しく再生するためには、正しい設定が不可欠です。
- MixサブメニューのMixが中央(64)になっている。
- アソシエイテッド・エンベロープ(OSC1→EG1または3、OSC2→EG2または4。 通常はOSC1がEG1、OSC2がEG2を使用します)。
- 同じ音色を得るためには、OSCの設定を同じにする必要があります。アソシエイテッド・エンベロープのパラメータも同じにする必要があります。(例:EG1とEG2の設定を同じにする)
- VCFの key syncは動作しません
- まずは簡単なパッチから始めることをお勧めします。
- パッチを初期化します。Recボタンを長押し(4秒)
- Mixを64に設定(Mixサブメニュー)。両方のOSCの音が聞こえるはずです。
- OSC2 Env SelをEG2に設定する(OSCスイッチ内)。OSC2はEG2を使用します。
- Mono/Duo/Polyモードを "Duo "に設定します。EG2はDuoモードで個別にトリガーされます。
- これで最大2ボイスの再生ができるようになります。
-
突然音が出なくなった!
- プリセットをリセットしてください。RECボタンを長押し(4秒)するとプリセットが初期化されます。
- おそらく最後のパラメータ変更、または予期せぬMIDI信号が入力された可能性があります。。ディスプレイの2行目の表示を見てください。
- レベルオーバーフローが原因でサイレントが発生している可能性があります(例:大量のディレイフィードバックが発生した等)
- その原因を解明するのに時間を使うよりは、シンプルにプリセットをリセットしてください。
- RECボタンを押してプリセットをDAWに保存し、MIDIデータをダンプします。これはCCチェンジの連続です。そうすれば、プリセットが失われることはありません。
- システムメニューの「Device Index」と「Number of Devices」を確認します。Device Indexが2以上の場合、プライマリデバイスとして使用していると音が出ないことがあります。
- MIDI受信状態を確認します。切り替えるには、Lyratボードの "Mode "ボタン(Recボタンの横)を押します。
-
WindowsでのBLEトラブル: BLEのMIDI接続はWINDOWSには対応しておりません。WINDOWSではMIDI UARTまたはMIDI TRS Aをご利用ください。
- BLE-MIDIのオン・オフの方法
PLAYボタンを長押し(5秒数えて指を離す)して離すと、
BLE ON PLZ RST
BLE OFF PLZ RST
のどちらかのメッセージがでますので
RSTボタンを押してください。
するとBLE-MIDIのオンとオフを切り替えることができます。
-
MIDIキーボードの接続ができない(有線)
MIDIの設定のチェックポイントをまとめました。
1、MODEボタンを押すたびにMIDIの受信全体のオンとオフが切り替わります。
MIDI RECV:ON MIDI受信できます
MIDI RECV:OFF MIDI受信できません
2、SETを押して、MODEを押しながらエンコーダーを右に回し切るとSYSTEMメニューになります。
4番目のスイッチ(SW4)を押すと
Recv MIDI Ch のメニューが表示されます。
押しながらエンコーダーを回すと、MIDI チャンネル1〜16〜ALLで切り替わります。
よくわからない場合はALLにすればとりあえずMIDIキーボードから信号を受信できると思います。
3、SW5のMIDI FowardingはOFFにしてみてください
4、SW8はSYNCモードです。
MIDIでシンクする場合はMIDIを、アナログ同期の場合には2/4/24 PPQの中からご使用する外部アナログ機器に最適な数値を選択します。
5、キーボードのMIDI OUTから、QUNのMIDI INに接続した適切な仕様のTRS-MIDIアダプタに接続してください。
動かない場合はおそらく間違ったMIDI-TRS変換ケーブルを使用しているためと想像されます。 QunはKorgと互換性があるほうです(TRS MIDI A)。
Arturia 用だと動きません。
-
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複数の機器を接続したときのノイズ(チェインオーディオ)
- グランドループが原因と思われます。分離型の電源を使用してください。
- グランドループが原因と思われます。分離型の電源を使用してください。
-
ノイズが聞こえる(ラインインには何も接続していない)
- トグル MIC/LINE SELECT (Prm:System) を Line in に設定します。
- LINE THRUをOFFにする。
- プリセットを初期化する。
- Mono/Poly モードの設定を確認します。ポリモードの場合、LINE IN パススルーは ON になっています。
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異なるパワーサプライ/電源を使用してみる。基本的にはチャージャーを別にした方がノイズが少なくて済みます。
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他のハードウェア・エフェクターを使う
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クリッピングを恐れる必要はありません!本機には3つの優れたクリッピングアルゴリズムがあります。クリッピングは全く新しいサウンドへの入り口になるかもしれません。
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AUXをCV入力で利用したい
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モジュラーシンセサイザーからのCV信号は、電圧が高い場合があります。通常のLINEレベル(1~1.5V)に減衰させて利用してください
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AUXはCVコントロール用に多くのモジュールに接続できるため、AUXを使用してtune/width/LFOなどをコントロールすることができます。ただしLINEの入力にはコンデンサが入っているので、信号が「AC」になっています。これをLFOとして使えば、おそらく2〜5Hz程度までは動作するはずです。しかし、DC信号(例えば、同じ電圧を5秒間キープするなど)では動作しない可能性があります。
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MIDIアウトをDAWに接続するとMIDIがフラッディングします。
- MIDI forwarding がONになっていると思われます。
- MIDI forwarding がONになっていると思われます。
-
ボリュームはないのですか?
- VCFボリュームはほとんどの用途で使用できます。しかし、クリッピング(オーバードライブ)ロジックを利用するためには、他の機器でボリュームを減衰させることをお勧めします。
- これ以外にもMIDI CC #7ではハードウェアのボリュームをコントロールしてしまいます。ダイナミックレンジが失われてしまいます。UIからのコントロールはできません。
外部オーディオのプロセシング
LINE INの信号を様々な用途に利用できます。
- シンセのパラメータを制御するためのCV入力として
- オーディオ信号として使用する場合は、 VCF / エフェクター / クリッピングが適用されます
LINE IN信号をオーディオ信号として使用する場合は、オシレーター(1/2)の信号を "AUXR "または "AUXL "に設定し、OSC SwitchesメニューでENV SELを "ON "に設定します。Mixサブメニューの "VCF Volume "と "AUX In Gain "を変更してゲインを設定します。
本機のクリッピングアルゴリズムをギターの歪みとして使うこともできます。ただしインターフェイスはギター用に設計されていないので、以下のものが必要になります。
- LINE INの入力インピーダンスは低いため、ギター信号を直接入力することはできません。バッファアンプを使用することで、適切なサウンドを得ることができます。
- LINE INはステレオ入力仕様のため、信号経路の変換には適切なケーブルを使用する必要があります。
クロック同期について
本機は他のシンセサイザーからの外部クロックを入力することができます。SYNCを有効にすると、シーケンサーのBPM/スタート/ストップを外部シンセサイザーやシーケンサーと同期させることができます。ただし本機をマスターにすることはできません。設定はシステムメニュー(Setボタン→Modeボタンを押しながらエンコーダーを回していくとSystemメニューがあります)で行います。デフォルトではOFFに設定されています。
MIDI clock
DAWなどの外部機器でMIDIクロックを送るよう設定します。Ableton LiveとLogic Pro Xでテスト済ですが、若干のレイテンシーがあるので、DAWのレイテンシー設定をタイミングに合わせて調整してください。
Sync IN
本機は2PPQ、4PPQまたは24PPQのアナログクロックの同期信号を入力する事ができます。ただし本機に高電圧を供給することは故障の原因となりますので十分な注意が必要です。アナログクロックを入力する場合、信号は必ずLEFTチャンネル(TRSコネクターのTIP)に供給してください。TIPをシンク信号として使用する場合、Teenage EngineeringのPocket Operatorシリーズと互換性があります。電源電圧は500mV以上必要です。RIGHTチャンネル(AUXR)はオーディオ信号やCV入力として使用できます。
* Teenage Engineering POシリーズとの同期の仕方
Teenage EngineeringのPocket Operatorシリーズは、accボタンを押しながらbpmボタンを押すとSY0→SY1のモード切り替えができます。ステレオケーブルを使用した際に右チャンネルにオーディオ信号、左チャンネルにアナログクロック信号を送ることができます。このモードを使ってPOシリーズをマスタークロックにして、QUNをスレーブ同期することができます。
Pocket Operatorの出力端子に接続するケーブルは一例として以下のようなものがあります。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/94559/
アナログクロック信号(パルス信号)の側をQUNのAUX IN端子に接続し、もう一方のオーディオ信号はミキサーなどに接続してください。
QUNのSYSTEMメニューに行きます(下の段のSETを押してから、MODEを押しながらエンコーダーを時計回りに回してSYSTEM設定を選択する)。その後MODEから指を離し、8番目のボタン(SYNC)を押します。ボタンを押したままでエンコーダーを回し"2PPQ"(4PPQでもOK)を選択します。
*同じSYSTEMメニューの1番目のボタン(AUXSEL)はLINE IN(2CH)を選択。
あらかじめ作成したシーケンスをPLAYモードのPLAYメニューからSTARTさせてください。POシリーズのリズムトラックにQUNのシーケンスが同期します。ディスプレイに "Sync IN Beat"と表示され、QUNのシーケンスはPocket Operator側のスタート・ストップに同期します(QUNからはスタート・ストップできません)。
Supported MIDI Control numbers
本機はユーザーインターフェースのないサウンドモジュールとして設計されています。全ての音色関連のパラメーターはMIDI CC信号でコントロールが可能です。
MIDI CCはプリセットのセーブデータとして使用することができます。Recボタンを押してMIDI CCメッセージをダンプします。シンセの状態が思わしくない場合、Lyratの "Mode "ボタン(Recボタンの隣)を使ってMIDI受信状態を切り替えることもできます。これは "Panic "ボタンとしても利用できます。
ここではMIDIで利用できる特別なコマンドをいくつか紹介します。
- プログラムチェンジでプリセットがロードされます。UIを通して32個のプリセットにアクセスできますが、実際には128スロットが用意されています。
- プリセットの保存はCC#0で行います。現在のプリセットをFlash(0-127)に保存します。
MIDIキーボードでパラメーターをコントロールしたい場合は、下の表でCC番号を確認してください。また、パラメータ名の一番上の画面でCC#が表示されている場合もあります。割り当てられたCC#は設定できません。
MIDIキーボードなどでCCパラメータを変更すると、変更したパラメータがリアルタイムで表示されます。そのため、デバイス上でパラメータを変更したときと同じように、変更した内容、値、モード名を確認することができます。
MIDIキーボードにツマミがある場合にアサインされるMIDI CCパラメータ
- MIX (92)
- FM(33)
- Cutoff(22)
- Resonance(91)
- LFO Tune(24)
- VCF Volume(72)
0 "Save Preset", //0x0 1 "Mod Wheel", //1 2 "", //2 3 "", //3 4 "", //4 5 "", //5 6 "", //6 7 "Volume", //7 8 "", //8 9 "", //9 10 "", //a 11 "VCF Volume", //b 12 "", //c 13 "", //d 14 "", //e 15 "", //f //-----------------------0x10 16 "", //0x0 17 "", //1 18 "", //2 19 "", //3 20 "", //4 21 "OSC1 Tune(MSB)", //5 22 "VCF Cutoff(MSB)", //6 23 "OSC2 Tune(MSB)", //7 24 "LFO Tune(MSB)", //8 25 "ENV3/4 Attack", //9 26 "ENV3/4 Decay", //a 27 "ENV3/4 Sustain", //b 28 "ENV3/4 Release", //c 29 "", //d 30 "", //e 31 "", //f //-----------------------0x20 32 "", //0x0 33 "FM", //1 34 "Efct Feedback", //2 35 "LFO Pulse Width", //3 36 "OSC1 Pulse Width", //4 37 "OSC2 Pulse Width", //5 38 "LFO Pulse Width", //6 39 "Efct Speed", //7 40 "VCF Type", //8 41 "Efct Depth", //9 42 "Clipping", //a 43 "", //b 44 "Efct Type", //c 45 "VCF OSC1 bypass SW", //d 46 "", //e 47 "", //f //-----------------------0x30 48 "LFO Mod Tune", //0x0 49 "LFO Mod Width", //1 50 "FM Algorithm", //2 51 "FM ENV3 Conn", //3 52 "", //4 53 "OSC1 Tune(LSB)", //5 54 "Cutoff(LSB)", //6 55 "OSC2 Tune(LSB)", //7 56 "LFO Tune(LSB)", //8 57 "FM A Amp", // 9 58 "FM A Freq", //a 59 "FM B Amp", //b 60 "FM B Freq", //c 61 "FM C Amp", //d 62 "FM C Freq", //e 63 "FM D Amp", //f //-----------------------0x40 64 "", //0x0 65 "OSC2 Mod Sel", //1 66 "LFO Mod Sel", //2 67 "ENV1 Inv SW", //3 68 "OSC1 Env Sel", //4 69 "OSC2 Env Sel", //5 70 "ENV2 Inv SW", //6 71 "LFO Gatesync SW", //7 72 "OSC2 Keysync SW", //8 73 "OSC1 Wide Tune SW", //9 74 "OSC2 Wide Tune SW", //a 75 "OSC2 Octave", //b 76 "OSC1 Octave", //c 77 "OSC1 Keysync SW", //d 78 "Velocity SW", //e 79 "OSC1 LFO Tune", //f //-----------------------0x50 80 "OSC1 LFO Width", //0x0 81 "OSC2 LFO Tune", //1 82 "OSC2 LFO Width", //2 83 "Mono/Duo/Polly", //3 84 "VCF LFO Volume", //4 85 "VCF Mod Cutoff", //5 86 "LFO Keysplit", //6 87 "VCF LFO cutoff", //7 88 "OSC1 Mod Sel", //8 89 "VCF Mod Sel", //9 90 "VCF Volume", //a 91 "VCF Resonance", //b 92 "OSC Mix", //c 93 "OSC1 Shape", //d 94 "OSC2 Shape", //e 95 "LFO Shape", //f //-----------------------0x60 96 "ENV1 Attack", //0x0 97 "AUX In Gain", //1 98 "", //2 (Won't be dumped) 99 "", //3 (Won't be dumped) 100 "Mod Wheel Mode", //4 101 "", //5 (Won't be dumped) 102 "ENV1 Decay", //6 103 "ENV1 Sustain", //7 104 "ENV1 Release", //8 105 "ENV2 Attack", //9 106 "ENV2 Decay", //a 107 "ENV2 Sustain", //b 108 "ENV2 Release", //c 109 "OSC1 Mod Tune", //d 110 "OSC1 Mod Width", //e 111 "VCF Pole / NoLinear", //f //-----------------------0x70 112 "OSC2 Mod Tune", //0x0 113 "OSC2 Mod Width", //1 114 "Glide", //2 115 "Bend Range", //3 116 "Mod Mode", //4 117 "VCF Keysync", //5 118 "Voice Number", //6 119 "LFO Sync SW", //7 120 "All Notes Off", //8 121 "", //9 122 "", //a 123 "All Notes Off", //b 124 "", //c 125 "", //d 126 "", //e 127 "" //f