NUNOMO QUN
ファームウェア・アップデート手順
Flashダウンロードツールを使用したアップデート手順(Windowsのみ)
- CP210Xのドライバをダウンロードしてインストールしてください。 https://www.silabs.com/products/development-tools/software/usb-to-uart-bridge-vcp-drivers
- Flash download toolをダウンロードします。https://www.espressif.com/en/support/download/other-tools
- USBケーブルをLyratの(ベースボードの)"UART "ポートに接続します。すべてのMIDI接続を外します。(本体の電源はオンにした状態でアップデートを行いますのでUSBケーブルは2本必要になります。1本は電源、1本はUARTポートに接続します)
- デバイスマネージャを開き、USBシリアルポート名を確認します。
- ファームウェアをダウンロードしてください。
https://github.com/raspy135/Qun-synthesizer/tree/master/firmware
- Lyratボードの "Boot "ボタンと "RST "ボタンを押し続け、"RST "ボタンだけを離してから "Boot "ボタンを離します。これでファームウェアのアップロードモードになります(この動作をした時の本体のディスプレイの表記の変化はありません)。
- Flash download toolを実行します。ESP32ダウンロードツールを選択します。スクリーンショットを見ながらパラメータを入力してください。0x230000は非常に重要な番号(ファームウェアの開始アドレス)です
- STARTを押してプログラムを書き込みします。
- RSTボタンを押してボードを再起動します。ブートメッセージにファームウェアのバージョンが表示されているはずです。
- Flash download toolを使ったファームウェアアップデートの手順を簡単に動画にしましたのでご参照ください。
esptool(Mac OS X、Linux、Windows)を使用してアップデートする手順
Mac OS Xでのファームウェア・アップデートはTerminal(ターミナル)でコマンドを打ち込む形式になるので少し難しいです。Windows環境があるかたは、上記のFlashダウンロードツールでのアップデートが簡単かと思います。
インストールには以下が必要になります。2番(esptool)と3番(Python)のインストールは個々に行うこともできますが、インストールを自動化してくれる"Homebrew"という便利なプログラムがあるのでこれを使って説明します。
1. CP210X driver -- ポート の認識に必要なドライバ
2, esptool.py -- ファームウェアインストールに必要(書き込みソフト)
3, Python -- esptool.py が動く為に必要 ソフトはQunのファームウェア以外は何もダウンロードしなくても、Homebrewが勝手にダウンロードしてくれます。
1、まず最初にCP210Xのドライバをダウンロードしてインストールしてください。
https://www.silabs.com/products/development-tools/software/usb-to-uart-bridge-vcp-driver
2、OS XでHomebrew(https://brew.sh/)を使用するとインストールをシンプルに実行できます。esptoolsやpythonを個別にインストールでききる方はHomebrewを使用しなくても大丈夫です。MACのターミナル(terminal)アプリを開きます。
ターミナルはこれ!↓
ターミナルを開いたら、次のコマンドを打ち込みます。
$ /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)
ここでパスワードを聞かれるので、ご自分のmacのパスワードを入力してください。
次に以下のコマンドを打ち込みます。
$ brew install esptool
************
ターミナルの操作が初めての方は、ここまででも何のことやら!と思う方もいらっしゃると思います。
そんな方は以下の動画を見ながら、見よう見まねでやってみてください。
一部表示が異なるところがあると思いますが(もちろんユーザー名はあなたのmacのユーザー名に置き換えてください!)大まかな流れがわかると思います。
3、USBケーブルをLyratの(ベースボードの)"UART "ポートに接続します。すべてのMIDI接続を外します。(本体の電源はオンにした状態でアップデートを行いますのでUSBケーブルは2本必要になります。1本は電源、1本はUARTポートに接続します)
4、Mac OS Xのターミナルにコマンドを打ち込んでUSBシリアルポートが使用可能であることを確認します。たとえば、/dev/cu.SLAB_USBtoUARTのような表記です。 Linuxの場合、/ dev / ttyUSB0、 Windowsの場合COM4のような名称になると思います。
$ ls /dev/cu.*
その結果、/dev/cu.SLAB_USBtoUARTのような表記が見つけられればOKです。
もし見つからない場合にはCP210X driverのドライバーがうまくインストールされていないかもしれません。
またUSBケーブルの不具合も考えられます。ハブなども介さず直接MACと接続することをお勧めします。
5、インストールするファームウェアをダウンロードします。
インストール先はデフォルトのダウンロードフォルダが望ましいです。
https://github.com/raspy135/Qun-synthesizer/tree/master/firmware
6、Lyratボードの "Boot "ボタンと "RST "ボタンを押し続け、"RST "ボタンだけを離してから "Boot "ボタンを離します。これでファームウェアのアップロードモードになります(この動作をした時の本体のディスプレイの表記の変化はありません)。
7、以下のコマンドを実行します。 0x230000という数値は非常に重要です。 他の数字は入れないでください。 そうしないと、保存されているプリセットやライセンス情報など、他の重要なデータが壊れます。
esptool.py --port /dev/cu.SLAB_USBtoUART write_flash 0x230000 /Users/[user_name]/Downloads/
上記の例ではv161つまりバージョン1.61をインストールしようとしてます。
インストールしようとしているバージョンに応じて書き換えてください。
[user_name]に部分にはあなたのマックのuser nameを記入します。
ファイルがダウンロードファイルに保存されていることを想定しています。
例えばユーザー名が Aiueo の場合で、バージョン2.00をインストールする場合は、
esptool.py --port /dev/cu.SLAB_USBtoUART write_flash 0x230000 /Users/Aiueo/Downloads/qun_v200.bin
となります。もちろんDownloadsフォルダーでない場所にインストールした場合は、上記の限りではないため適宜変更が必要です。
最後にキーボードのENTERを押します
8、Connecting......____の表示でアップロードが始まらない場合は、QUN本体がアップロード待機状態でないと思われます。項目の6番をもう一度試してください。
9、RSTボタンを押してボードを再起動します。ブートメッセージにファームウェアのバージョンが表示されているはずです。
Release history
v2.0 beta
- ルーパーはマルチトラック(3トラック)+コピー&ペーストバッファになりました
- ミキサーサブモードが追加されました。 出力をパンすることができます(ステレオ)。
- ルーパー信号はAUXLにルーティングできるようになりました
- アルペジエーターロジックを修正
- Keysyncが削除されました
- サウンドエンジンの最適化
v1.70
- ウェーブフォールディングが追加され(VCF /ボタン7)、OSC1バイパスがUIから削除されました。
- モード表示がアイコンになりました
v1.66
- Seq tune : キーがCでない場合、MIDIキーボードの入力結果はより予測可能になりました
v1.65
- バグ修正:トーンの保存/ロード時にシステムがクラッシュする可能性がありました。
V1.64
- 2基めのフィルターが追加されました。2 poleフィルターが選択されている時に機能します。
- スィング(シャッフル)機能をシーケンサーが追加されました。
V1.63
- VCFカットオフ用の14ビットMIDIを内部的に送信し、OSCを調整してトランジションを改善します(14ビットMIDIコントローラーがある場合は、外部コントローラーでも実行できます)。
- 全てのパラメータに対してより滑らかなダイヤル・トランジションを実現。
- 保存時にプリセットに名前をつけられるようになりました。
- 表示の改善。
V1.62
- VCFレンジを改善。
V1.61
- LFOが極めて低い値の時の不具合の修正。
V1.60
- sticky_modeボタンで追加されたヘルプメッセージ。 ドーターボードのMODEボタンを押すと、サブモードリストが表示されます。
- 動作の変更:シーケンサーデータがトーンプリセットとペアになりました。
- シーケンサーデータの保存ボタン(Seqバンクメニュー)が削除されました。 8つのシーケンサーバンクが利用可能です。
- シーケンサーのデータは、プリセットを保存すると保存されます(Set:Save Bnk1-4)。
- プリセットが読み込まれると、シーケンサーデータが読み込まれます(Set:Load Bnk1-4)。
- この変更により、以前に保存されたシーケンサーデータは消去されます。
- シーケンサーの数は8以上に設定することが出来るようになりました。8以上に設定すると、次のバンクが再生されます。 (バンク1で16に設定すると、バンク1とバンク2が接続されます)
- シーケンサーバンクデータは、Seqバンクメニューでクリア(初期化)できます。 Seqバンクモードでは、ボタンを押しながらダイヤルを回すと、コピーモードになります。 バンクをクリアするには、「クリア」を選択します。
- シーケンサーはSeqバンクサブモードからstart / stop できます。 ボタン1〜8のいずれかのボタンを長押しすると、再生または停止します。
- Granularサブモードでは、サウンドエンジンはオフになりません。
- タッチボタンの不具合修正
- ダイヤルのリニアリティの問題を修正しました
- ポール・ノンリニアーの問題を修正
- VCFの低域レスポンスの改善
v1.51
- ボタン調整モードのtypoミスを修正。
v1.50
- バッテリー動作のためのいくつかのコードを追加。 バッテリーの動作はまだテスト中です。 ドキュメントは、テストが終了すると更新されます。
- バッテリー動作をサポートするためにUIコードが書き直されました。 ほとんどのデバイスで機能するはずですが、ボタンの認識に問題がある場合は、ボタン調整ウィザードを実行してください(詳細はマニュアルを確認してください)。 引き続き問題が発生する場合は、info @ nunomo.comにお問い合わせください
- サスペンド:デバイスは、LyraTボードのモードボタンを長押し(4秒)するとサスペンドモードになります。 RSTを押して再開します。
- BLE MIDIのオン/オフ:「play」ボタンを長押しすると、BLE MIDIをオフにできます。 変更は再起動するまで適用されません。 バッテリー駆動時に消費電力を抑えます。
- バグ修正:ステータスのMIDI処理を実行する際のバグ修正。 MIDIクロックでMIDI入力の問題が発生している場合は、問題を解決できる可能性があります。
v1.47
- 新機能:Seqチューンモードのときに、MIDIキーボードでシーケンサーのチューンをステップ録音できるようになりました。 ステップインデックスボタン1から8を押している間、MIDIキーボードからノートを演奏します。 ステップのメモが記録されます。
- バグ修正:シーケンサーに関連するいくつかのバグ修正。 (スケールクオンタイズ、キーシフト、BPMなど)
v1.46beta
- 動作の変更:シーケンサーモードで、ノートの幅(長さ)が次のノートに触れるのに十分長い場合、スラーまたはタイになります。 EGは再トリガーされません。
v1.45 beta
- バグ修正:オーディオレコードの保存領域が重複していた問題を修正。
- タイムシフトのアルゴリズムがわずかに改善されました。
v1.44 beta
- バグ修正:一時的なMIDIオーバーライドのバグ修正
v1.43 beta
-
バグ修正:SysExメッセージをスキップするバグ修正
-
バグ修正:細かいバグを修正
v1.42 beta
- エンベロープジェネレーターのパラメータが即座に変更されるようになりました。例えばディケイの変更は、従来では次のトリガーから変更されていましたが、今演奏されているノートに即影響するように変更されました。
- MIDIランニングステータスのデコード問題を修正
v1.41 beta
- タイムストレッチングの品質の改善
- 細かなバグの修正
v1.40 beta
ベータバージョンです。新機能の詳細は変更になる場合があります。
- 新機能: テンポラリーでMIDI CCを上書きできるようになりました。どのMIDI CCでもアサインでき便利です。
- 新機能 : グラニュラー・シンセシス・エンジン
- MIDI channel 1 メッセージがグローバル・チャンネル・メッセージになりました。
v1.32
- ライン入力のボリュームを修正しました。
v1.31
- 常にMIDI ch1をグローバルチャンネルとして受信するようになりました。
- バグ修正: AUX L チャンネルが AUX Rになっていたのを修正
v1.30
バグ修正。AUXチャンネルのスワップを解消
Buf 修正。SYNC IN が正しく動作するよう修正
新機能:再生モードの時に "Rec "と "Mode "ボタンを押すとシーケンサーのバンクを変更できるようになりました。
新機能:シーケンサのバンクをコピーできるようになりました。シーケンサーバンクサブモードでシーケンサーバンクをコピーできるようになりました。詳細はマニュアルを参照してください。
v1.28
バグフィックス。ラインスルーモードとポリフォニックモードの入力音量を修正しました。
v1.27
バグフィックス。v1.25の修正に伴い、一部のUIの不具合を修正しました。v1.25をお使いの方はアップデートをお願いします。
v1.26
エフェクトタイプの値をmax(127)に設定するとシステムがクラッシュする不具合を修正
v1.25
MIDI受信チャンネルの不具合を修正しました。(MIDI受信チャンネルが1以上の場合、ダイヤルで値を変更できない)
v1.23
ADCボタンのロジックをロールバック。ボタンの認識に問題がない限り、v1.22からのアップデートは必要ありません。
v1.22
安定性の向上
v1.21
極端な設定で発生する可能性のあるグリッチを軽減するための小さなパフォーマンス改善
安定性の向上
V1.20
ノンリニアフィルタの特性を若干変更しました。
パルス幅のトランジションを改善しました。
V1.10
フィルタの応答レスポンスを改善しました。
ADCボタンのロジックの更新、異常値を持つ特定のLyratボードにのみ影響を受けます。
V1.01
安定性を改善しました。