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カート 0

robaux "3PT" 日本語マニュアル

マニュアル

Bienvenue dans le tripot!

Robaux 3PTは、3チャンネル&マルチモードのCV(コントロール・ボルテージ)ジェネレーターです。

トリプルリング形状の電圧インジケーターを備えたハンディなビッグノブにより、モジュールを理想的なパフォーマンスツールとして使用できます。このセンターノブを使用する代わりに、CV入力を使用して3PTをコントロールすることも可能です。

モジュールは7つの異なるモードに設定できます!これらには、パフォーマンスツール、コードジェネレーター、ランダムジェネレーター、クォンタイザー、シーケンサー、LFOなどが含まれており、モードごとにプロフェッショナルな完成度と精度での演奏を可能にします。

3PTは、1つのモジュールに豊富なモードのセットを包括し、さらにパフォーマンス性に優れたクリエイティブなツールです。モードは右上のモードボタン(A)を押すことでトグルで切り替えすることができます。リング状のディスプレイの光り方によって現在のモードを視覚的に認識できます。

 

Installation

Robaux 3PT ユーロラックモジュールは ±12Vの電源(2x5ピンコネクタ)で接続します。リボンケーブルの赤いストリップ(-12V側)は、ボードの「赤いストライプ」マークと同じ側に合わせる必要があります。モジュールの消費電流は約20mA+ 12Vレールから(+ 12V)です。逆極性など正しく電源接続されなかった事による製品の保証はありません。必ずよくご確認の上で本機を電源に接続してください。



Specsheet

  • 入力:1×CVイン(unipolar 5V)
  • 出力:3×CVアウト(unipolar 5V)

 

  • インターフェース:

3×円状のLEDディスプレイ
1×プッシュボタン
1×ビッグノブ
9×トリムノブ

  • サイズ:10HP(32mm Deep)
  • 消費電力:15mA (+12V)

 



Modes

*各モードの詳細に記載されている各ノブやスイッチなどのアルファベット表記は、以下のイラスト共通です。

モードを変更するには右上のAボタンを押します。ディスプレイのD,E,Fの光のラインの形状によって現在のモードを視認できます。
以下のモード説明では、それぞれの項にモードを視認するためのイラストがあります。


Tripot

3PTのTripotモードを利用すれば、1つのビッグノブの操作だけでユーロラック・モジュラーの3つのパラメーターを制御できます。これはライブパフォーマンスで大きな効果があります。ビッグノブで設定される電圧は、チャンネルごとに0Vから5V、5Vから0V、またはその間で個別に設定することが可能です。さらにオフセットパラメーターを使用すると、ビッグノブの変更に対してどのように反応するかを細かく設定できます。それらの設定はチャンネルごとにパネルのリング状のディスプレイに表示され視覚的にも確認できます。

もちろんビッグノブを操作する代わりに、外部CVソースからコントロールする事も可能です。


LFO

LFOモードでは、モジュールをトリプルモジュレーションの低周波オシレーターとして利用できます。ビッグノブはメインとなる周波数を設定します。各チャネルには調整可能なマルチプライヤーが用意されています。サイン波、三角波、鋸歯状、矩形波の間でシームレスにクロスフェードします。さらに下段のノブはスルーリミッターを調整できるため波形を滑らかにシェイプして、例えば、ピッチのグライド(ポルタメント)などに利用できます。

もちろんビッグノブで操作する代わりに、CV入力端子に接続した外部からの信号によってコントロールすることもできます。

*(注意)LFOの出力はユニポーラであることに注意してください。


Chord Progression

コードプログレッション・モードでは、最適化されたトライアドのCV値を出力できます。CVキーボードなどに接続したり、チューニングされたオシレータを鳴らして調和のとれたコードプレイを可能にします。ルートノートをCからBの間で選択し、モードをメジャー/マイナーで設定可能です。7つのマッチングコードは、オクターブの白鍵に配置されます。バリエーションコントロールノブを使用すると、ノートのコードバリエーション広げることができます。チャンネルごとに、ノートをオクターブ内でクオンタイズするかどうかを設定したり(Note Compress)、オフセット(Note Offset)を設定して、アトーナルなコードを生成したりもできます。


Quantizer

クオンタイザーモードでは、最大25の異なるスケールで入力ノートをクオンタイズできます。各チャネル毎に、異なるルートキーとスケールを使用できます。個々のスケールは5つのバンクに分かれており、各バンクには5つの異なるスケールがあります。チャンネル3からは(CH1の)ゲート信号を出力できます。チャンネル3からゲート信号を出力したい場合には、トリマー1(I)を時計回りに回し切ってください。 クオンタイズされたノートが前のノートと異なる場合に、チャンネル3からゲート信号が出力されます。

各バンクごとのスケールの詳細は以下の通りです。

# Bank 1
1. Chromatic
2. Major Pentatonic
3. Minor Pentatonic
4. Major Blues
5. Minor Blues

# Bank 2
1. Wholetone
2. Diminish
3. Combination Diminish
4. Ionian
5. Dorian

# Bank 3
1. Phrygian
2. Lydian
3. Mixolydian
4. Aeolian
5. Locrian

# Bank 4
1. Raga Bhairav
2. Raga Gamanasrama
3. Raga Todi
4. Spanish Scale
5. Gypsy Scale

# Bank 5
1. Arabian Scale
2. Egyptian Scale
3. Hawaiian Scale
4. Bali Island Pelog
5. Japanese

 

Random Generator

3PTをランダムジェネレーターとして利用できるモードです。
トリガー信号を入力することで、3つの異なるランダムボルテージがジェネレートされます。チャネルごとに最小および最大のランダム電圧値を設定できます。電圧はリニアーまたは、クロマチック、メジャー、マイナーのスケールノートとして出力することが可能です。


Sequencer


モジュールをステップシーケンサーとして利用するモードです。クロックソースやトリガーを接続することで、最大8ステップのシーケンスされたCV信号を出力します。

1番目のトリムノブ(左上のG)から、G-H-I-L-O-N-M-Jと時計回りに円状に8ステップ分のノート値を設定できます。中央のノブ(K)はシーケンスの長さを決定します(最大ポジションで8ステップ)。シーケンサーは、チャンネル1にリニアーな電圧を出力します。 電圧はチャンネル2と3にもクロマチックで出力されますが、ステップ数を減らしていくと、チャンネル3からは異なるバリエーションのシーケンスが出力できます。



Euclidean Rhythm

ユークリッドリズムのジェネレーターとして利用する事ができるモードです。CV入力にクロックソースを入力することで、各チャンネルから異なるトリガー信号を出力します。チャンネル毎に「シーケンスの長さ」と「パルスの回数」を定義でき、さらに「オフセット」も設定できるため、あらゆるバリエーションのリズムパターンを構築することが可能です。

 

 

 

 

 

Calibration

CVシーケンサー、クオンタイザー、コードシーケンサーを使う際に正確なCV出力のピッチ調整するためのキャブレーション方法です。

Beatsvilleで出荷しているものは全てキャブレーション済みですので、この手順を行わずしてそのままの状態でモジュールをお使いになれます)

キャブレーションを行う際に、3PTの他にVCOモジュールとチューナーが必要になります。
VCOモジュールは1v/octでCV入力があり、正弦波などシンプルな波形を出力できる標準的なものをお使いください。

① まずはじめに、本体裏面にある3つのトリマーを時計回りに廻し切り、モジュールの電源を入れ、少しの間モジュールをウォームアップします。
ウォームアップしている間にVCOモジュールのシンプルな波形が出せる出力からチューナーにケーブルをつなぎ、ピッチをC1に合わせます。
この時点では3PTとVCOモジュールにはまだケーブルを差さないでください。


② 3PTの”G”,”H”,”I”のノブを反時計回りにすべて回し、モードボタン”A”を長押しします。
するとLEDインジケータが点滅状態になります。これでキャブレーションモードに入ります。


③ ”B”のノブを時計回りに廻し切ります。この時点で3PTの”P”の出力からVCOモジュールの1V/oct入力にケーブルで繋ぎます。

④ ”B”のノブを時計回りに廻し切った状態で、チューナーを見ながら”G”のノブをすこしづつ廻しながらC5にピッチを合わせます。

⑤ ピッチを合わせたら、”B”のノブを半時計回りに廻しながらチューナーでを見ながら、C4→C3→C2とオクターブで段階的に変わり、ツマミ廻し切るとC1になれば、ピッチの調整は成功です。ここで全部のキャブレーションが終わるまで”G”のノブは触れないようにしてください。

⑥ ③〜⑤の手順を”H”のツマミなら”Q"の出力、”I”のツマミなら”R"の出力、というように同じ手順でピッチ調整を行います。
ここでも同じく、一度調整したノブは触れないようにしてください。


⑦3つのCV出力の調整が終わったら、モードボタン”A”を押しキャブレーションモードは終了します。


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